ゲーム記録・速報
対戦内容
- ヤマザキナビスコカップ
- 2009シーズン
- 準決勝
- vs.横浜F・マリノス
日時:2009年09月02日(水)19:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場
2009 ヤマザキナビスコカップ 準決勝 vs.横浜F・マリノス:開催データ | |||||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
11,850人 | 晴、弱風 | 22.2℃ | 69% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
田中 佳孝 | 柏原 丈二 | 岡野 宇広 | 村上 孝治 | 村上 伸次 | 大高 常勝 |
川崎フロンターレ[ホーム] | チーム | [アウェイ]横浜F・マリノス |
2 |
1 前半 0 |
0 |
関塚 隆 | 監督 | 木村 浩吉 |
─ > ─ | 勝点 | ─ > ─ |
鄭 大世 15分 |
得点者 |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||
45 | 90 | 計 | 計 | 90 | 45 | |||||
杉山 力裕 | 28 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 21 | 飯倉 大樹 |
森 勇介 | 19 | 1 | 0 | 1 | DF | 1 | 0 | 1 | 5 | 田中 裕介 |
菊地 光将 | 17 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 7 | 栗原 勇蔵 | ||
伊藤 宏樹 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 3 | 松田 直樹 | |
村上 和弘 | 26 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 13 | 小宮山 尊信 | |
寺田 周平 | 13 | 0 | 0 | 0 | MF | 1 | 0 | 1 | 6 | 河合 竜二 |
谷口 博之 | 29 | 2 | 0 | 2 | 2 | 1 | 1 | 30 | 小椋 祥平 | |
養父 雄仁 | 20 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 17 | 兵藤 慎剛 | |
鄭 大世 | 9 | 1 | 1 | 2 | FW | 5 | 4 | 1 | 10 | 山瀬 功治 |
ジュニーニョ | 10 | 1 | 2 | 3 | 3 | 1 | 2 | 11 | 坂田 大輔 | |
レナチーニョ | 34 | 1 | 1 | 2 | 4 | 3 | 1 | 9 | 渡邉 千真 | |
GK/相澤 貴志 | 21 | SUB | 31 | GK/秋元 陽太 | ||||||
DF/井川 祐輔 | 4 | 0 | 0 | 0 | 24 | DF/金井 貢史 | ||||
MF/横山 知伸 | 18 | 0 | 0 | 23 | DF/田代 真一 | |||||
MF/木村 祐志 | 22 | 1 | 1 | 15 | DF/金 根煥 | |||||
MF/田坂 祐介 | 6 | 0 | 0 | 29 | MF/長谷川 アーリアジャスール | |||||
MF/山岸 智 | 8 | 0 | 0 | 20 | MF/水沼 宏太 | |||||
FW/黒津 勝 | 7 | 3 | 3 | 14 | MF/狩野 健太 |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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中央 10 ↑ 右 19 ~ シュート 中央 9 右足S |
9 | 鄭 大世 | 15 | |||||
左 34 → 26 ~ ↑ 中央 10 ヘディングS |
10 | ジュニーニョ | 57 | |||||
[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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17 菊地 光将 | → | 4 井川 祐輔 | 26 | 61 | 29 長谷川 アーリアジャスール | ← | 30 小椋 祥平 | |
34 レナチーニョ | → | 18 横山 知伸 | 71 | 61 | 14 狩野 健太 | ← | 17 兵藤 慎剛 | |
20 養父 雄仁 | → | 6 田坂 祐介 | 81 | 69 | 15 金 根煥 | ← | 11 坂田 大輔 |
