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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

10/23 (土) 2010

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初めての紙芝居

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広報部

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皆さん、秋といえば何を連想しますか?運動の秋?食欲の秋?それもあるでしょう。
でも!秋といえばやはり「読書の秋」!

ということで、昨年から始まった川崎市教育委員会との協働事業「川崎フロンターレと本を読もう!」。選手おススメ本のリーフレット等を図書館で受け取った人もいたのではないでしょうか。二年目を迎えるこの事業。今年は新たに“川崎フロンターレと紙芝居を見よう!”(平成22年度川崎市イメージアップ認定事業)も加わりました。そしてそのオリジナル紙芝居「フロンタくんとワルンタくん〜対決!闘将カーン〜」のお披露目を兼ねて、20日(水)に幸区にある“つくし保育園”の子ども達に紙芝居と絵本のおはなし会を行なってきました!

今回この大役を引き受けてくれたのが、我らがケンゴです。2児のパパでもあるケンゴも、最初にこの話をしたときは、さすがに80名の園児を前に紙芝居を読むことに若干の戸惑いを感じていましたが、子ども達のためなら、ということで快く引き受けてくれました。そのとき練習用にとラフデザイン版を渡したのですが、前日完成版を届けにグラウンドへ行ったところ、完成版を目にしたケンゴは開口一番「色がキレイだね〜子ども達きっと喜ぶよ」と太鼓判を押してくれました!

そして迎えた当日。我々スタッフは一足先に保育園で園長先生や保育士さんと準備を進めて、ケンゴの到着を待ちます。その頃ケンゴはというと、スタッフの運転する車内で最後のリハーサル。

「あ〜緊張する。サッカーの方が全然楽だよ〜」

と言いつつも、完成版を受け取った夜はお子さんに紙芝居を読んだというケンゴですが、登場するキャラクターに合わせて声色を変えたり、読むテンポを変えて読むなど、子ども目線に立った、さすがの細やかな気配りで入念に練習を重ねていました。

そしていよいよ本番。3歳児以上の園児80名と保護者の皆様、そして30社以上のマスメディアが出迎える中、司会の先生に紹介されて拍手と共にケンゴが入ってきました。入室の瞬間、あまりの人の多さに一瞬びっくりしたようでしたが、子ども達の顔を見るとすぐ笑顔になったケンゴ。
「一生懸命練習しましたが、うまく読めないかもしれないので、笑わないでね」と前置き(?)してから、早速おはなし会のはじまりはじまり〜。

緊張のせいもあってか、始めこそ多少読み間違えたケンゴでしたが、すぐに修正してペースを掴むと、語る口調もだんだん熱を帯びて来ました。保護者の皆さんからは「ケンゴ選手じょうず〜」との声も。「ちゃんと聞いてくれるかなあ」と心配していた子ども達も、ケンゴお兄さんの物語をじっと聞いています。
途中の間違い探しやクイズコーナーでは、ケンゴから「フロンタは何の生き物がモデルでしょう?」とか、「フロンターレが試合をするスタジアムはどこでしょう?」などの問題に対して、子ども達が一斉に「イルカー!」と元気よく答えていました。ただスタジアムは多少難しかったのか、最初沈黙、そののち出た答えが「・・・川崎スタジアム!」。これにはケンゴも「うーん、惜しい。川崎スタジアムではないね〜」と苦笑いする一幕も。
こうして終始なごやかに進み、紙芝居は終了しました。ですが、これだけでは終わりません。いい子で聞いてくれた子ども達へ、ケンゴお兄さんはもう一つ絵本を用意していました。普段からお子さんが寝る前に読んで聞かせているという絵本を持ってきてくれたのです。

「この本知ってる子〜?」とケンゴお兄さんが訊くと、みんな手を挙げてくれました。その中の一人の子があらすじを話し始めましたが(笑)、ケンゴお兄さんは「何が隠れているかな〜」など子ども達に語りかけながら、こちらも楽しくお話してくれました。終了後、紙芝居、絵本の読み聞かせがあまりに上手だったからか?司会の先生から「先生より上手です。保育士になりませんか?」とスカウトされる場面もありました。

