ゲーム記録・速報
対戦内容
- ヤマザキナビスコカップ
- 2009シーズン
- 準決勝
- vs.横浜F・マリノス
日時:2009年09月06日(日)18:00キックオフ 会場:日産スタジアム
2009 ヤマザキナビスコカップ 準決勝 vs.横浜F・マリノス:開催データ | |||||
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入場者数 | 天候 | 気温 | 湿度 | ピッチ状態 | 試合時間 |
16,467人 | 晴、弱風 | 25.4℃ | 64% | 全面良芝、乾燥 | 90分 |
コミッショナー | 主審 | 副審 | 副審 | 第4の審判員 | 記録員 |
松浦 敏夫 | 扇谷 健司 | 宮島 一代 | 西尾 英朗 | 野田 祐樹 | 佐伯 満 |
川崎フロンターレ[アウェイ] | チーム | [ホーム]横浜F・マリノス |
1 |
0 前半 0 |
1 |
関塚 隆 | 監督 | 木村 浩吉 |
─ > ─ | 勝点 | ─ > ─ |
ジュニーニョ 89分 |
得点者 |
68分 山瀬 功治 |
選手名 | 番 号 |
シュート数 | ポジ ション |
シュート数 | 番 号 |
選手名 | ||||
45 | 90 | 計 | 計 | 90 | 45 | |||||
杉山 力裕 | 28 | 0 | 0 | 0 | GK | 0 | 0 | 0 | 21 | 飯倉 大樹 |
森 勇介 | 19 | 1 | 1 | 2 | DF | 1 | 0 | 1 | 5 | 田中 裕介 |
井川 祐輔 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 | 1 | 3 | 7 | 栗原 勇蔵 | |
伊藤 宏樹 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 松田 直樹 | |
村上 和弘 | 26 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 13 | 小宮山 尊信 | |
寺田 周平 | 13 | 0 | 0 | 0 | MF | 1 | 0 | 1 | 6 | 河合 竜二 |
谷口 博之 | 29 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 1 | 29 | 長谷川 アーリアジャスール | |
養父 雄仁 | 20 | 0 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 17 | 兵藤 慎剛 | |
1 | 1 | 14 | 狩野 健太 | |||||||
鄭 大世 | 9 | 1 | 1 | 2 | FW | 1 | 1 | 0 | 15 | 金 根煥 |
ジュニーニョ | 10 | 2 | 3 | 5 | 0 | 0 | 9 | 渡邉 千真 | ||
レナチーニョ | 34 | 2 | 0 | 2 | ||||||
GK/相澤 貴志 | 21 | SUB | 31 | GK/秋元 陽太 | ||||||
DF/薗田 淳 | 5 | 24 | DF/金井 貢史 | |||||||
MF/横山 知伸 | 18 | 0 | 0 | 30 | MF/小椋 祥平 | |||||
MF/田坂 祐介 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | MF/水沼 宏太 | |||
MF/ヴィトール ジュニオール | 11 | 1 | 1 | 10 | MF/山瀬 功治 | |||||
MF/山岸 智 | 8 | 19 | FW/齋藤 学 | |||||||
FW/黒津 勝 | 7 | 0 | 0 | 2 | 2 | 11 | FW/坂田 大輔 |
経過 | 番 号 |
得点選手 | 分 | 得点経過 | 分 | 得点選手 | 番 号 |
経過 |
