ゲーム記録・速報
対戦内容
- 天皇杯
- 2009シーズン
- 2回戦
- vs.レノファ山口
日時:2009年10月11日(日)13:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場
2009 天皇杯 2回戦 vs.レノファ山口:開催データ | |||||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
4,855人 | 晴、弱風 | 24.3℃ | 29% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
菊地 秀夫 | 扇谷 健司 | 山崎 裕彦 | 前之園 晴廣 | 蒲谷 卓也 | 大高 常勝 |
川崎フロンターレ[ホーム] | チーム | [アウェイ]レノファ山口 |
6 |
1 前半 1 |
1 |
関塚 隆 | 監督 | 宮成 隆 |
─ > ─ | 勝点 | ─ > ─ |
鄭 大世 22分 |
得点者 |
23分 柏原 渉 |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||
45 | 90 | 計 | 計 | 90 | 45 | |||||
杉山 力裕 | 28 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 1 | 澤野 晃士 |
久木野 聡 | 16 | 2 | 0 | 2 | DF | 0 | 0 | 0 | 5 | 吉次 陽 |
井川 祐輔 | 4 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 吉田 健次郎 | |
菊地 光将 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 伊藤 博幹 | |
村上 和弘 | 26 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 13 | 藤井 仁詩 | |
横山 知伸 | 18 | 1 | 0 | 1 | MF | 1 | 0 | 1 | 14 | 大野 達也 |
谷口 博之 | 29 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 28 | 鈴木 修平 | |
木村 祐志 | 22 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 26 | 福原 康太 | |
0 | 0 | 0 | 11 | 高杉 勇次 | ||||||
鄭 大世 | 9 | 3 | 3 | 6 | FW | 1 | 0 | 1 | 8 | 柏原 渉 |
黒津 勝 | 7 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 9 | 安田 忠臣 | |
レナチーニョ | 34 | 2 | 5 | 7 | ||||||
GK/安藤 駿介 | 27 | SUB | 35 | GK/松永 祐樹 | ||||||
DF/伊藤 宏樹 | 2 | 30 | DF/田中 佑治 | |||||||
DF/薗田 淳 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | MF/石上 大輔 | |||
MF/田坂 祐介 | 6 | 0 | 0 | 19 | MF/佐久間 大樹 | |||||
FW/登里 享平 | 23 | 0 | 0 | 39 | MF/戸高 研太 | |||||
FW/ジュニーニョ | 10 | 1 | 1 | 25 | FW/中川 心平 | |||||
FW/杉浦 恭平 | 24 | 0 | 0 | 29 | FW/兒玉 光史 |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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右CK 22 ↑ 中央 9 ヘディングS |
9 | 鄭 大世 | 22 | 23 | 柏原 渉 | 8 | 中央 14 → 28 ↑ 相手FP こぼれ球 中央 8 ~ 左足S |
|
左CK 22 ↑ 中央 9 ヘディングS |
9 | 鄭 大世 | 46 | |||||
左CK 22 ↑ 中央 7 ヘディング ↑ 9 ヘディングS |
9 | 鄭 大世 | 54 | |||||