さて、おはなし会の後は、子ども達からの質問コーナーです。

園児を代表して二人の子がケンゴ選手に質問しました。
まずは「試合に勝ったら何がもらえるんですか?」という質問。
これに対してケンゴは「特にもらえるものはないんだけど、試合に勝った喜びをチームやサポーターのみんなと分かち合えるのが嬉しいです」との回答。どうやらこの子は、運動会のときにメダルをもらったのが嬉しかったみたいで、ケンゴ選手が何をもらったのかが気になったそうです。
続いては「休みのときは何をしているのですか?」という質問。ケンゴは「休みのときは、家族とお買い物に行きます。あとは子どもと遊んでいます」と答えていました。

最後に子ども達と記念撮影をすることになっていたんですが、その前に子ども達からサプライズで嬉しいプレゼントがありました。今月31日がケンゴの誕生日ということで、ちょっと早いんですが花束とお手紙、そして「お誕生日のうた」をみんなで歌ってくれたのです。これにはケンゴも照れながらもとっても嬉しそうでした。

そのあと一緒に記念撮影をして終了。子ども達とお別れするときには、直筆サイン入りトレカを一人ひとりに手渡していたケンゴ。その顔はすっかりパパの顔でした。

最後に、今回紙芝居のイラストを書いていただいた「たかえみちこ」先生がケンゴとご対面。先生も完成版を見るのは初めてだったので、その出来栄えにご満足していただいたようで、ケンゴから紙芝居にサインをもらって一緒に記念写真に収まりました。

J初の試みとなった大役を無事に果たしたあとのケンゴのコメントです。
「ここに来るまでは緊張していましたが、子供たちがおとなしく話を聞いてくれて嬉しかったです。自分にとっては初めての経験でしたが、子供たちが行儀よく聞いてくれて新鮮な気持ちになれました。紙芝居は2週間前にもらい、ここに来る間や、家では子供の前で聞かせていました。自己評価は60点ぐらい。選手がサッカーだけでなく、こういうところに顔を出すのは必要だと思います。子供たちの"うれしかった"という声を聞くと本当に嬉しかったです。
この時期は読書の週間だし、多くの保育園や幼稚園でこの紙芝居を使ってもらい、フロンターレのことを知ってもらいたいと思います」。

フロンターレを通じて、少しでも子ども達が本への興味を持ってくれればということで始まった「川崎フロンターレと本を読もう!」事業。今年は10月31日から始まる「かわさき読書週間」に合わせてスタートします。今回ケンゴが読んでくれたこの紙芝居も、11月からは市内図書館でも借りることが出来ますが、それに先駆けてフロンターレ紙芝居を体験できる機会があるのです!

それが10/30(土)ジュビロ磐田戦にて行なう「ブックランドTodoroki2010」です。
当日は11:30よりフロンパークの後援会ブース付近で実施されるこのイベント。昨年大好評だったリユース図書の無料配布や7選手と高畠監督に選んでもらったとっておきのお薦め本のリーフレット配布、そしてそのお薦め本の即売会に加えて、今回新たに児童対象に、「フロンタくんとワルンタくん」のおはなし会を実施します。読んでくれるのは、図書館で普段からおはなし会をしている図書館スタッフの皆さん。参加してくれた児童の皆さんには、紙芝居のイラストがプリントされた特製シールを差し上げます。回数は①11:45〜 ②12:30〜 ③13:15〜 ④14:00〜の全4回。先着順で定員になり次第締め切りとなりますので、お早めにお越し下さい。

この日は同じくフロンパークで「フロンターレ動物園」も行なわれます。カワイイ動物たちと触れ合った後は、ぜひブックランドTodorokiに立ち寄って「読書の秋」を満喫する。そんな秋らしい休日を、ご家族でぜひ!

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