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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

2/10 (日) 2008

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合流

text by

オフィシャルライター 麻生広郷

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第一次キャンプ8日目。
この日の宮崎はこれまでの暖かさから一転、凍えるような寒さ。しかし、トレーニングは実戦形式に近い形の練習に入り、にわかに熱を帯びてきました。

まずは昨年からの課題をふまえ、連動したディフェンスの重要性を関塚監督が入念に説明。その後はフォーメーション練習に入り、3バック、4バック、マンツーマン、ゾーンディフェンスetc...、と、さまざまな形をテストしました。新しいシステムに関しては局面ごとに関塚監督や高畠コーチから声がかかり、選手たちもその指示を聴きながら真剣に取り組んでいます。

午後にはエイジ、ケンゴ、ヤマ、テセの代表組が合流してのサーキットトレーニング。ケンゴは体調が芳しくないということで大事を取って宿舎で別メニューでしたが、エイジはGK組。ヤマとテセの2人には初対面の里内コーチがつき、いきなり90分間みっちりとフィジカルトレーニング。代表の練習は調整主体だったというヤマは「完全なフィジカルトレーニングはひさびさなので、めちゃめちゃきついです」と、へとへとな様子。さらにテセも「里内コーチは鬼です。明日、絶対に筋肉痛になります」と苦笑い。まぁテセに関しては練習終了後、宿舎までランニングで帰った上に、その後は筋トレに励んでいましたが。代表メンバーは東アジア選手権があるため、キャンプに加われるのは3日のみ。限られた時間のなかで少しでもチームにしてもらいたいところです。


では、今回はチームリーダーの伊藤宏樹選手よりメッセージを。
「第一次キャンプもいよいよ終盤に差しかかり、最終日の練習試合を終えた後に川崎に戻ります。いまは去年チームに足りなかった部分を確認しながら、新しいチーム作りに励んでいるところです。これまでのフロンターレのサッカーを継続しつつ、いろいろなチャレンジをしながら進化もしていく。同じことをしていたら勝つことはできません。つねに前に進んでいきたいと思います。

個人的にはフィジカル面を仕上げているところで、まずまずの状態です。僕自身、綾町はもう8年目。最高の環境なので、集中してサッカーに打ち込むことができるのがありがたいですね。僕たちはつくづく幸せ者だなと感じます。

部屋は田坂、久木野、練習生が同部屋で、9日からケンゴが合流する予定です。夜は体幹トレーニングがあるので、残念ながら自由時間はほとんどありません。夜はお風呂に入ってぐったり...。疲れているのですぐに寝てしまいます。それだけ充実した練習ができている証拠ではありますが。
一次キャンプで1年間を通してしっかりと働ける体を作り上げたいと思います。

ところで話は変わりますが、今年もキャプテンをやらせてもらうことになりました。チーム全員が同じ方向を目指していけるように、しっかりと選手たちをまとめていきます。そしてクラブとしての最大の目標、"タイトルを穫る!"。これしかありません。今シーズンもチーム一丸となって戦っていくので、どうか応援よろしくお願いします」

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