皆さん、こんにちは。川崎フロンターレの武田でございます。日頃より熱い声援と、大きなご支援を賜りまして、本当にありがとうございます。
また、ホームに限らずアウェイ。どんなときでも大きな熱い声援で私達を支え、励まし、鼓舞していただいておりますファン・サポーターの皆さんには、本当に心からの御礼と感謝を申し上げたいと思います。また、今日もこのようなたくさんの皆さんにおいでいただきまして、本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。
それからまた今日の会にあたりましてですね、この会場、前田ホールを提供していただきました洗足学園の皆様方、それから先ほどから素晴らしい演奏を見せて頂いている洗足学園音楽大学の生徒の皆さん。それから先生方にも心から御礼と感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。ここから着座で話させていただきたいと思います。
さて昨シーズンを振り返りますと、リーグ戦は一昨年から順位を上げたとは言え8位という成績でございました。またナビスコカップは予選で敗退。それから天皇杯についても4回戦で敗退ということで、低調な成績だったなと思います。そういう意味で、我々を支えてくださっています皆さんのご期待に応えられず、大変申し訳ないと忸怩たる思いです。
ただリーグ戦の終盤から非常に点が取れるようになりましたし、勝ちを拾うことができるようになりました。これは今シーズンに向けて非常に明るい話題であると、私は非常に期待しておるところでございます。
次に今シーズンのことでございまいすが、まず後ろに控えている新入団の選手でございますけれども、トップ、中盤、ディフェンスとそれぞれのポジションにおいて、素晴らしい実力の持ち主の選手たちに加わってもらいました。
それからもうひとつは、昨年、一昨年と非常にケガが多かったわけですけれども、このケガを防止する、ケガをしない体づくりをするという意味で西本さんというトレーニングコーチをお招きしました。選手、トレーニングコーチともども非常に頼もしい、心強い限りであります。
次にチームの目標でございますけれども、昨年は前年の成績に引きずられることなく心を新たにしていけば優勝できるだろうということから優勝という目標を掲げておりました。しかしながら結果を見ますと、目標としては少し強引だったかなということで、私自身も反省しておるところです。今年につきましては足元を見つつ、少なくともACL圏内に入る、そういう目標を掲げたいという風に思います。しかしながら、ただ単に3位に入ればいいんだと決めているわけではありません。やはり戦うにあたっては優勝、タイトルを獲るということを目標に。タイトルに向かって全身全霊を捧げて、総力を掲げて戦っていく所存です。どうかよろしくお願いいたします。
先週17日の日からチームがスタートしたわけでございますが、スタートに当たりましてもぜひタイトルを取ろうということ。そのために勝とうと。勝つという気持ちをずっと持ち続けて戦っていこうじゃないかと。そしてシーズンの最後には我々も笑いをもって迎えたいし、こうやって支えていただいていますファン・サポーター・スポンサーのみなさまのご期待にしっかり応えられるような結果を出していこうじゃないかと、クラブ全員がそれを誓ったばかりでございます。
次に今シーズンのキャッチフレーズについて申し上げます。アルファベットでW・I・N・G、ウィング。ということにいたしました。これは文字どおり翼という意味もありますが、もうひとつは勝つという意味のwin。このwinを継続していこうという意味のing。Winとingを合わせた言葉としてwingとしております。言わんとするとことは、まずは勝ち続けていくぞという強い意志と決意でありまして、そして翼を広げてもっともっと高いところへ行くぞという意気込みを表したものであります。今申し上げたこのwing、これを心に刻みまして、wingにたがわない結果を必ずや出していこうという強い決意をもって臨んでいきたいと思います。
それから、次に等々力競技場の件でございますけれども、先程も阿部市長さんからありましたが、昨年の12月から改築の工事に入っております。2年間、皆様にはご不便をおかけすることになると思いますけれども、2015年には本当に素晴らしいメインスタンドができあがります。どうかそれまではご理解とご協力の程をよろしくお願いしたいと思います。
次に日程のことについてお話をしたいなと思うんですが、3月の第1週がリーグとしての開幕。私達はアウェイから入ります。第2節がホームとなりますけれども、これは等々力の仮設スタンドがまだ間に合わないということがありまして、国立競技場で開催させていただきます。
第3節がアウェイで、次に20日の日になりますけれども、この日はナビスコの予選が入りまして、これもアウェイです。そして第4節、ここで初めて等々力でホームを迎えることになります。開幕戦のアウェイの対戦相手については、もうすでに新聞やネットで出ていますので、みなさんすでに知るところだと思いますので、あえて申し上げません。本当はですね、22日の夕方に1節2節の発表があるはずだったのですけれども、どういうことか、誰が漏らしたのか、すっぱ抜かれてしまいまして、私は今日の会で何か言おうと頭の中で考えて楽しみにしていたのですが、残念ながらこういう事になってしまいましたので割愛させて頂きます。次にですね、6月でございますけれども、今年はコンフェデレーションズカップがある関係で、6月は中断期に入ります。このお休みを利用してベトナムに遠征しようかなということを考えています。詳細については決まり次第、皆さんにお知らせいたしますけれども、アウェイ応援ツアーを企画したいという風に思っていますので、ぜひ参加していただければ嬉しいなと思う次第であります。
また我々がいつもやっている地域密着活動、あるいは被災地支援活動についても従来どおり進めて参ります。地域密着活動の一環として、駅の発車ベルをなんとかフロンターレの応援ソングにできないかということで、ずっと東急さんとJRさんにお願いをしてまいりました。その結果、東横線の武蔵小杉駅と新丸子駅につきましては、昨年の12月6日から応援ソングに変えていただいています。また今月の24日からはですね、武蔵中原駅が応援ソングになります。こういうことで等々力競技場の最寄り3駅が、発車ベルの代わりに応援ソングになるわけでございますけれども、3駅がこうなっているのはJリーグとしては初めてでして、浦和さんが2駅でございまして、それを超えたわけでございます。聞いていただくと分かるんですけれども、非常に心地よくて明るいメロディなんですね。ひょっとすると聞き流してしまう可能性があるので、この3駅に行ったときはしっかりと耳をそばだてて聞いていただきたいなと。聞いた上で乗る、聞いた上で改札を出ると、こうしていただけると大変結構だと思います。
結びになりますけれども、今シーズンはなんとしてもみなさんの期待に応えられるような結果を出して、皆さんとともに翼を羽ばたかせて高いところに上がりたいと、本当に心から念じております。そして今年は全然引っかかりませんでした川崎の10大ニュースのトップに取り上げられるよう頑張って参りたいと思います。皆様の熱い、本当に大きなご声援を今シーズンもよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。