ゲーム記録・速報
対戦内容
- ACL
- 2007シーズン
- 準々決勝
- vs.セパハン
日時:2007年09月26日(水)19:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場
2007 ACL 準々決勝 vs.セパハン:開催データ | |||||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
13,507人 | 曇、弱風 | 22.9℃ | 56% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
Lai Boon Teck | Al Fadhli Saad Kameel | Marad Yaser Ahmad | Al-Rhbian Fuad | Al-Enezi Atallah Jatli | 大高 常勝 |
川崎フロンターレ[ホーム] | チーム | [アウェイ]セパハン |
0 |
0 前半 0 |
0 |
関塚 隆 | 監督 | Bonacic Luka(ルカ・ボナチッチ) |
─ > ─ | 勝点 | ─ > ─ |
得点者 |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||||||
45 | 90 | 延 前 | 延 後 | 計 | 計 | 延 後 | 延 前 | 90 | 45 | |||||
川島 永嗣 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | Mohammadi Shah Abadi Abbas(モハマディ) |
箕輪 義信 | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | DF | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | Azizzadeh Targhi Hamid(アジザーデ) |
寺田 周平 | 13 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | Aghily Anvar Seyed Hadi(アギリー) | |
伊藤 宏樹 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 8 | Benkar Mohsen(ベンガール) | |
森 勇介 | 19 | 0 | 1 | 1 | MF | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | Navidkia Moharram(ナビドキア) | ||
中村 憲剛 | 14 | 4 | 1 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | Akbari Kelishadi Jalal(アクバリ) | ||
谷口 博之 | 29 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0 | 11 | Kazemi Hossein(カゼミ) | |||
村上 和弘 | 26 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 12 | Labed Abdul Wahab(アヴドゥル) | |
マギヌン | 11 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 21 | Mirgeloui Bayat Saeid(ミルゲルイ・バヤト) | |
2 | 1 | 1 | 28 | Hajysafi Ehsan(ハジサフィ) | ||||||||||
鄭 大世 | 16 | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 | FW | 1 | 0 | 1 | 20 | idha Emad(エマド・リタ) | ||
ジュニーニョ | 10 | 3 | 2 | 0 | 0 | 5 | ||||||||
GK/相澤 貴志 | 21 | SUB | 22 | GK/Savari Mohammad(サヴァーリ) | ||||||||||
DF/佐原 秀樹 | 3 | 17 | DF/Mujiri Jaba(ムジリ) | |||||||||||
DF/井川 祐輔 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | MF/Baharadorani Farshad(バハドラニ) | ||||
MF/河村 崇大 | 6 | 9 | MF/Jafari Raraei Hadi(ジャファリ・ララエイ) | |||||||||||
MF/落合 正幸 | 17 | 1 | 0 | 0 | 1 | 10 | MF/Zad Mahmoud Hojatolah(ザドマフムード) | |||||||