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中央 7 ↑ 相手DF クリア カット 10 ~ 左足S |
10 | ジュニーニョ | 89 | 68 | 山瀬 功治 | 10 | PK 10 右足S |
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[得点経過の記号の意味]~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート |
OUT | → | IN | 分 | 交代選手 | 分 | IN | ← | OUT |
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20 養父 雄仁 | → | 6 田坂 祐介 | 65 | 45 | 11 坂田 大輔 | ← | 9 渡邉 千真 | |
34 レナチーニョ | → | 18 横山 知伸 | 69 | 45 | 10 山瀬 功治 | ← | 14 狩野 健太 | |
9 鄭 大世 | → | 7 黒津 勝 | 89 | 77 | 20 水沼 宏太 | ← | 6 河合 竜二 |
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注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。 |
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- 警告理由
- C1=反スポーツ的行為 C2=ラフプレイ C3=異議 C4=繰り返しの違反 C5=遅延行為 C6=距離不足 C7=無許可入 C8=無許可去
- 退場理由
- S1=著しく不正なプレイ S2=乱暴行為 S3=つば吐き S4=得点機会阻止(手) S5=得点機会阻止(他) S6=侮辱 CS=警告2回
日 程 | 対戦 | 会 場 | キックオフ | 入場者数 | 結果 |
2009年 9月6日(日) |
F東京 vs 清水 | 味スタ | 18:00 | 22,181人 | 1 - 0 |
ナビスコカップ準決勝、第2戦。第1戦は2-0でフロンターレが勝利。第2戦も勝利すれば文句なしで決勝に進出。仮に敗退したとしても、1点差までなら決勝に進むことができる。アウェイゴールを奪えるかどうかが勝負のポイントになりそうだ。涼しい風が吹く日産スタジアム。18:00キックオフ。
フロンターレのスターティングメンバーは、最前線にテセ、右にレナチーニョ、左にジュニーニョ、1.5列目に養父、寺田と谷口のダブルボランチ、村上-伊藤-井川-森の最終ライン、GK杉山。1分、フロンターレの攻撃。右サイドから崩しをかけて森がクロス。こぼれ球を拾った谷口が左サイドからクロスを入れるが、GKにキャッチされる。さらに4分、寺田からパスを受けた左サイドの村上がジュニーニョへ。ジュニーニョが深い位置から折り返しを入れ、ゴール前でレナチーニョがシュートを放つが、これはGK正面。直後にGKからロングボール。金が走り込むが、井川がついてカバー。5分、横浜FMの攻撃。左コーナーキックの場面で狩野からゴール前にボールが入るが、GK杉山が飛び出しパンチング。さらに6分、中盤でボールを奪われスルーパスを狙われるが、ここは井川がスライディングでカバー。立ち上がりから積極的なしかけ合いが続くが、10分を過ぎたあたりからやや落ち着いた展開に。一進一退の攻防が続く。17分、フロンターレの攻撃。左サイドでレナチーニョが粘り、ボールを受けた村上がクロスを入れるがクリアされる。19分、横浜FMの攻撃。左サイドからの折り返しを狩野が落とし、河合にミドルシュートを打たれるが枠を外れる。さらに20分、狩野のコーナーキックを栗原にヘッドで折り返されるが、GK杉山ががっちりキャッチ。序盤からサイドバックを上げて攻撃をかける横浜FM。24分、リスタートの流れから横浜FMに速攻をかけられ、左サイドからクロス。GK杉山が飛び出しはじくが、こぼれ球に走り込んできた田中がシュート。しかし、ここはレナチーニョが戻り、シュートは枠を外れる。