左 34 → 左 9 → 34 ~ 中央 ~ 左足S |
34 | レナチーニョ | 59 | |||||
PK 34 右足S |
34 | レナチーニョ | 77 | |||||
中央 4 → 左 23 → 左 26 ~ ↑ 中央 4 ヘディングS |
4 | 井川 祐輔 | 88 | |||||
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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9 鄭 大世 | → | 23 登里 享平 | 65 | 59 | 25 中川 心平 | ← | 11 高杉 勇次 | |
16 久木野 聡 | → | 5 薗田 淳 | 69 | 69 | 10 石上 大輔 | ← | 28 鈴木 修平 | |
22 木村 祐志 | → | 24 杉浦 恭平 | 78 | 85 | 19 佐久間 大樹 | ← | 5 吉次 陽 |
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 |
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- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
日 程 | 対戦 | 会 場 | キックオフ | 入場者数 | 結果 |
2009年 10月10日(土) |
鳥栖 vs 佐賀東 | 佐賀陸 | 13:00 | 4,249人 | 5 - 0 |
G大阪 vs 流経大 | 万博 | 13:00 | 3,090人 | 5 - 2 | |
水戸 vs 福岡大 | ひたちなか | 15:00 | 827人 | 2 - 3 | |
草津 vs 佐川滋 | 群馬サ | 13:00 | 1,604人 | 3 - 1 | |
名古屋 vs 沖縄 | 刈谷 | 13:00 | 2,503人 | 4 - 0 | |
湘南 vs 明治大 | 平塚 | 15:00 | 1,839人 | 0 - 1 | |
京都 vs V那須 | 西京極 | 13:00 | 1,981人 | 4 - 0 | |
2009年 10月11日(日) |
鹿島 vs A高崎 | カシマ | 13:00 | 5,040人 | 1 - 0 |
愛媛 vs 福岡 | ニンスタ | 13:00 | 1,216人 | 2 - 2(PK2-4) | |
神戸 vs 東海大 | ホムスタ | 13:00 | 2,587人 | 5 - 0 | |
柏 vs JEFR | 柏の葉 | 13:00 | 3,432人 | 0 - 0(PK4-2) | |
広島 vs CUPS | コカ広島 | 13:00 | 3,485人 | 5 - 0 | |
V長崎 vs 横浜FM | 長崎県 | 13:00 | 5,017人 | 0 - 4 | |
C大阪 vs 福島U | 長居 | 13:00 | 2,449人 | 1 - 2 | |
富山 vs 岡山 | 富山 | 13:00 | 2,222人 | 0 - 0(PK4-1) | |
F東京 vs K讃岐 | 味スタ | 15:00 | 7,203人 | 4 - 0 | |
ソニー vs 大宮 | 秋田陸 | 13:00 | 681人 | 2 - 4 | |
仙台 vs 金沢 | ユアスタ | 13:00 | 4,429人 | 1 - 0 | |
山雅 vs 浦和 | 松本球 | 13:00 | 14,494人 | 2 - 0 | |
岐阜 vs 栃木 | 長良川 | 13:00 | 2,345人 | 1 - 0 | |
大分 vs 横河 | 大分陸 | 13:00 | 2,645人 | 3 - 3(PK4-3) | |
東京V vs ロック | 西が丘 | 13:00 | 1,696人 | 0 - 1 | |
磐田 vs 高知大 | ヤマハ | 13:00 | 2,355人 | 2 - 0 | |
徳島 vs 鹿体大 | 徳島球 | 15:00 | 946人 | 1 - 3 | |
山形 vs 日文理 | NDスタ | 13:00 | 2,181人 | 2 - 0 | |
奈良C vs 新潟 | 福井テクノ | 13:00 | 3,865人 | 0 - 3 | |
熊本 vs 横浜FC | 熊本 | 19:00 | 3,109人 | 2 - 2(PK2-4) | |
清水 vs 佐川印 | アウスタ | 13:00 | 5,341人 | 2 - 0 | |