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 |
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- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
日 程 | 対戦 | 会 場 | キックオフ | 入場者数 | 結果 |
2009年 9月2日(水) |
清水 vs F東京 | アウスタ | 19:00 | 10,026人 | 2 - 2 |
ナビスコカップ準決勝、横浜FM戦。ホーム&アウェイの2戦合計のスコアでの勝負。まずはホームの第1戦で先手をとり、日曜日の第2戦に乗り込みたい。中村、川島と代表組が不在の穴を埋めることができるか。涼しい風が吹く等々力陸上競技場。19:00キックオフ。
フロンターレのスターティングメンバーは、テセが最前線に張り、左にジュニーニョ、右にレナチーニョ。中盤は寺田を底に置いた谷口、養父のトライアングル。村上-伊藤-菊地-森の最終ライン、GKはトップチーム初出場の杉山。2分、フロンターレの攻撃。右サイドの森からボールを受けたレナチーニョがDFにつかれながら反転、左足でシュートを狙うがブロックされる。5分、横浜FMの攻撃。カウンターを狙われるが、右サイドからのアーリークロスはゴール前の選手に合わず。7分、フロンターレの攻撃。セットプレーの流れからセカンドボールを拾い、ジュニーニョが左サイドからクロスを入れるが、GKにキャッチされる。9分、横浜FMの攻撃。松田に裏のスペースにロングボールを入れられるが、杉山が落ち着いてキャッチ。さらに10分、スローインからパスをつながれ、中央から坂田にミドルシュートを打たれるが枠を外れる。13分、フロンターレの攻撃。前線3人のコンビネーションプレーから、ジュニーニョが右サイドからクロス。しかし、GKにキャッチされる。迎えた15分、寺田の縦パスをジュニーニョがワンタッチではたき、右サイドの森が切れ込み左足でシュート。このボールをテセがゴール前でワンタッチ。コースを変えて先制点を流し込む。(1-0) 18分、相手GKのロングキックを寺田がヘッドで前線へ。テセが競り合いこぼれ球に谷口が詰めるが、シュートはうまくミートせず。さらに20分、ジュニーニョからのサイドチェンジのボールをレナチーニョが右サイドから戻し、こぼれ球を拾った村上が左サイドから切れ込むが、ミドルシュートは枠を外れる。
21分にも、テセが粘り森が相手に囲まれながらラストパス。ジュニーニョがドリブルから左足を振り抜くが、このミドルシュートはゴール左に外れる。ここでアクシデント。24分、菊地が負傷してピッチ外へ。横浜FMの攻撃。右サイドからのフリーキックからゴール前で混戦。こぼれ球を渡邉に狙われるが、このシュートは枠を外れことなきを得る。25分、フロンターレの攻撃。前線3人でパスをつないで左サイドに流れたジュニーニョがアーリークロスを入れるが、惜しくもGKにキャッチされる。26分、ここで負傷の菊地に代わって井川がピッチへ。セットプレーから押し込まれるが、ゴール前でしのぐ。29分、横浜FMの攻撃。ロングボールから裏に田中が抜け出し、右サイドからシュート。しかし、杉山が好セーブ。31分にも速いテンポでつながれ、左サイドから兵藤に強烈なミドルシュートを打たれるが、ここも杉山が好セーブ。連続してピンチをしのぐ。34分、フロンターレの攻撃。伊藤の縦パスをレナチーニョがダイレクトで戻し、走り込んできた養父がダイレクトでミドルシュートを狙うが枠には飛ばず。横浜FMに圧力をかけられ守る時間帯が長いものの、しのぎながらカウンターチャンスを狙う。36分、横浜FMの攻撃。左サイドから崩しをかけられ山瀬が抜け出すが、鋭いクロスを谷口がブロック。39分、フロンターレの攻撃。養父の裏へのロングパスに森が走り込み、右サイドからクロスを入れるが、ここは惜しくもDFにクリアされる。横浜FMにパスを回されるが、しっかりとポジションをとってブロックを作り危険なエリアに入り込ませない。43分、河合の強烈なロングシュートも杉山がセーブ。横浜FMが立ち上がりから押し気味に試合を進めるが、フロンターレがワンチャンスを確実にものにして先制。その後は落ち着いた試合運びで守備を固め、そこからカウンターを狙っていく。1-0のリードで前半を折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
みんなで声をかけあい、バランスを意識して。サイドに起点を作りながらゲームを作っていこう。あと45分、しっかり集中してゲームを戦おう。
横浜F・マリノス監督:木村 浩吉
慌てずにボールをまわそう。前へ行く時は行く。下がる時は下がる。はっきりプレーしよう。クロスにはもっと工夫を。1点、返そう!