28分、フロンターレのセットプレー。ペナルティエリア右前からのフリーキック。養父がクロスを入れると見せかけ森が直接グラウンダーのシュートを放つが、これはGKにキャッチされる。29分、横浜FMのカウンター。右サイドから田中がオーバーラップしてくるが、ジュニーニョが戻ってドリブルストップ。逆にカウンターを返すが、ジュニーニョはファールで止められる。横浜FMに押し込まれてはいるものの、チームディフェンスでしのいでいく。32分、フロンターレの攻撃。ロングボールにテセが追いつき、左サイドから折り返し。バイタルエリアでレナチーニョがDFをかわしてシュートを放つが、GKにキャッチされる。34分、横浜FMの攻撃。ボールをつながれ押し込まれて最後は長谷川にミドルシュートを打たれるが、これはDFに当たって外れる。35分、フロンターレの攻撃。金へのロングボールを伊藤がカバー。伊藤のロングキックが裏のスペースに抜け出したテセに渡る。テセのシュートはGKがセーブ、さらにこぼれ球を拾ってジュニーニョが狙うが、このシュートもGKにセーブされる。41分、横浜FMの攻撃。右サイドから崩しをかけられ、長谷川が折り返し。ミドルシュートのこぼれ球を拾った小宮山にシュートを打たれるが、これもDFに当たって外れる。終盤はセカンドボールを拾われ横浜FMに押し込まれるが、ゴール前ではね返してしのいでいく。第1戦と同じく、チームディフェンスで横浜FMの攻撃をかわしながらカウンターチャンスを狙う展開。0-0で前半を折り返した。
川崎フロンターレ監督:関塚 隆
攻守の切り替えを早く。2ndボール、中途半端なボールの処理を確実に正確に。サイドをうまく使ってゲームのリズムを作り出そう。
横浜F・マリノス監督:木村 浩吉
慌てて中に入らず、クサビから一度外へ展開しよう。相手DFの裏をもっと狙っていこう。もっと積極的にシュートを打とう。
ハーフタイムのロッカールーム。「あと45分だぞ。みんなで力を合わせて勝負していけ!」と関塚監督。「集中を切らさずに最後までしっかり戦っていこう!」と寺田。「立ち上がりからしっかりゲームをやっていこう。絶対に勝つぞ!」とジュニーニョも声をかける。横浜FMは後半スタートから攻撃的なポジション2人をメンバーチェンジ。勝負をかけてくる。46分、フロンターレの攻撃。右サイドからのフリーキックの場面。森のクロスのこぼれ球を拾った谷口が左サイドから戻し、ジュニーニョがシュートを狙うが枠を外れる。47分、横浜FMの攻撃。右サイドからクロスを入れられ、ここに金が飛び込んでくるが、GK杉山が体を張ってキャッチ。その後はルーズボールを拾われ横浜FMに押し込まれるが、ブロックを作ってはね返していく。52分、ロングスローを金にヘッドで流されるが、GK杉山が落ち着いてキャッチ。直後のプレー。GK杉山のロングボールをテセが競り合い、こぼれ球を拾ったジュニーニョが左サイドで粘ってクロス。しかし、ゴール前に走り込んできたレナチーニョには惜しくもタイミングが合わず。さらに56分、井川のインターセプトからカウンターへ。右サイドでレナチーニョが勝負をしかけるが、DFに詰められフィニッシュに持ち込めず。57分にもセカンドボールを拾って攻勢。左サイドの村上がミドルシュートを狙うがDFがブロック。さらに押し込み養父がミドルシュートを狙うが、これは枠を外れる。58分、横浜FMの攻撃をしのいでカウンターを狙うが、フィニッシュに持ち込めず。逆にカウンターを返されるが、ディフェンス陣が守り抜く。61分、62分と左サイドから崩しをかけられるが、クロスはいずれもGK杉山がキャッチ。63分にも松田にロングボールを入れられるが、GK杉山が飛び出し金と競り合いながらキャッチ。65分、養父に代えて田坂がピッチへ。横浜に押し込まれながらも要所を押さえたディフェンスでしのぐ。しかし迎えた67分、ロングボールが前線へ。このボールが金に渡り、強引に突破をかけられたところで井川がスライディング。このプレーがファールとなり、判定はPK。井川はレッドカードで退場処分になってしまう。68分、このPKを山瀬に決められ、横浜FMに1点を奪われる。(0-1)