札幌 vs G鳥取 | 札幌厚別 | 13:00 | 3,171人 | 2 - 1 | |
甲府 vs 関西大 | 小瀬 | 13:00 | 3,605人 | 3 - 3(PK4-3) | |
2009年 10月12日(月・祝) |
千葉 vs ホンダ | フクアリ | 13:00 | 5,456人 | 3 - 0 |
J1チームは2回戦からの参加となる天皇杯。対戦相手は山口県代表のレノファ山口。J1と地域リーグという力の差はあるが、何が起こるかわからないのがサッカー。フロンターレは代表メンバーが不在。さらに連戦続きのため、フレッシュな選手を起用して勝負に臨む。晴天の等々力陸上競技場。13:00キックオフ。
フロンターレのスターティングメンバーは、テセと黒津の2トップ、中盤右にレナチーニョ、左に木村、谷口と横山のダブルボランチ、村上-菊地-井川-久木野の最終ライン、GK杉山。2分、フロンターレの攻撃。左サイドの村上からボールを受けた谷口が中央からミドルシュート。しかし、これは味方に当たり、こぼれ球にテセが詰めるがオフサイドをとられる。5分、横山がボールカット。こぼれ球を拾った黒津がドリブルをしかけるがファールで止められる。7分、GK杉山のロングキックのこぼれ球を拾った木村が左サイドからスルーパス。黒津が抜け出すが、飛び出してきたGKに防がれる。激しいチェックをかける山口。11分、テセへのクサビから横山が左サイドへ展開。黒津がドリブルでライン際に入り込むが、あと一歩というところで止められる。15分、右サイドからのフリーキック。木村のクロスを横山がヘッドで合わせるが、このシュートは惜しくもゴール右に外れる。18分、山口の攻撃。カウンターから安田にドリブルをしかけられるが、横山がついて対応。19分、フロンターレの攻撃。中盤でボールを奪い返して木村、黒津、テセとダイレクトでパスがつながり、レナチーニョがミドルシュート。しかし、これはうまくミートせずGKがキャッチ。さらに21分、ペナルティーエリア右前からのフリーキック。木村のクロスをファーサイドに谷口が合わせるが、惜しくもDFにカバーされる。迎えた22分、右サイドからのコーナーキック。木村からのボールをテセがどんぴしゃりのタイミングで頭を合わせ、フロンターレが先制点を挙げる。(1-0)
しかし、直後の23分、山口に押し混まれこぼれたボールが裏のスペースへ。ここに抜け出してきた柏原に左足でシュートを決められ、すぐさま同点に追いつかれる。(1-1) 24分、フロンターレの攻撃。横山からボールを受けた村上が左サイドから中央に切れ込み、流したボールを受けた右サイドの久木野がシュートを放つが、GKにセーブされる。25分、木村の右コーナーキックをテセがヘッドで合わせるが、このシュートは惜しくもゴール上に外れる。29分にも速いリスタートからセカンドボールを拾って押し込むもののゴールならず。31分、32分とセットプレーから木村がボールを入れるが、ここもフィニッシュにつながらず。33分、横山からボールを受けたレナチーニョが中央からミドルシュートを放つが、うまくミートせず。34分、山口の攻撃。カウンターから押し込まれミドルシュートを打たれ、選手に当たってコースが変わるが、ボールはポストに当たって外れる。危ない場面だった。36分、フロンターレの攻撃。レナチーニョのドリブルから押し込み、最後は黒津がシュートを放つがDFにブロックされる。39分、山口の攻撃。相手陣内でのミスからカウンター浴びるが、GK杉山が落ち着いてコースを消し、DFがクリア。ロスタイム、フロンターレの攻撃。横山からパスを受けた黒津が反転。ドリブルをしかけてスピードに乗り、右サイドからクロス。ファーサイドのレナチーニョがフェイントからシュートに持ち込むが、DFにブロックされる。フロンターレがボールを支配し、山口陣内へ攻め込む展開。だが、山口もカウンターからの一発を狙っている。前半を1-1のイーブンで折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
みんなで声を出して連携を高めて。攻撃はポジショニング、バランスを意識して。球際を厳しく、リスタートを大事に。
レノファ山口監督:宮成 隆
相手のリスタートをフリーでやらせない。プレスはもっと高い位置で、その際に空いたスペースを使っていこう。後半きつくなるから個々の力ではなくグループで頑張る。前線がプレスを頑張ってるからDFもそれに連動して激しくアタック。