ハーフタイムのロッカールーム。「集中したいい戦い方をしている。後半も集中を切らさず、良いプレーをしていこう!」と関塚監督。「みんなでしっかりサポートしあっていこう。最初の立ち上がり15分が大事だ。勝ちにいくぞ!」とジュニーニョも声をかける。後半立ち上がり、横浜FMに猛攻をかけられる。45分、スローインの流れから渡邉に左足でシュートを狙われるが、杉山ががっちりキャッチ。46分、左サイドの崩しからクロスが入り、山瀬にダイレクトシュートを打たれるが、これは枠を外れる。47分、パスをつながれ小椋にミドルシュートを打たれるが、ここは杉山がセーブ。48分、ルーズボールを拾われ山瀬に左足でミドルシュートを打たれるが、これはゴール右に外れる。さらに50分、左サイドを崩され深くえぐられ折り返し。ゴール前で連続シュートを打たれるが、DF陣が体を張ってブロック。大ピンチをしのぐ。苦しい時間帯が続くが、ディフェンス陣が奮闘。ゴール前ではね返していく。54分にも、カウンターから山瀬に左足でミドルシュートを打たれるが、ここも杉山がセーブ。56分、フロンターレの反撃。横浜FMがカウンターに出てきたところを逆にカウンターで返し、レナチーニョからのパスをテセはたいて養父がドリブルをしかけるが、DFにファールで止められる。さらに井川のボールカットからカウンターへ。しかし、ジュニーニョのラストパスはレナチーニョには通らず。すると迎えた57分、左サイドでレナチーニョからボールを受けた村上がクロス。このボールをジュニーニョがヘッドで合わせ、効率的な攻撃で貴重な追加点を挙げる。(2-0) このゴールで試合の流れは一気にフロンターレへ。
59分、カウンターから森がロングドリブル。クロスにレナチーニョが合わせるが、シュートには持ち込めず。さらに60分、ロングボールをレナチーニョがトラップ。オーバーヘッドでシュートを狙うが、GKにキャッチされる。62分にもカウンターからジュニーニョが長い距離をドリブル。ラストパスを狙うが、左サイドのレナチーニョにはわずかに合わず。その後は小康状態が続く。無理をせずに落ち着いてボールを回すフロンターレ。アウェイゴールを取りたい横浜FMがどんどん前がかりになってくる。69分、横浜FMの攻撃。速い攻撃から坂田にミドルシュートを打たれるが、杉山がキャッチ。高さのある金を入れてロングボールを放り込んでくる横浜FM。関塚監督も対応。71分、レナチーニョに代えてボランチの横山を投入。寺田が一列下がり、3バックの布陣へシフト。守りを固める。横浜FMに押し込まれる時間帯が続くが、ゴール前ではね返していく。78分、フロンターレの攻撃。ロングボールをテセが競り合い、こぼれ球にも詰めてシュートまで持ち込むが、惜しくもGKの好セーブに阻まれゴールならず。79分、横浜FMの攻撃。山瀬にドリブルを許し左サイドからシュートを打たれるが、寺田が体を張ってブロック。81分、養父に代えて田坂がピッチへ。82分、横浜FMの攻撃をしのいでカウンターへ。ジュニーニョがドリブル。スルーパスを狙うが、これは惜しくもオフサイド。85分、横浜FMの攻撃。右サイドから崩しをかけられ狩野がクロス。金にヘッドで合わされるが、このシュートはゴール左に外れる。パワープレーをかける横浜FM。87分、ゴール前に圧力をかけられるが、ディフェンス陣がゴールを死守。コーナーキックから金にヘッドで合わされるが、ゴールラインぎりぎりでクリア。ロスタイムにも圧力をかけられるが、最後まで集中したチームディフェンスを展開。2-0でタイムアップ。
2点差の勝利はもちろんだが、アウェイゴールを許さなかったことが大きい。第2戦は日曜日、日産スタジアムでのゲーム。決勝進出をかけてアウェイに乗り込む。
横浜F・マリノス監督:
木村 浩吉
ヤマザキナビスコカップ準決勝、準々決勝と一緒でアウェイからスタートするということで、準々決勝のガンバ大阪も攻撃力がある、川崎フロンターレも外国人選手を含めて攻撃力がある。その中で、アウェイということもあるんで、守ってカウンターでいこうという形でスタートしたんですが、相手が逆に引いてカウンターを狙っていたかなという感じです。前半からボールはつなげたし、逆にやりづらいというか、ボールポゼッションもたぶんうちのほうが勝っていたと思います。ただ、引いている相手に対して、決定機はあったけれど、なかなかゴールをこじあけられなかったのが、今日のスコアかなと思います。前半の1点は本当に不運というか相手に当たらなければ、防げたと思います。後半の追加点もマークのずれがちょっとあり、あの辺はロッカーですぐに選手たちも確認していたんで、ちょっと不運かなと。ただ、0-3にならなくてよかったなという場面もあったし、逆に後半の立ち上がりと終盤と中盤と、決定機が何本かあったので、1-2で終わるのと0-2で終わるのは全然違うなと思っていたんですけれど、仕方ないですね。中3日あります。相手は2点リードしているということで、また今日みたいな戦い方をしてくるんじゃないかなと思うので、うちは点を取りに行くしかないので、その辺のところをこの中3日で修正していければと思います。選手は本当に最後まで諦めずにゴールを果敢に狙ってたんでね、本来であればうちが守ってカウンターという形だったんですけれども、逆の立場になったかなという感じです。結果は結果なので、ホームで2点以上取って逆転したいと思います。