10人になったフロンターレは、レナチーニョに代えて横山を投入。寺田が最終ラインに下がり、横山がボランチへ。この時点で2戦合計のスコアは2-1。数的不利な上に、横浜FMにもう1点奪われるとタイスコアとなってしまう厳しい状況に追い込まれる。71分、横浜FMの攻撃。押し込まれてゴール前にボールを運ばれ、一度はGK杉山がシュートセーブするが、こぼれ球が坂田の前へ。至近距離から坂田に左足を振り抜かれるが、このシュートはポスト直撃。危ないシーンだった。さらに75分、スローインの流れからクロスを入れられ、こぼれ球を拾った長谷川にシュートを打たれるが、ここはGK杉山がセーブ。3枚目のカードを切ってさらに攻撃的に出てくる横浜FM。セカンドボールを拾えず、苦しい時間帯が続く。83分、フロンターレの攻撃。横浜FMの攻勢をしのいで田坂が自陣から長い距離をドリブル。左サイド深い位置まで運びクロスを入れるが、ゴール前のテセには惜しくもタイミングが合わず。ロングボール、ロングスローと、ゴール前にどんどんボールを入れてくる横浜FM。ここで迎えた86分、GK杉山のロングボールをテセと松田が競り合いレフリーがホイッスルを吹くが、ジュニーニョがそのままプレーを続け、それを見たGK飯倉がジュニーニョを突き飛ばし、この結果、ジュニーニョはイエローカード、飯倉はレッドカード。10人対10人の勝負になるが、選手交代を使い切っていた横浜FMはフィールドプレーヤー水沼がGKに入る。この一連のプレーで試合の流れはフロンターレへ。ロスタイムは7分と長い時間。中央からのフリーキックの場面で森が直接シュートを狙うが、これは枠を外れる。ロスタイム2分すぎ、早いリスタートからジュニーニョが右サイドからシュートを狙うが、ここはGKに止められる。ロスタイム3分すぎにも左サイド裏のスペースに谷口が抜け出し、ドリブルから折り返し。テセがシュートを狙うが、惜しくもブロックされる。ロスタイム4分すぎ、テセに代えて黒津を投入。すると迎えたロスタイム5分すぎ。スローインのボールを黒津がDFを背負いながら粘り、ジュニーニョがこぼれ球に詰めてGKをかわし、試合を決定づけるアウェイゴールを流し込む。(1-1) このゴールで勝負あり。
この結果、2戦合計で3-1となり、フロンターレが決勝進出を果たした。ナビスコカップ決勝戦は11月3日
(火・祝)14:00キックオフ。タイトル獲得まであとひとつ。2年前のリベンジを果たすことができるか。
横浜F・マリノス監督:
木村 浩吉
ナビスコカップの準決勝のセカンドレグでした。アウェイで0-2で負けているので、攻撃的にいくしかしょうがないと。中3日でしたが、ミーティング含めて選手の気持ちを盛りたてて、絶対に追いつけるし引っくり返せるよということでスタートしました。後半が勝負になるかなと思っていたので、坂田と山瀬を後半の頭からとは考えていなかったのですが、0-0とか1点先制されたりした場合には流れの中では使おうと思っていた。前半、フロンターレもファーストレグと同じ形でやってきたので、4-4-2にするのかなと思っていたのですが、ある程度攻撃的にも来ていたし、願ってもないなと思っていましたが、後半の頭から山瀬と坂田を交代して、もうちょっとサイドから行こうと。中中と行くと、相手も守り切ろうというところがありましたし、サイドから行こうといくことでやりました。後半の良い時間帯にキムクナンが抜け出してPKを得たまでは良かったのですが、これからという時にホントに飯倉の退場は痛かったなと。ホントに若い選手なんで、ジュニーニョがやった時にこっちに真っすぐ走って来たので、まずいという気がしたのだが、止める術がなかった。若気の至りというものだろう。長いサッカー人生でこういう経験はあるのだと思う。飯倉だけではなく選手は勝とうと思ってカッカしてしまっている。