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フロンターレOBが熱く語り下ろし!OB'sコラム

川崎フロンターレ主催のサッカースクール

コーチのお仕事

2007年12月20日(木)

GKスクール

text by GKコーチ 楠本晃義  

2007年のGKスクールも12月6日で終わってしまいました。そこで、今年1年間を振り返ってみたいと思います。

8名からスタートしたGKスクールも今では、なんと26名!!9月から5年生の入会が可能になったということもありますが、最初から比べると約3倍!!保護者の方からも、「えぇ〜、あそこにいるのは皆GKですか!?」とビックリされるようになってきました。

でも、ビックリするのは人数だけではないですよ。一番驚くのは、子供たちの成長。それは、人としての成長とGKとしての成長。

まずは、グラウンドに来たときの挨拶が一番変わったんですよ!「澤村コーチこんにちは〜」、「楠本コーチこんにちは〜」。その挨拶がとっても気持ちが良いんです。そういったことが当たり前のようにできるようになってからは、GKとしてゴール前に立ったときの雰囲気も全然違うんですよ。初めは、黙ってゴール前に立ち、黙々とシュートを防いでいた選手が、今では、「もっとボールに寄せろ!」、「しっかりマークにつけ!」とDFの選手に声をかけ、シュートを打たせないようにしてるんですよ。飛んできたボールを防ぐのもナイスキーパーかも知れませんが、ボールが飛んでこないようにしたら、もっと『ナイスキーパー』じゃないですか?

私たちGKコーチが常に考えていることは、グラウンドでの1時間20分で何か1つ刺激を与えるようにしているんです。それが、GKの技術的なことでもいいですし、人としてのことでもいい。ようは、残りの22時間40分の生活で、コーチが話したことが、何らかのきっかけになってくれるといいなぁ思うんです。

「あのグラウンドに行けば、自分は変われる」、「コーチは今日、どんなことを言うんだろう〜?」。これからもそんな、皆にとって“わくわく”する空間にしていきたいですね!

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