MF/養父 雄仁 | 20 | 18 | MF/Hamidi Mohsen(ハミディ) | |||||||||||
MF/大橋 正博 | 24 | 0 | 0 | 0 | 19 | MF/Radi Amir(ラディ) | ||||||||
FW/久木野 聡 | 23 | 0 | 0 | 0 | 0 | 25 | MF/Lovinian Ebrahim(ロビニアン) | |||||||
FW/黒津 勝 | 7 | 30 | MF/Papi Hossein(パピ) | |||||||||||
FW/我那覇 和樹 | 9 | 0 | 0 | 13 | FW/Karimi Sibaki Mahmoud |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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|
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[得点経過の記号の意味]〜:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
番 号 |
キッカー | 正 否 |
PK戦 | 正 否 |
キッカー | 番 号 |
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10 | ジュニーニョ | ○ | ○ | Aghily Anvar Seyed Hadi(アギリー) | 5 | |
9 | 我那覇 和樹 | ○ | ○ | Navidkia Moharram(ナビドキア) | 4 | |
24 | 大橋 正博 | ○ | ○ | Labed Abdul Wahab(アヴドゥル) | 12 | |
29 | 谷口 博之 | × | ○ | Baharadorani Farshad(バハドラニ) | 7 | |
13 | 寺田 周平 | ○ | ○ | Akbari Kelishadi Jalal(アクバリ) | 6 |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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19 森 勇介 | → | 4 井川 祐輔 | 74 | 68 | 25 Lovinian Ebrahim(ロビニアン) | ← | 11 Kazemi Hossein(カゼミ) | |
14 中村 憲剛 | → | 24 大橋 正博 | 95 | 70 | 18 Hamidi Mohsen(ハミディ) | ← | 20 idha Emad(エマド・リタ) | |
16 鄭 大世 | → | 9 我那覇 和樹 | 106 | 91 | 9 Jafari Raraei Hadi(ジャファリ・ララエイ) | ← | 28 Hajysafi Ehsan(ハジサフィ) |
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 注2:*はハーフタイムなどのインターバル中、あるいはPK戦中を意味する。 |
- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
ACLノックアウトステージ準決勝第2戦、セパハンとの大一番。第1戦は0-0のドロー。この結果、フロンターレが準決勝に進出するためには、今日のホームゲームでの勝利が条件となった。0-0の場合は延長戦、それでも決着がつかない場合はPK戦となる。平日夜のゲームながら、たくさんの観客が等々力陸上競技場にかけつけた。19:00キックオフ。
2分、フロンターレのコーナーキック。ショートコーナーからこぼれ球をテセが拾い、左サイド深い位置からシュート性の折り返しを入れるが、GKに止められる。4分、中村がテセとワンツー。ミドルシュートを放つがゴール右へと外れる。セパハンも反撃。連続コーナーキックを取りフロンターレゴールに迫る。7分、コーナーキックのこぼれ球をエマド・リダに押し込まれるが、これはオフサイドの判定。8分、フロンターレの攻撃。ボールを回しながらセパハン陣内へと押し込み、中村が左足でミドルシュート。しかし、これはGKにはじかれゴールならず。13分、セパハンの攻撃をしのいで中村のロングパスからカウンターへ。テセが一人で粘りシュートに持ち込むが、これはGK正面。14分、セパハンのリスタートからの攻撃。アジザデフに強烈なミドルシュートを打たれるが、GK川島がパンチングでしのぐ。立ち上がりから積極的に攻め込むものの、ゴールが奪えないフロンターレ。22分、伊藤→テセ→ジュニーニョとパスがつながり、ジュニーニョがミドルシュートを狙うが、ゴール上へと外れる。セパハンは堅実に守ってカウンターを狙う。24分、中盤でボールを奪って速攻をかけるセパハン。エマド・リダに持ち込まれてミドルシュートを打たれるが、これはゴール上へ外れてことなきを得る。