だから、ああいう形でああいうことをされると、あんな事態を招いてしまうだろう。仕方がない部分はある。松田がユニフォームを脱いでGKをやろうとしたが、結果的にロスタイムも7分もあったし、非常にもったいないゲームだった。点は仕方ないので、非常にもったいないゲームだったなという感じがします。ただ選手たちはいつも言いますが、指示通り最後まであきらめずに戦っていたと思いますし、ホントにサポーターの人も久々のタイトルという事で盛り上がっていましたけど、追いつき逆転できるかなと思ったのですが、クラブ、サポーター、選手も一生懸命やったが、上に行けなくて申し訳ない。しかし、ここで切り替えないと。Jリーグもうかうかしていられないので、中1週間ありますが気持ちを切り替えて、広島戦が終わったら2日休みにしようかなと思っているのですが、今回中5日で代表の中澤も戻ってくるなかで、コンディションを見たいので、1日明日だけ休んで4日間で調整して、アウェイですが広島戦。ホントはJリーグも残り10試合なんで、ナビスコはとれなかったですが、気を抜けないのでこの1週間は気持ちを切り替えさせる事に専念したいなと思います。ただベスト4に残れたのは18チーム中の4チームなので、ベスト4に入るぐらいの力はあるのかなというのが素直な実感です。非常に残念なゲームでした。
── 試合を振り返って
結果を出すことしか考えていなかった。守ってカウンターで点を取れればと思っていた。苦しい試合だったが、結果を出せてよかった。守るシーンが多かったが、しっかりカウンターを出せた場面も多かったし、トータルで試合に勝てればと思っていた。自分のミスから始まり1人少なくなるような状況を作って追い込んでしまった。チームに迷惑をかけたので反省しなくてはいけない。相手がサイドから攻めてくるのはわかっていたし、サイドをやられても中はしっかりマークをしていた。キム選手が出てきてパワープレーで来るというのもしっかり対策はとっていた。押し切られる時間が多かったが、守りきれる自信はあった。全員が最後まで体をはっていた。チームとして頑張った勝利。もう一回決勝に行きたいとみんなで話していた。ただ、まだ何も得ていない。ここから。2年前に負けた時から国立でやりたい。悔しさをはらしたいと思ってやってきた。チャンスが来た。これがここぞという大事な試合になる。結果を残せるようしっかり準備して臨みたいと思う。
── サポーターへ
応援がすごくて、力になった。これからリーグ戦、ACL、ナビスコとある。これからも一緒に頑張りましょう。
── 試合を振り返って
ジュニーニョのゴールで気が楽になった。今日はスペースがあったので、前にちょっと出して走れば抜けた。相手は疲れているという事もあったし。あとは今日は間合いも良かった。今日はドリブルがうまくできた。養父さんと役割は変わらないと言われていた。3ボランチ気味で相手の動きに対応するようにという指示だった。 もう1点取られたら、というのは頭にはあったが、そう簡単には入れられないとも思っていた。とりあえず勝ててよかった。2年前はスタンドで見ていて、悔しい思いをした。今年、それを取り返したいと思う。
── 試合を振り返って
最後に自分が決めたというだけで、チームとして戦うことができていた。前回もそうだが、たくさんのサポーターが自分たちを後押ししてくれたからこそ、こういうポジティブな結果を出すことができたんだと思う。相手は守備の堅いチームというのはわかっていたし、こういう展開になることは予想できた。難しいゲームになったが、前半何本かチャンスがあったし、そのくり返しが今日の結果につながった。最後はもう失点できない状況だったが、少し試合がバタバタしていたので、あのゴールで落ち着けたのではないかと思う。自分たちが臨んでいたアウェイゴールを奪って、やっと決勝へのパスポートにはんこを押すことができた。あのGKが本当のGKではなく、中盤の選手だったこともあり落ち着いて決められた。今日は息子のルーカスとチアゴが試合を観に来てくれていた。その試合で決めることができて幸せに思う。あと、最後に言いたいのはリキの活躍。年齢の若いリキが初出場、しかもカップ戦の準決勝という2試合でいいパフォーマンスを見せてくれた。彼がいいプレーをしてくれたからこそ、チームが決勝にいくことができた。今日の試合はこれで終わり。次は決勝の事を考えたい。強い相手だし、頑張りたい。