ハーフタイムのロッカールーム。「みんなで落ち着いて、声を出して、連携を高めて続けていこう!」と関塚監督。後半は木村をトップ下に置いた3トップ気味の布陣へシフト。45分、フロンターレの攻撃。リフレクションのボールを拾った横山がスルーパス。左サイドのレナチーニョがドリブルをしかけてクロスを狙うが、DFに止められる。さらに46分、テセへのロングボールのこぼれ球を拾った木村が左サイドからクロス。レナチーニョがヘッドで合わせるが、惜しくもGKにセーブされる。直後のプレー、左サイドからのコーナーキック。木村のクロスをニアでテセがヘッドで合わせ、フロンターレが勝ち越しゴールを決める。(2-1) 50分、右サイドでボールをつなぎ、久木野が抜けて折り返し。黒津がスルー。背後のテセが浮かし球を前線に入れるが、黒津にはタイミングが合わず。さらに51分、パスをつないでテセからボールを受けたレナチーニョが左サイドでマーカーを抜いてクロス。ゴール前に入ってきた木村が無理な体勢から合わせるが、このシュートは惜しくもゴール上に外れる。迎えた54分、左サイドからのコーナーキック。木村からのボールをファーサイドで黒津がヘッドで戻し、テセがヘディングシュート。木村のコーナーキックからテセが頭で3発。3点目を入れる。(3-1) このゴールで一気にプレーに余裕が出たフロンターレ。57分、レナチーニョが単独でミドルシュートまで持ち込むが、GKにキャッチされる。58分、右サイドからのフリーキック。木村からのボールを黒津がヘッド。こぼれ球を拾ったレナチーニョが戻し村上がミドルシュートを放つが、GKにキャッチされる。迎えた59分、自陣からパスをつなぎ、中盤からレナチーニョがドリブル。個人技でDFを何人も抜き去り、難しい体勢から左足でシュートを決めて4点目。(4-1) 62分、山口の攻撃。左サイドから安田が突破を狙うが、久木野がマークにつきクロスはGK杉山がキャッチ。
63分、フロンターレの攻撃。左サイドでレナチーニョがキープ。パスを受けたテセがミドルシュートを狙うが、これは大きく枠を外れる。64分にもレナチーニョのボールキープから村上がクロス。ゴール前でテセがトラップするが、惜しくもシュートには持ち込めず。65分、テセに代わり登里がピッチへ。黒津をトップに置いた4-3-3の布陣へとシフト。69分には久木野に代わり薗田が入り、薗田がボランチ。横山がセンターバックに入り、井川が右サイドへ。72分、フロンターレの攻撃。村上のスローインから登里が裏に抜け出し、左サイドからクロス。ゴール前で黒津がヘッドで合わせるが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。迎えた76分、登里が右サイドから中央に切れ込み、狙い澄ましてラストパス。ペナルティーエリア内でボールを受けた黒津がDFに倒され、PKを獲得。77分、このPKをレナチーニョが落ち着いて決めて5点目を挙げる。(5-1) 78分、木村に代えて杉浦が入り、黒津との2トップにチェンジ。79分、フロンターレの攻撃。レナチーニョがドリブルで中央突破。ラストパスを送るが、ゴール前の黒津とはわずかにタイミングが合わず。81分、山口の攻撃。右サイドからコーナーキックを入れられるが、GK杉山が飛び出しセーブ。83分にはカウンターからシュートに持ち込まれるが、菊地が体を張ってブロック。こぼれ球をGK杉山がキャッチ。84分、フロンターレの攻撃。左サイドでのコンビネーションから村上がスルーパス。登里がクロスを入れ、ファーサイドのレナチーニョがヘディングシュート。しかし、GKの好セーブに阻まれゴールならず。迎えた88分、井川が右サイドからセンターにオーバーラップ。左サイドへと展開し、登里とのコンビネーションから村上がクロス。そのままゴール前に入ってきた井川がヘッドで押し込み、6点目。(6-1) ロスタイム、山口も最後の反撃を見せるが、GK杉山が好セーブでしのぎ、6-1でタイムアップ。
前半は山口の粘り強いディフェンスに苦しめられるが、後半立ち上がりにセットプレーからテセが連続ゴール。その後は完全にフロンターレのペースとなり、得点を積み重ねて大勝。この結果、フロンターレは2回戦を突破。3回戦は11月11日(水)19:00キックオフ、対戦相手はJ2のカターレ富山に決定した。
レノファ山口監督:
宮成 隆
