3/14 (木) 2013
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3.11選手参加街頭募金活動
text by
広報部
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2011年3月11日に発生した東日本大震災から2年が経ちました。川崎フロンターレでは、震災後、「支援はブームじゃない」を合言葉にクラブ独自の被災地復興支援活動として「Mind-1ニッポンプロジェクト」を立ち上げ、クラブ・選手会・サポーター・行政・スポンサーという川崎フロンターレに携わる全てのみなさんと共に、継続して被災地への復興支援活動を行ってきました。今年の活動についてもMind-1ニッポンプロジェクト特設ページを更新していますので、ご確認ください。
この2年で被災地は、どこまで復興したのでしょうか。被災者のみなさんが震災以前の生活を取り戻すには、まだ長い月日が掛かります。そんな中で、私達が交流を持たせてもらっている陸前高田のみなさんは、口々に「被災地を忘れないでほしい」と話してくれました。まだまだ支援は必要です。3月11日近辺は、メディアでも東日本大震災を多く取り上げ、当時の状況を振り返ったり、被災地の今を報道しています。ここでもう一度、多くの方に東日本大震災の被災地へ目を向けてもらえたらと、川崎フロンターレでも3月11日(月)に復興支援活動を実施しましたので、ご報告させていただきます。
昨年も実施した3.11の街頭募金活動。今年は、11日(月)が平日ということもあり、18〜19時での実施となりましたが、場所は昨年同様、みぞのくち新都市株式会社様の協力でJR武蔵溝ノ口駅前とノクティ前2階のペデストリアンデッキで実施しました。
川崎フロンターレ選手会から、会長の杉山力裕選手、副会長の登里享平選手、伊藤宏樹選手、中村憲剛選手、小林悠選手の5名とふろん太が参加しました。
選手とふろん太が18時前に現地へ向かうと、一緒に街頭募金活動に参加するサポーター、ボランティア、クラブスタッフ約40名が待っていてくれました。人数が多いので、二手に分かれ、武蔵溝ノ口駅前では、伊藤選手、中村選手、ふろん太を含めた15名、杉山選手、登里選手、小林選手を含めた25名がノクティ前2階のペデストリアンデッキで募金活動をスタート。夕方ということもあり、元々この募金活動を知ってくれていたフロンターレサポーターはもちろん、JR南武線と東急田園都市線を乗り継ぎ帰宅途中の方々もたくさん募金に協力してくれ、選手達は、募金を入れてくれたみなさん一人一人に感謝の気持ちを伝えていました。さらに途中で、ベガルタ仙台サポーターも駆けつけてくれ、一緒に募金活動に参加。フロンターレサポーターと一緒に復興支援の必要性を訴えてくれました。また、この活動を知った川崎市の新体操クラブ「ANELA」の生徒も訪れ、発表会で集めた義援金を持ってきて、中村・伊藤両選手に経緯と思いを伝えてくれました。会社や学校帰りのサポーターも集まり、最終的には、総勢約50名で募金活動を行い、多くのみなさんの募金を受け取りました。
募金金額は、1時間で663,411円でした。募金していただいたみなさん、ありがとうございました。集まった募金は、川崎フロンターレ東日本大震災復興支援活動「Mind-1ニッポンプロジェクト」の活動費に充て、より直接的に被災地支援の活動を行っていくための資金とさせていただきます。
募金を終えた選手からのコメントです。
選手会長の杉山力裕選手。
「今日は募金活動でしたが、今年も陸前高田市の方に行って、去年、そして今年と、どういう風に町が変わっていってるのかを実際に目にして、そこで感じたことをこっちに戻ってきてみなさんに伝えることができればいいなと思っています。選手会としてもそうですし、個人的にもやれることはやっていきたいです」
副会長の登里享平選手。
「募金活動は初めてです。被災地の今の状況をテレビなどで見ることはありますが、まだまだ復興にはほど遠いと感じています。陸前高田市にしても、1年目に行ったときはガレキがどけられていましたが、2年目はそこに雑草が生えていたぐらいでした。僕らはピッチで勇気づけるのはもちろんですが、こういった募金活動もコツコツ続けることも大事だと思います」
伊藤宏樹選手。
「今日もいろんな人が協力してくれて、フロンターレを知らない人にも募金をしていただきました。この前テレビでも見ましたが、本当の意味での復興はまだまだこれからだなと感じています。日が経つに連れて世間の記憶というものはどうしても薄れていくでしょうが、1人ひとりがやれることはまだまだあると思います。それは選手会のみんなが同じ気持ちです」
小林悠選手。
「募金活動は2回目です。日本全体としての復興活動はそこまで進んでいないと思うし、まだまだ足りないと感じています。小さなことかもしれないですが、やらないよりはやった方が絶対いいですし、少しでも力になれればと思って今日ここに来ました。今後こういう活動があれば積極的に参加して、被災地の人が少しでも良くなればいいと思います」
中村憲剛選手。
「復興支援活動は2年前からフロンターレとして継続的に行なっていることで、個人的にも思うことがあります。こうして自分達が募金活動に立つことによって、いろんな人が震災、そして復興のことを改めて考えるきっかけみたいなものになればいいと思っています。個人的にも去年、一昨年と陸前高田市に行って、まだまだ復興は進んでいないのが現状というのを感じました。そういったことも自分達の復興支援活動で伝えられたらいいですし、何より続けることに大事な意味があると僕は思っています。みんな支援したい気持ちは持っているので、今回は募金というひとつの形でしたが、みんなの気持ちが輪になって伝わればいいなと思います」
川崎フロンターレが行うMind-1ニッポンプロジェクトはもちろん2013年も継続して活動していきます。少しでもみなさんが、復興支援活動に目を向けていただけるよう、そして気持ちのある方が少しでも参加していただけるよう活動していく予定です。今後も、みなさんの力が必要です。継続的によろしくお願いします。
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