── 試合を振り返って
こちらが1人少なくなってからは、何としてでも守り抜こうというという雰囲気になった。まずはディフェンスを頑張って、そこからカウンターチャンスで点を取れればいいなと思っていた。決勝はまだ先だが、前回悔しい思いをしている。あれからここまでタイトルを獲るためにやってきた。前回の決勝をいい経験としてつなげていきたいし、何としてでも優勝したい。
── 試合を振り返って
こっちが1人退場してからは、守ればいいという流れだった。最後のところで体を張れば大丈夫という感じだったので。もっと攻撃に出たかったが、今日は結果を求めてやっていたので、2戦合計で勝てれば問題なかった。内容が悪くても守って1点取れば勝てる。優勝できなくては意味がないが、とりあえずはその権利を得ることができた。何度も悔しい思いをしているし、トーナメントの戦い方はみんなわかっている。決勝はまだ先になる。今度はJリーグ。結果も大事だが内容のいい試合もやっていきたい。
── 試合を振り返って
守備の面で前回から修正をかけて、ボールを奪ったあとのカウンターを想定して前目に残ることを心がけていた。相手がうまかったし、経験のある選手が多くてやられた部分があった。自分たちの形になったときの時間帯をもっと増やしていきたい。いい結果が出たのは良かったが、もっとうまくできたんじゃないかなという気持ちもある。ロスタイムが長くてみんな苦しかったと思うが、サポーターの声援が後押しになった。だからこそ最後のジュニのゴールが生まれたんだと思う。
── 試合を振り返って
組んでいないメンバーはいない、というくらいにいい意味で今季は選手が入れ替わっている。井川がいなくなっても周平さんが落ちてくるのか、ヨコになるのかな、という事はイメージできていた。相手云々ではなく、やっとあの舞台に戻れたという気がする。一昨年はチームとしても自分自身も悔しさがあった。まだ決勝まは時間があるし、いい状態で最後に臨みたいと思う。今日は相手にも助けられました。もう1点取られたら数的不利のまま延長に入る。それは考えていた。ただ、気持ち的に引くつもりはなかった。試合前にセキさんから、勝とうと言われていたので、2点のリードについては考えないようにしていた。もちろん時間の経過によってやり方を変えるという事はあった。向こうが出てくるのはわかっていた。前半からカウンターが何本かあったし、チームとしてみんな同じ意識でやれた。ヨコも周平さんもいたので安心していた。セカンドボールを拾えばよかったので、やりやすさはあった。
── 試合を振り返って
金選手もいたので、もっと放り込んでくると思ったが、思ったよりもバランスを取ってきていた。1点を取られた後も守備陣が体を張って守ってくれたので良かった。今日は宏樹さんを中心に守備陣が助けてくれた。エイジさんのときよりも守備の意識が高かったんじゃないかと思う。今日は守備陣に助けられた試合だった。その中でやれる事はやった。ただ、第2戦の方が少し力みすぎた感があった。そこは反省点。総力戦で戦ってチームが決勝に進めたことが一番。個人的には細かなミスがあって、経験の足りない部分を見せてしまった。そこは練習から修正していきたい。今日は疲れたなというのが正直な感想。苦しい時間帯が続いたが、最後にジュニが決めてくれた。あのゴールでディフェンス陣も最後まで耐えることができたんだと思う。この2試合、何もかもがはじめての経験だった。その雰囲気を大事な試合で経験できた。それは良かったし、結果にもつながったので、自分としても自信をもってやれるきっかけになったと思う。
── 試合を振り返って
前半はそんなに危ない場面はなかった。後半、退場が出て苦しい試合になったが、何とか勝ちあがることができてよかった。2点取っていた。気持ち的な余裕は多少あったが、守るのではなく1点取りに行こうとチーム全体で考えていた。決勝まで一か月ある。それまでにいい準備をして、いい形で決勝に臨めるように頑張っていきたい。