川崎フロンターレ、すばらしいチームと今日ゲームができたことは、試合する前から我々にとって非常に大きなモチベーションの高い公式ゲームであるということを思って、今日ここに乗り込んできました。ゲームについては、本来なら先取点をと思っていたんですが、そうは簡単にはゲーム運びをさせてもらえず、最初に失点ということでスタートしました。ただ、その後すぐに追いついた事については我々の特徴である早いパス回しといいますか、そういうボールのつなぎ、これが攻を奏していい形での得点になったと思います。後半、とにかく立ち上がりから川崎さんがかなりの思いで積極的に来られると思っていました。案の定、早い時点で2点目の失点という事になりました。ただ、取られた最初の3点がリスタート。鄭大世選手のすばらしい瞬間移動のような動きのあるゴールだったという事については、レベルの違い、パワーの違いを少し感じてちょっと、む、と思ったところです。その後チームとしてはとにかく1点を取る事によって息を吹き返すという事で、決して相手の攻めにひるむことなく我々のボールになった時に、とにかくいい形で攻めあがって行こう、攻めていこうというのが戦前からのチームの戦い方でした。その事が前半、取られた後にすぐに取り返す。後半、取られても何とか1点を取ろうと。決してディフェンスが守備をルーズにしたわけではありませんが、ただ相手のすばらしさ、個々の選手のすばらしさ、コミュニケーション、コンビネーションのすばらしさに、格の違いを見せつけられた結果になったと思います。私からは以上です。
── 試合を振り返って
ゴール前に走り込んだらショージさんからすごくいいボールが来た。決めるだけだった。サイドバックにポジションを変えた後でもアピールしたかったので、得点できたのは良かったと思う。相手は地域リーグのチームだが、サイドで入ったときに意識していたプレーを出せたのは自分にとってはプラス。これからも積極的にアピールして存在感を出していきたい。
── 試合を振り返って
今日はボランチでの出場。もしかしたら一番やったことのないポジションかもしれないが、最近よく練習をしている。いろいろなポジションを経験させてもらうことで、サブに入ったときに少しでもチームに貢献できればと思っている。自分が入ったときはタニさんが少し疲れていたので、守備でサイドバックとバランスをとるように心がけた。ボランチもできるようになればチャンスも広がるし、やっぱり試合に出ると充実感があるし、楽しさがある。使ってくれる監督に感謝している。
── 試合を振り返って
勝ててよかった。1試合目の難しさを感じた。先制点を取れれば楽になるかと思ったが、事故みたいな形で点を失ってしまった。得点した後に楽になるかと思ったので、予想外の失点だった。相手がマンツーマンではなく、ゾーンで来るという話があって、映像を見てもそれが見えていたので、間に入ろうと思っていたが、人に対して来ていた。前半はうまくボールが収まらなかった。
── 試合を振り返って
前半はコンビネーションのところでうまくつかめなかった。前線の絡みの部分で、役割分担がよくできていなかった。先制点は取れたが、事故で点を失った事で相手にやる気を与えてしまった。ハーフタイムには前半の通りにやればいいと言われた。ハットトリックはいいもの。難しいと思う。ヘディングだけで決めたのはこれが初めて。前半にもチャンスがあったし、4点くらいいけそうだった。相手のマークも緩かったし、J同士ならあんなに簡単にフリーにはならなかったと思う。3~4チームが負けている。やりにくさはある。でもそれが天皇杯の難しさなので。何がおきるかわからない。今日も先に点を取られていたらどうなっていたかわからなかったと思う。
── 試合を振り返って
攻撃面でアピールしたかったが、タテを切られていたのでなかなか勝負することができなかった。1本ゴール前に入ってのシュートがあったが、そこで決めたかった。チームとしてはすぐに同点に追いつかれたが、落ち着いてやれば大丈夫だと話し合っていた。どんなチームでもブロックを作られると厳しいし、一発勝負は何があるかわからないので相手のことはそれほど意識していなかった。考えていたのはこの試合に勝つことだけ。落ち着いて回せてはいたが、攻撃で自分のよさを出せなかった。センタリングを上げていないし、チャンスを作れなかった。相手に引かれたときのつなぎ方や、スピードアップのタイミング、コンビネーションが課題。
── 試合を振り返って
いつもどおりにやろうと思っていた。失点は普通にクサビが入ると思い、行ったが、事故みたいな形でやられた。失点はしたが、前が取ってくれると思ってやっていた。そこから改めて集中し直した。
── 試合を振り返って
トップチーム初先発だったし、最初から気合いが入っていた。緊張感はなかった。前半、立ち上がりからいこうというプランだったが点を取れず、セットプレーという形で先制できたがすぐに取り返されて、相手を勢いに乗せてしまった。やりにくかったが、後半追加点を取れたので楽になった。コーナーキックからテセさんがハットトリック。強かった。感謝です。相手がどうだとかは関係なかった。個人的にはまだまだ。決定機もあったし、しっかり決めないと。Jリーグ、ナビスコカップ、天皇杯とひとつひとつ勝っていってタイトルを獲りたい。今日はたくさん来てくれたサポーターの期待を裏切らずに勝つことができた。嬉しい。