25分には裏のスペースへのスルーパスを狙われるが、寺田がカバーリングに入る。その流れから逆襲をかけるフロンターレ。ジュニーニョからサイドチェンジのボールが右サイドの森へ。森の折り返しを受けた谷口がミドルシュートを放つが、GKにセーブされチャンスを逃す。35分には、マギヌンからパスを受けた村上が左サイドで勝負を挑み、深い位置から折り返し。ゴール前にジュニーニョが飛び込むが、GKに足でセーブされる。39分、セパハンの攻撃をしのいでカウンターへ。中村のロングパスを受けたジュニーニョがDF3人を抜き去りシュートまで持ち込むが、これもGKにセーブされてしまう。フロンターレが押し気味に試合を進めるも、ゴールを奪うことができず。守備面で危ないシーンはほとんどないが、セパハンは一発のあるチームだけに一瞬たりとも気が抜けない。0-0のまま前半を折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
サイドを効果的に使っていく。相手の裏への動きに注意。落ち着いて正確なプレーを。後半、立ち上がりの集中。
セパハン監督:Bonacic Luka(ルカ・ボナチッチ)
※公式発表なし
後半立ち上がり46分、マギヌンからパスを受けたジュニーニョが個人技を生かして右サイドから連続してシュートを放つが、いずれもセパハンDFにブロックされる。48分には、ジュニーニョがドリブルで持ち込み、パスを受けたテセが左サイドから中央へと切れ込みミドルシュートを放つが、これは威力なくGKキャッチ。53分、右サイドからのコーナーキック。マギヌンからのボールを中村が折り返し、再びファーサイドのマギヌンがゴール前にクロスを入れて押し込むが、シュートまで持ちこめず。54分、中央でパスをつないでテセから左サイドのジュニーニョへ。ジュニーニョのクロスにマギヌンが飛び込むが、目の前でGKにはじかれる。57分、フロンターレの左サイドからのフリーキックのチャンス。中村のキックに箕輪がフリーで頭で合わせるが、このシュートは惜しくもGK正面。依然として攻勢を続けるものの得点を奪うことができないフロンターレ。セパハンは集中力の高いディフェンスを展開しながら、カウンターを狙う。67分、右サイドからフリーキック。中村がサインプレーで右に流してジュニーニョが狙うが、シュートはゴール前を通過。73分、足のつった森に代わって井川が入り、そのまま右サイドへ。74分、リスタートの流れから右サイドで井川→マギヌン→ジュニーニョとつながり、ジュニーニョがシュートを放つが、これもゴール左へ外れてしまう。立て続けにゴールへと迫るものの、フィニッシュをセパハンディフェンスに止められてしまうジリジリとした試合展開が続く。83分、中村のゴール前へのロングパスに井川が追いつき、ゴール右前で折り返し。このボールにテセが走りこむが、セパハンDFに体を入れられシュートはゴール右へと外れる。一方的に攻め込まれながらも、わずかなチャンスから一発を狙うセパハン。88分、左サイドでのボールの奪い合いから、ジャファリがゴール前へクロス。このボールが流れてゴールへ直接向かうが、GK川島がポストに体をぶつけながら気合のセービング。89分、セパハンのコーナーキックをしのいでカウンターへ。中央でパスがつながり、テセがドリブル突破を仕掛けるが、体を張ったセパハンディフェンスに止められる。ロスタイムにセパハンが反撃。フロンターレが攻撃にかかったところでボールを奪いカウンター一閃。2対2の局面を作られるが、コースを切った冷静なディフェンスをかけ、シュートはGK川島正面。90分間で勝負がつかず、試合は延長戦へと突入した。
チーム全員で円陣を組んで、ピッチへと出て行く選手たち。91分、GK川島のロングキックのこぼれ球を井川が拾い、スペースへのボールに中村が走り込み、そのままドリブル。左足でシュートを狙うが、惜しくもゴール左へ外れる。94分、疲れの見える中村に代えて大橋がピッチへ。谷口を中盤の底に置き、マギヌンとのダブル司令塔の布陣に。95分、セパハンの攻撃。セットプレーの流れからフロンターレゴールに迫るが、箕輪とマギヌンが戻りディフェンス。ピンチをしのぐ。その流れからフロンターレがカウンターを仕掛けるが、マギヌンのスルーパスはジュニーニョには届かず。セパハンは時間をゆったりと使いながら試合を進める。ゴール前の接触プレーでアリヒィが頭から出血。約2分間、時計が止まる。その後はお互いに動きがなく、依然として0-0のまま延長前半を折り返した。