現在の試合状況:
試合終了
更新:09/09/07 15:45
前節終了時の累積警告
1枚 9/鄭 大世
1枚 34/レナチーニョ
今節の出場停止
なし
[総評]
非常に疲れる試合でした。ホントに最後に追いついて、負けずに決勝進出を果たせたというのは、今日のこの試合に多くのサポーターが詰めかけてくれて、後押しをしてくれたおかげだと思います。またそれに応えた選手もホントによくやってくれたなと。みんなに感謝したいなと思います。我々がタイトルを狙うために、ここは何としても一つ目として決勝に進出したいと。そういう意味で前回の2-0という結果を忘れて、今日の勝点3を狙っていこうと。2-0の試合というのは次の1点が大事なので、とにかく前半から前向きにいこうと。幾つか大きなチャンスもあってそれを決め切れずに苦しんだところもあったのですが、しっかり失点をせずに攻撃の形を作っていこうと。前の試合よりも攻撃の形は幾つもできていたとは思いますし、ボールの支配も前回よりもボールを持てたのかなと思います。アクシデントで裏一発のボールが抜け出てPKでレッドカードということで苦しい形になりましたけど、選手たちがよく耐えてくれたなと。また相手のGKが退場になってから1点を返せたと。この辺に選手がたくましくなった姿が表れたかなというふうに思っています。我々はまだ何も得たわけではないので、しっかりと休んで、今度はリーグ戦、12日の鹿島戦に向けてしっかり整えていきたいなあと思います。以上です。
[質疑応答]
── 最初に疲れたゲームと話されましたが、何についてでしょうか?
ボールがもう一つ安定して保持できないということです。奪ったボールを局面でしっかりつないで相手の陣でフィニッシュまで持っていくということが、どうしてもまだ出来ないので、ボールは奪えたんですけどその後に失うと。それが繰り返されて、その分の相手の攻撃の回数も増えるので、もう少し安定したサッカーが出来るようにしたいなと思っています。
── 終わったばかりですが、決勝進出となりました。関塚監督としては2度目のチャレンジとなります。意気込みは?
今年の目標であるタイトル獲得に向けてひとつ駒を進めたので、まだ11月で先は長いですが、そこにまた我々のサッカーが出来るように作っていきたいと思います。また何としてもタイトルを取りたいと思っています。
── 関塚監督にとっても初めての経験だと思うのですが、ナビスコ、ACL、リーグ戦も含めてタイトルがかかった試合になると思います。これは大変なことだと思います。それに対して準備をするうえで一番大事なものは何になると思いますか?
経験がないと話されましたが、07年もリーグ戦は8月で失速したのですが、9月まではナビスコでも準決勝進出して決勝も9月に決めていますし、ACLもイランの2試合で9月に敗退でした。ここまでは07年までと同じスタートと言いますか、タイトルを取るためのものはリーグ戦はみんなの力でここまで目指せるところにいますので、そういう意味では07年の時よりもひとつコマを進められたという事を選手に話していますし、ここからがタイトルをつかみ取るために大事な時だと思います。07年の経験から言うと戦力をしっかり整えていく事。11人~13人、14人だと戦い切れないと07年の戦いで感じました。とくに8月のリーグ戦の方が失速しましたので、そういう面でピッチに出して戦える選手が今年は増えていると思っていますので、今は何人かの怪我が出ましたが、戦力をしっかりと整えて、1戦1戦大事な戦いにチャレンジしていきたいと思います。
── 3つのタイトルがかかっています。いつか選択する時が来ると思いますが、ナビスコ、リーグ、ACLの中で一番プライオリティが高いのはどれですか?
難しいですね。とにかく今の時点では、ひとつひとつの大会のコマを進めるためにやっているので、この9月のところではそれだけを考えて戦っています。