── 試合を振り返って
途中出場だったが、うまく試合に入ることができた。監督からは自分の特徴を出していこうと言われていた。ゴール、アシストに絡むことをイメージしてプレーした。
── 試合を振り返って
個人的には結果を出せなかったし、短い時間だったが、トップチームでプレーすることは自信になる。試合に出ることが経験になるし、やっぱりやりがいがある。自信になった部分もある。自分が入ったときは2トップの一角で、クロさんが少し疲れていたので、相手のボランチをマークしながら自分も持ち味を出して、攻撃にも絡んでいくようにプレーした。まだまだ納得のいくプレーはできていないが、練習からアピールして少しずつプレー時間を伸ばしていきたい。
── 試合を振り返って
相手が思っていたより引いてカウンターを狙う作戦だったのでシュート数が少なかったし、ナビスコカップとはリズムが少し違っていた。失点は自分が先に動いて体を倒してしまった。そこは反省点。ハーフタイムに落ち着いてやっていこう、流れは悪くないと選手同士で話し合っていた。後半はポンポンと点が入ったので、ほぼノーミスでやれた。1失点目の反省があったので、リードしてから集中して守ることができた。チームは今3つのタイトルを狙える位置にいるし、試合数が増えれば若い選手にもチャンスが回ってくる。チームとしても個人としてもしっかりと準備をしておきたい。サッカーは何が起きるかわからない。それを改めて感じさせられた試合だった。
対戦内容
- J1リーグ
- 2009シーズン
- 第29節
- vs.大宮アルディージャ
日時:2009年10月17日(土)15:00キックオフ 会場:埼玉スタジアム2002
現在の試合状況:
試合終了
更新:09/12/06 12:46
前節終了時の累積警告
なし
今節の出場停止
なし
[総評]
今日から天皇杯がスタートして、とにかくチームとして、ここ7連戦目でしたが天皇杯のほうも一つ一つ階段を登っていくために、今日はとにかく勝利を最大の目的にチームを進めました。本当に疲れのある選手、ケガ等もありましたので、何人かを入れ替えながら、あとは代表選手が抜けた中で、チームとしての機能性を考えて先発、スタメン、それから控えを考えました。前半は予想通り、レノファさんの頑張りもあって、その中で1点とってスムーズになるかと思いましたが、ちょっとした中盤のところから失点をしてしまって1-1になってしまった。そこは仕方ないなと。後半のところでは、やっていることは間違いないのでそのままとにかく進めて点を取って勝とうと。そういう形で後半送り出していい形で追加点を取って、試合を終える事ができたなと。いつもJリーグ等で出場機会のない選手もピッチの中で、どの程度パフォーマンスできるかというところも見えましたし、今後につながる。チーム一丸となって一つ一つ積み上げていく形ができたかなと思います。以上です。
[質疑応答]
── 今年から2回戦からJ1チームが出場することになります。地域リーグと対戦することの難しさはありましたか?
実力から言えば差を示さなければならないんですが、サッカーというスポーツは一発勝負で何がおきるかわかりませんし、そういう流れに入ってしまうとなかなか、それを1試合の流れの中で戻すのはエネルギーというか、パワーのいることになる。だからそういう意味では、我々もしっかりと通常通りの準備をしてきました。そして全国で今日のレノファ山口さんも、山口県でJを目指しているチームということで、そういう情熱、志のあるチームが全国に広がっていますので、非常にそういう意味では我々にとってはやりずらい対戦がスタートしたなという気持ちでした。
── 前半1-1でした。その理由は連携がうまくいかなかったかなでしょうか?それともレノファのプレッシャーなどが影響したのでしょうか?
レノファ山口さんの頑張りもありましたが、やっぱり今日のチームでの組織プレーといいますか、コンビネーションはそんなに長い時間をやっているわけではないので、それに加え、レノファ山口さんの頑張りもありました。そういう事もあってハーフタイムにはまず落ち着けと。やっている事に間違いはないし、あわなくて最後のところで切り崩せないのは仕方ないと。とにかく同じ事を後半も続けていくようにと。そうすれば必ずできるようになるということで送り出しました。