延長後半の立ち上がり、テセに代わって我那覇がピッチへ。106分、マギヌンが取られたボールを奪い返してクロスをゴール前へ。このこぼれ球に井川が詰めてミドルシュートを放つが、ゴール上へと外れる。マイボールにすると無理をせずにじっくりとボールを動かすセパハン。7分、我那覇からボールを受けた村上が左サイドからクロスボールをゴール前へ。ファーサイドで井川が頭で折り返し、ゴール前に我那覇が飛び込むがわずかにタイミングが合わず。113分、大橋からパスを受けたマギヌンが左サイドからクロスを入れるが、これもゴール前には合わず。115分にもセパハン陣内でパスをつないで攻勢をかけるものの、DFをかわして大橋が左サイド深い位置から入れたクロスはジュニーニョの頭にわずかにフィットせず。117分、接触プレーでセパハン、アクバリが負傷。時計が止まる。119分に試合が再開。最後のロスタイム。細かくパスをつないで最後は谷口がミドルシュートを放つが、ゴール左へ外れる。結局、両チームともにゴールを奪うことができず、試合は0-0のままタイムアップ。勝負はPK合戦にもつれ込んだ。
ホーム側のエンドでPK戦がスタート。先行はフロンターレ。1番手はジュニーニョ。サポーターの声援を受けながら冷静に右上へと決めてPK成功。セパハン1番手はアヒリィ。フェイントをかけて左にゴールを沈められる。PK成功。フロンターレ2番手は我那覇。GKの揺さぶりに動じずゴール左隅に決めてPK成功。セパハン2番手、ナビドキア。これもGK川島の逆を突いてゴール左に流し込まれる。PK成功。フロンターレ3番手は大橋。おもいきって蹴ったキックはゴール左隅に突き刺さる。PK成功。セパハン3番手はワハブ・ラベド。GK川島の逆を突いてゴール右隅に決める。PK成功。フロンターレ4番手は谷口。GKの動きを見ながら左隅を狙うも、無常にもボールはゴール左にそれてしまう。PK失敗。セパハン4番手はバハドラニ。落ち着いてゴール左に決められる。PK成功。フロンターレ5番手は寺田。外せば敗退が決定するプレッシャーのなか、冷静にゴール右上に決める。PK成功。セパハン5番手はアクバリ。サポーターの祈りもむなしくチップキックを決められ、この瞬間、セパハンの勝利が決定した。(PK4-5)
試合自体はフロンターレが圧倒的に押していたものの、セパハンの粘り強いディフェンスからゴールを奪うことができず。逆にセパハンは忠実にアウェイでの戦い方を実践し、最後のPKで勝利を勝ち取った。フロンターレ初の国際大会は、アジアのベスト8という結果に終わった。
セパハン監督:
Bonacic Luka(ルカ・ボナチッチ)
まず選手達におめでとうと言いたい。美しいサッカーはできなかったが、準決勝に進出できて良かった。神様は私たちの方にいました。ホーム、アウェイと戦ってみて川崎フロンターレが上でした。サッカーはそういうものです。私たちはストライカーを3人連れてくることができずに川崎に来ました。攻撃のできるストライカーがいなくて困っていた。しかし運が良くてPKで勝つことができた。フロンターレは、ホームでもアウェイでもとてもフェアな試合をやっていただいて感謝しています。そういう素晴らしいサッカーができることにもおめでとうと申し上げます。
── 試合を振り返って
みんな最後まで走って守りきったが、自分はPK戦を1本も止められず、個人的には最後の最後のところで仕事ができなかった。それは悔しい。ただ、予選リーグを通じてここまでの戦いは、今年だけではなく今後のチームの経験になる。相手が守備的でカウンターを狙ってきたが、ほとんどピンチはなかった。自分たちが試合の主導権を握っていたが、攻め疲れてしまった部分もあった。でも、最後まで攻撃の姿勢を崩さずに戦えたと思う。2試合とも0で抑えられた。リーグでも最近は無失点はない。ACLの中で良いところもあった。決めきれないところは詰めて行くしかない。全力を出してやった結果がこうなった。
── 試合を振り返って
立ち上がりの守備を気をつけろと言われて入った。それ以外の指示はなかったので、いつも通りのプレーを出せればいいと思っていた。決定的なチャンスは作っているが、あとは何かが足りないんだと思う。ACLは世界と触れ合えるいい機会だった。サッカーが楽しいと実感させてくれる場だった。自分の中でサッカーに対する大きな変化が見えた。
── 試合を振り返って
チャンスを逃したのは大きい。でも、去年2位でACLの出場権を得て、チャンスをもらった。インドネシア、韓国、タイと、アジアの国際試合を経験させてもらった。今日の結果は悔しいが、これからは自分たちの実力でACLの出場権を勝ち取って、しっかりと結果を出せるようなチームになっていきたい。
── 試合を振り返って
自分ができることはやった。結果が出ずに残念。でも、これで終わったわけじゃない。ナビスコカップもあるし、リーグ戦も続く。今度は自分たちの力でACLの出場権を取ってチャレンジしたい。
── 試合を振り返って
第1戦と変わらずチームの勝利のため、そのために戦った。ただ、今日はゴールキーパーのいいセーブもあったし、こちらも決めきれなかった。それがすべて。ただこういう時もある、反省はするが、すぐに次の戦いが続いているから、もう過去の話として切り替えていかないといけない。最後まで応援をしてくれたサポーターのみんなには本当に感謝している。今はナビスコとリーグ戦でいい結果を出すことだけを考えて前向きにやっていきたい。
── 試合を振り返って
