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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

4/13 (水) 2011

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算数ドリル完成

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広報部

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先日、算数ドリル(上巻)完成のお知らせをしましたが、やっぱり配られる様子を見たい!ということで、下作延小学校に行ってきました。

と、子どもたちの様子をお伝えする前に… この「算数ドリル」をもう少し詳しくご説明しましょう。
昨年まで製作費はすべてクラブが負担していましたが、「フロンターレ算数ドリル」の教育的価値を評価していただき、ドリル上巻は、フロンターレとJリーグが折半で予算化、下巻(2011年10月に配布)は、川崎市が製作費の全額を予算化となりました!
Jリーグクラブの本業である、サッカー、スポーツという分野ではなく、教育という分野で地元自治体がクラブに対し予算化して頂いたことは日本では例がなく、フロンターレ算数ドリルの参考となった、イングランドのアーセナルFCが、地元自治体から委託されアーセナルの選手が登場する教科書を地元の学校に配布している形に限りなく近づいたことになります。
100年以上のクラブの歴史のあるあのアーセナルの事業に、15年の歴史しかないフロンターレが近づけたことは大変価値があることだと、ほんのちょっと自画自賛したところで、課題だった予算面をクリアしたところで新たなる問題が…

実は、10年に一度の新学習指導要領の変更で、ドリルの問題が大幅に変更になってしまったのです。
具体的に言うと、今まで掲載されていた問題の約3分の1程度が5年生の学習内容に組み込まれたため、昨年までのドリルからマイナーチェンジだけで済まなくなるという事態が発生。

とはいっても「問題」についてはフロンターレができることはありません。算数ドリル作成委員会の中心メンバーである川崎市立上丸子小学校の蟻生先生が、学校指導で忙しい中、時には高熱でフラフラになりながらも、夜遅くまでドリルの新しい問題作りに時間を割いてくれたのでした。
「どうせ、変更になるならもっと楽しく算数ができて、もっとフロンターレを好きになってもらえる問題を入れよう!」と、どんな状況でも 前向きな蟻生先生。ドリル作りも3回目となり、先生はクラブスタッフよりも選手の名前と背番号を早く答えられ、新加入選手の情報もすでにインプット済み。頼りになります!

もう1つの問題点は、ユニフォームの大幅チェンジ。
2009年、2010年はユニフォームのスポンサー、型とも変更がなかったため、写真の使いまわしができましたが、2011年はご存知の通りプーマさんへ!ユニフォームデザインも大幅に変ったため、すべての写真をこのドリルのために撮り直しました。撮影の様子はこちらや、こちらのフロンターレ日記にも掲載していますが、ドリル撮影を経験している選手は、慣れたものでサクサクと20カットくらいを撮影。今年の新人もフロンターレイズムをすでに習得していて、雄大やマルは撮影会場を爆笑させてくれました。一般募集して女の子のモデルさんにも協力してもらいました。


そんな苦労して完成したドリルのデビューを見届けよう!ということで、津田山駅そばの桜が綺麗な下作延小学校に行ってきました。

「あっ、フロンターレだ!」「何しに来たのー?」と熱い声援を受けながらお目当ての6年生の教室へ移動。事前に先生から話を聞いていなかったのか、カメラを持ちぞろぞろと教室に入ってきた我々を見て不思議そうな顔をしていましたが、算数の授業がスタート。
先生の丁寧な説明にしばし算数ドリルの事を忘れて関心していると時間がかなり過ぎ、授業の残り時間もあまりないことに気づいて焦る担当スタッフ。「あれっ、先生ひょっとしてドリルのこと忘れてるのかな?」と心配をしたところで先生が動き出します。

さすが先生。休み明けの最初の算数の授業ということで、少しウォーミングアップ。最初はおとなしかった子どもたちも先生の質問に「はい!はい!」と続々と手があがります。教室が活気に満ち溢れてきて、子どもたちも楽しそうにしているタイミングで…
「今日は皆さんにプレゼントがあります!」と手にしたフロンターレ算数ドリルを見て子どもたちからは「わー!」と大歓声が。「あ、ケンゴが表紙だ」「山瀬もちゃんと入ってる」と嬉しそうな表情と声。さらに先生が「先生は、川崎生まれ、川崎育ちでフロンターレが大好きです。だからこのドリルでみんなに算数を教えることができて嬉しい!」と言ってくれ… 先生ナイス!あー、やってよかったと心から思いました。
ちなみに一緒にいたスタッフは「あの嬉しそうな表情と声援だけで、丼ぶりご飯3杯は食べられる」「いやー、それにしても先生の授業は分かりやすかった」とよくわからないことを言いながら帰ってきました。

このフロンターレ算数ドリルで、川崎市内の6年生のみんなが算数を大好きになってくれ、ほーんのちょっとだけドリルがきっかけでフロンターレに興味を持ってくれたら嬉しいです。

最後に…
本ドリル制作にあたりご協力いただいた、Jリーグ、川崎市市民スポーツ局、教育委員会の皆さん、算数教育研究会の皆さん、教育同人社、上丸子小学校の皆さん、ドリルのデザイン・レイアウトを担当してくださった大和の佐野さん、ドリルの女の子のモデル・ヒトミちゃんとコマリちゃんに厚く厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。おかげでいいものができました!

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