今まで上巻、下巻と2度こちらの日記でも紹介し、もはやお馴染となった小学校教材の「川崎フロンターレ算数ドリル」。

今回はその算数ドリルに出ている選手が「ゲストティーチャー」として実際の学校の授業に登場する試みを川崎市立上丸子小学校で行いました。

先生はテセとクロ…　の予定でしたが、クロが当日の練習で軽く足を気にしていたようで急遽ノボリに変更。え??イベントを休むほどクロはケガをしたの?という、クロファンの女性の皆さん、ご安心を。
授業の内容がドリルの応用ということで、この日は50メートル走を数本、本気で!全力で!走ってもらうという予定。普段からあれだけ激しい練習をし、シーズンも終盤となればどの選手も多少無理をしながらプレーしているわけです。軽〜〜い違和感が、イベントのせいで気になるレベルになったなんてことになれば大問題。そうでなくても、我がフロンターレ戦士たちはイベントとなれば全力投球をしてくれちゃいます。クロもきっと無理するだろうなーということで、こちらで勝手に（笑）変えちゃいました。

と、バタバタとしながらも6時間目にあわせ、お昼過ぎには上丸子小へ。
今日の授業は6年生3クラスの93名が対象なんですが、どうやら校内のみんなが知っている様子。ちょうど給食の後の休憩時間?に重なったため、グラウンドで準備をする我々は、気づいたら子ども達に囲まれてました。
「フロンターレでしょ」「今日、何するの?」「なんで6年生だけなの?」「テセ何時に来るの?」「クロは足速いよね」と次から次へと質問攻め。凄いです!フロンターレ人気!ひと昔前は、イベントで学校に行っても、「こんにちはー!」なんて気軽に声をかけたら、「変なおじさんたちに声をかけられた…」みたいな雰囲気になってましたから（笑）

おっと、ひとつ。クロに伝えなくてはいけないことが…　この日記見るかなぁ。
「今日は黒津選手、何時に来るんですか?」とふたりで話しかけてくれた女の子。話を聞くと、5年生で今日の授業には参加できないこと。でも学校に来てくれることを楽しみにしていたこと。5時間目で終わりだそうで、ちょっと帰りがけに見ていくから家に帰るのがいつもよりちょっと遅くなるとお母さんに伝えていること…　一生懸命説明してくれました。「カッコいい」「カッコいい」と、ふたりがクロについて話すときの目は、少女漫画のようにキラキラしてましたよ。そんなクロが欠席と聞いてふたりはずいぶんと寂しそうにしてました。小学生の女の子を夢中にさせるクロの力はすごいですね。「等々力に行きます!」と言ってくれていたので、クロ、より一層頑張らなきゃ!だね!!

ちょっと話がそれましたが、そろそろ時間かなというところで「普通に」フロンターレのレプリカを来ている6年生の担任の先生方が登場。すご過ぎです。その後出てきた6年生の中にもフロンターレのTシャツを着ている子たちが数名。さらにその後もっと驚くことが!
先生が「テセ先生とノボリ先生をフロンターレの歌で迎えましょう!」と言ったら、普通に全員で歌ってくれています。仕込みなし!!これは本当に驚きました。身内を褒めるのも何ですが、普及担当のコーチたちが川崎市内の小学校に何度も何度も足を運んでいる結果がこうして出ているのかな、と。歌を聞いた瞬間にテセとノボリもすごいいい笑顔でしたから。恐るべし、上丸子小!!

さて、授業の内容は…本当に楽しそうにしてくれたのが嬉しかったです。とは言っても一番楽しんでいたのはテセとノボリだったような気がしますが。写真を見てわかりますかね?
こちらのJ’sGOALでレポートされていますのでチェックしてみてくださいね!!

P.S.
昨日、試合前に6年生たちからのメッセージがふたりに届きました。
試合前にずっと読んでいたテセとノボリ。見に来てくれているみたいだよと伝えておいたら、ふたりしてあのゴール!喜んでくれたかなー。