残念。こういう結果はサッカーではよくあること。タニの責任じゃないのだから、声をかけることはしなかった。負けたのはチーム全体の責任なのだから。自分たちが勝つ条件はすべて揃っていたのに、勝利を逃してしまった。チャンスにトライしていたが、入らなかった。流れがこちらに向いていなかったのもある。ホームもアウェイも同じファイティングスピリットで気を抜くことなく戦った。アウェイでの試合は長い旅という高い壁を乗り越えて戦った。相手も長い時間をかけて日本にやってきたが、いい試合をやっていた。とくにGK、守備がしっかりしていた。試合に負けるとミスやチームに欠けている部分がフォーカスされてしまうものだ。それは結果論ではあるけれど。もう少し落ち着きがあれば良かったが、試合で負けたので後悔はある。
── 試合を振り返って
最初の10〜15分は積極的に行こうという話はしていました。セパハンもそれはとらえきれない部分があったと思う。後ろは焦れずにうまく攻め込めればと思っていた。向こうは守ってカウンターという頭があったと思う。後は最後のところで決めるだけだった。チャンスを作れていないわけではない。ボールの運び方をチームとして決め切れていない。紙一重のところではあるが。交代してからは、点を取ってくれという、それだけでした。自分が退いた事も情けないと思った。とにかくピッチのみんなに気持ちを伝えるしかなかった。すみませんでした。
── 試合を振り返って
足は痛かったが、最後までいけと言われればやるつもりだった。前半何本もチャンスがあったし、後半も決定機があった。FWの連携も良かったし、120分間、自分たちが圧倒した。でも、なぜか決められなかった。PKは120分間が終わって監督が決めたことだし、チーム全員が認めている選手が蹴った。だから外しても個人の責任じゃないし、ベストを尽くして負けたのなら納得がいく。
── 試合を振り返って
やはり点を取れないときつくなる。タニは今日の試合で一番走っていた。責任はない。自分たちがPKになる前に決めておけばよかっただけのこと。監督からは、相手が1トップで来てて、うちが3バックだと2枚余る形になってしまう。その対応について指示を受けていた。途中で交代することになってしまったが、シュートを打った瞬間に腿裏が張った。まだまだいけると思っていたので、自分でもビックリした。相手が攻めてこなかったので、この試合は負けはないと思っていた。相手は特には恐くなかった。カウンターは取られ方が悪かったら危ない場面もあった。判断ミスが恐かった。もっと突き詰めていかないと。
── 試合を振り返って
交代で出る時に、監督から受けた指示はポジションの事だった。ACLはこれでもう出られないし、切り替えてやるしかない。
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現在の試合状況:
試合終了
更新:08/05/29 11:18
前節終了時の累積警告
1枚 1/川島 永嗣
1枚 13/寺田 周平
1枚 14/中村 憲剛
今節の出場停止
なし
[総評]
本当にJリーグ、日本サッカーの期待に応えられなくて非常に残念に思います。戦い自体は、アウェイの第1戦、そして今日の試合と勝たなきゃいけない戦いだった。それを勝ち切れなかったということで、皆さんの期待に応えられなくて申し訳なかったなという気持ちでいっぱいです。ただ、選手達は最後までこの過密日程の中、精一杯戦ってくれたと思いますし、またそれを支えてくれた多くのサポーターがアウェイでも現地まで来てくれ、今日もサポーターの大声援の元でやれたことに感謝したいと思います。内容についてですが、やはり情報が少ない中で第1戦でだいたい相手の特徴を把握することができた。今日はとにかく相手がどこで仕掛けてくるかということだった。我々は前半立ち上がりから先制点を奪いにいこうと、そして主導権を握りながら戦おうということだった。そして何度となくチャンスがありながらそれを決めきれなかったという試合展開だったのではないでしょうか。この決定力というところは、我々にとって8月からずっとこの流れを変えることができなかった。これから今シーズンの中でも流れを変えて勢いを取り戻していきたい。
[質疑応答]
── 今回対戦したセパハンは優勝の可能性はあると思いますか?
やはりこれは戦いですから、本当に監督のもと一戦一戦統率された戦いを繰り広げていたと思います。しっかりと戦っていけば、チャンスはあると思います。
── PK戦については想定していたか?
とにかくPKになるまでは、チャンスもありましたから、得点を決めたいと思っていました。
── 交代選手について
もっと前で仕掛けたかったというところもありました。ただ、どうしてもアクシデントのことも考えながら、試合も進めていかなければならなかった。内容的にはセパハンさんにリスタートやセットプレーを与えないようにしながら、いかに得点に結びつけるかというところだった。選手達はよくチャンスを作ってくれていたので、最後のフィニッシュの前の部分やフィニッシュでどういうふうにやっていくかということだった。90分で決めたいということもありましたし、また延長の30分のところで相手も交代を早くしていましたし、どこで仕掛けるかということで考えていました。