── 試合を振り返って
トーナメントの戦い方としてよかった。たくさんシュートを打たれたが、遠目からのシュートが多かった。リキは練習から自信をもってプレーしていたので心配していなかった。落ち着いてプレーしていたと思う。いいセーブをしてくれていた。ミドルシュートを止めて彼自身もノッていたし安心していた。リーグ戦でも代表選手がいない試合はあったし、出た選手が頑張っている。いろいろなシステムでも選手が対応できるようになっているし、問題なくやれた。アウェイゴールを取られたくなかったので中盤が下がって引き気味になったが、今日は結果が大事。まだ半分が終わっただけ。次がある。気を引き締めてしっかりとした戦いをやっていきたい。
── 試合を振り返って
早い時間に呼ばれてびっくりした。無失点で終われてよかった。
── 試合を振り返って
全体的にはうちが劣勢だった。でもリーグ戦もそうだが、とくにカップ戦ではどんな内容でも点を取ることが大事。その先制点を取ることができて良かった。今までゴール前の最後のところでつめきれていなかった。FWが点を取るにはああいう形も必要。早く取れてゲームの流れも良くなったと思う。ただ、個人的には後半防戦一方で孤立してしまい、なかなかボールをキープすることができなかった。今日はリキが初先発でいい刺激になって、みんなでサポートしようという流れになった。それが失点0につながった。代表の2人の存在は大きい。でも、新しい選手が頑張っているし、周りもみんなでカバーしようとしている。2-0というスコアで勝てたのは良かったが、2戦目で返される可能性はある。気を緩めることなく次もしっかりプレーしたい。
── 試合を振り返って
難しいゲームになった。今日は後ろの選手をサポートしなきゃいけないことはわかっていた。マリノスはサイドバックが攻撃的な選手なので、ある程度ディフェンスに回るのは仕方がないこと。早めに先制点を取れたので、よりそういった意識が高まった。2点目はタイミング的にもいいゴールだった。相手のプレッシャーがきつくなってきた時間帯だったが、いいタイミングでゴールに入っていくことができた。今日は失点しないことが重要だった。ただ、まだ終わったわけじゃない。まだ準決勝の前半が終わっただけ。6日に後半がある。相手は能力の高いチームだし、今日のようにしっかりとゲームに入っていきたい。
── 試合を振り返って
余裕はなかったが、こういうゲームが出来たのは次を考えたら大きいと思う。無失点で終われてよかった。
── 試合を振り返って
リキはまじめだし努力もよくしていた。最高の結果だと思う。アシストは巻いてシュートを狙おうと思っていた。最近タテに行けない事が増えてきたので、中に切り返す場面も増えた。中に行けばまたタテにも行ける。内容は悪かったが、勝てればいいということもある。次も先に点を取りたい。
── 試合を振り返って
今日は勝つことが大事。結果を追い求めていかないといけないと思っていた。ロングボールを蹴ってしまっては自分たちのリズムが出てこないので、多少リスクを負ってでもつないでいこうと思っていた。ただ前半はなかなか前でキープできなかったし、お互いの距離感がうまくいかなかった。前の選手はすごいので、自分がもっと精度の高いボールを配球すればチャンスが増える。練習からもっと合わせていきたい。チームは勝ったが、個人的にはもっとやれたんじゃないかという部分が多い。ただ、失点ゼロで終われたのは良かった。次はアウェイ。まだ半分しか終わっていない。次も0-0からのスタートと考えて、まずは失点しないように。そこからいい形で攻撃を出していきたい。次も頑張りたい。リキは練習でも相当いいパフォーマンスをしていたのでやってくれると思っていたけど、やってくれた。
── 試合を振り返って
早い時間に点が取れてはまった。クロスをジュニーニョがよく決めてくれた。相手はサイドから入れてくるのもあったが、ゴールに向って走る場面も多かった。そこをやらせたくなかった。アウェイゴールを与えずに済んでよかった。リキは完璧だったと思う。元々練習から一生懸命に頑張るのを見ていたし、この舞台で結果を出すのは日ごろの練習の成果だと思う。
── 試合を振り返って
初先発だったが、いまさら力んでもしょうがないし、自分ができる精一杯のプレーをやろうと思っていた。マリノスさんはすごいメンバーがそろっていた。その相手にまさか完封できるとは思っていなかった。今日はみんなが支えてくれたと思う。レベルの高いチームの中で切磋琢磨してやるのが成長になるとも思っていた。4年間サテライトや練習試合でやってきたことを出して、ホームで勝つことだけを目標にしていた。終了直後、今まで自分を支えてくれた友達やサポーターの事を考えていたし、ここまで1試合も出られなくて、自分の中で葛藤もあったが、そういう想いがこみ上げてきた。チームにとっても、僕のこれからの人生にとってもとても大きな勝利だった。これまで自分を支えてきてくれた人、そしてスタジアムにかけつけてくれた多くのサポーターの皆さんに感謝したい。押し込まれてはいたが決定的に崩された場面は少なかったし、ミドルシュートを打たれるのはある程度割り切っていた。うまく対応することができて良かった。エイジさんも代表で頑張っているし、いないときに負けたくなかった。試合後にイッカコーチがおめでとうと言ってくれた。すごくたくさんのアドバイスをくれて、声をかけてくれて落ち着いて試合に入れた。イッカには感謝したいと思う。サポーターもアップから声をかけてくれて、メッセージも心に響いた。そういうものがすべて力になったと思う。家族にも昨日電話をした。見に来てくれると言っていたので、本当に勝ってよかった。家族は何も言わずに子どもの時から僕に自由にサッカーをさせてくれた。試合に出れない時も何も言わずに支えてくれた。家族をはじめ友達の前でいいプレーができて、勝利をプレゼントできてよかった。でも、喜ぶのは今日で終わり。次の試合はまた0-0からスタートする気持ちでやりたい。アウェイでも失点ゼロで抑えて、勝ってアウェイゲームを終わらせたい。
── 試合を振り返って
ほとんど攻められていたが、いい形で少ないチャンスで決められて良かった。アウェイゴールは意識していた。
対戦内容
- ヤマザキナビスコ
- 2009シーズン
- 準決勝
- vs.横浜F・マリノス
日時:2009年09月06日(日)18:00キックオフ 会場:日産スタジアム
現在の試合状況:
試合終了
更新:09/09/03 16:27
前節終了時の累積警告
1枚 9/鄭 大世
1枚 34/レナチーニョ
今節の出場停止
なし
[総評]
ヤマザキナビスコカップの準決勝初戦がホームということで、準決勝の前半戦を2-0で相手にアウェイゴールも与えずに折り返せたというのは、本当に満足しています。これも本当にサポーターが後押ししてくれたのと、いくつか危ない場面もありましたけれども、杉山を中心にディフェンスが本当に身体を張って死守といいますか、しっかりと試合をきっちりやってくれたなと思います。まだ週末に決勝を目指した後半戦があるので、それに向けてしっかりと準備をして戦いに臨みたいと思います。
[質疑応答]
── 杉山選手の評価はいかがでしょうか?
素晴らしかったですね。はじめにオフサイドかファールかで1回ボールを蹴れたというのが大きかったかなと。ボールに触れたので落ち着けたかなと思います。やっぱりワンプレー、そういうキックにしても、クロス、シュートにしても最初のプレーでしっかり入れたことが落ち着いたのかなと。自分の実力をしっかりと発揮できたのかなと思います。
── 公式戦初出場という不安はなかったのでしょうか?
それは実戦のところでね。ただ彼はこういうチャンスをものにできるそういう運というか、どういう戦いになるかっていうところが大事なんで、そこは自信をもって送り出しましたし、それに本当によく応えてくれたと思います。
── 後半の立ち上がり10分くらいは、押し込まれた時間帯がありましたが、その要因はいかがでしょうか?
やはり立ち上がりは勢いで来ると思いますから、それをどうしのいでいくかというところだと思いますので、サイドからの素早いパスワークとクロスに対しての対応とセカンドボール、この辺をしっかりとバランスを崩さずに耐えていくということが大事ですし、そこからうまくいい形で取れればいけるんですが、10分、15分は相手の勢いのほうが勝ったかなと思います。
── 想定されていた流れだった?
そうですね。とにかく集中してあそこは耐えようと。
── 菊池の故障について見通しはいかがですか?
ちょっとまだ。ちょっとピリッときたということだった。ファールで全然プレーと関係のないところでやってしまったので残念です。
── 早い時間で点が取れて、追加点も取れた。向こうにボールを持たれる時間も長かったと思うんですが、基本的には向こうのカウンターを警戒してちょっと引き気味ということだったんでしょうか?それとも向こうにボールを持たれてしまったということなんでしょうか?
それは駆け引きなので我々が押し込んでいけば相手はカウンターを狙うし、相手がああいう形になれば我々がカウンターを狙う。どういう試合の流れになるか、先制点というのがやはりものをいうと思いますので、その辺は状況に応じたチームとしての戦い方ということだと思います。
── 鄭大世選手について、先制点も決めて、90分間走り続けていました。かなり過密なスケジュールのなかでの今日のパフォーマンスについてお願いします。
彼も素晴らしかったですし、みんな素晴らしかったです。