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FRONTALE DIARYフロンターレ日記

4/24 (日) 2016

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JAXAフロンターレ算数ドリル完成!

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集客プロモG

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皆さん、こんにちは。川崎フロンターレ プロモーション部の天野です。
今回は、2016年度版「フロンターレ算数ドリル」についてレポートいたします。

今年度のフロンターレ算数ドリルは、3月末に完成し、新学期が始まる4月にあわせ川崎市内公立小学校113校に通う小学6年生全員に配布されました。
フロンターレ算数ドリルの制作、配布を始めてすでに8年目。毎年毎年、その年に在籍する選手たちの全面協力により、ドリルを開いて勉強することが楽しくなるようなポージング写真入りの教材として、各方面から多くの反響がありました。

そして、今年はクラブ創立20周年。このメモリアルイヤーを飾るに相応しいスペシャルな算数ドリルを作ろうと、「算数」、「サッカー」のキーワードに加え、今回は「宇宙」の要素を取り入れたドリルを制作いたしました。

その名も「JAXAフロンターレ算数ドリル」!!
えっ?なぜ「宇宙」なのかって?
話すと長くなってしまうのですが、なるべく短くまとめてお伝えします。

それは遡ること6年前の2010年。
フロンターレでは「南極」とコラボした「難局物語」というホームゲームイベントを開催しました。
フロンパークでは、夏なのに雪すべりコーナーやペンギンと記念撮影会、南極料理人のつくったカレー販売など、「南極」をテーマに様々なイベントを展開しました。
極めつけは、南極にいる川崎市民の観測隊員の方に昭和基地前で始球式を行ってもらい、その姿をスタジアム内のオーロラビジョンで生中継!
この日の試合は負けてしまい、本当の“難局”に陥ってしまったのはご愛嬌ですが…イベント自体は大変盛り上がったんですね。

そしてこのイベント終了後、帰路に着くサポーターの方から「南極イベントやっちゃったら、もう次は“宇宙”しか残ってないですね!」と言われたんです。
その時は「そんな宇宙なんて…」と思っていたのですが、時が経つごとに「…宇宙か…宇宙のイベントできたらやっぱ面白いよな」と心がざわめいてきました。

ただ、宇宙という壮大なものをテーマに展開するなら、企画も壮大でなければ面白くない→こんな壮大なものをテーマに色々企画していくとなると、多くの組織・団体を動かさないと難しい→動かすためには大義名分が必要→あっ!6年後にクラブ創立20周年をむかえるじゃん→2016年に照準を合わせて準備をしていこう!となったわけです。

そして6年の歳月を経て、今年1月の新体制発表会見、クラブ創立20周年記念として今年展開する宇宙プロモーション「宇宙強大」を発表しました。
今までのプロモーションですと、ホームゲームイベントとしての枠をあまり出ることはなかったのですが、今回はスタジアムだけでの展開に留まらず、ホームタウン川崎の中でも「宇宙」をテーマに取り組んでいこうと、川崎市教育委員会に相談し、生まれたのが「JAXAフロンターレ算数ドリル」だったのです。(説明、長かったですかね…。)

サッカーは、背番号や選手の足の速さなど、算数問題に活用できそうな「数字」がたくさんありますが、「宇宙」も負けず劣らず地球の大きさや他の惑星との距離、自転のスピード、人工衛星サイズなど、それこそ宇宙の様に無限に数字が広がっています。

今回このドリルを制作するにあたり、2つの大きな団体が力を貸してくれました。
ひとつは、算数ドリルのタイトルにもなっているJAXA(宇宙航空研究開発機構)です。
宇宙に関するどの「数字」が算数問題に活かせるかは、宇宙の知識に乏しい僕らスタッフには不可能に近い作業です。
通常算数ドリルは、僕らクラブスタッフと算数教科のスペシャリストである市内小学校の先生で構成される「フロンターレ算数ドリル作成委員会メンバー」で制作しています。
今回はここにJAXAの職員の方も加わり、宇宙を活かした問題制作をしていきました。

しかし、いざ問題制作をはじめてみると、これが苦労の連続!
フロンターレ算数ドリルは、教科書の単元に準じて制作している「副教材」のため、宇宙に関する数字がいくらあってもその数字を単元にあった、それも小学6年生のレベルに合わせて作り上げるのは至難の業。

打ち合わせは、作成委員会の先生方、JAXA職員の皆さんと「あーでもない」「こーでもない」と意見とアイデアを出し合いながら毎回夜遅くまで行いました。
ドリル内にはJAXAから掲載許可を受けたロケットやISS(国際宇宙ステーション)、今年の6月にISSへ飛び立つ大西宇宙飛行士の写真も掲載。
出題されている宇宙に絡めた算数問題がよりイメージしやすいよう工夫もされています。

そして今回、JAXAと並びこのドリル制作に協力の手をあげてくれたのが、週刊モーニングに好評連載中の人気漫画「宇宙兄弟」です。
実は担当スタッフ自身が「宇宙兄弟」の超超大ファンでして、「JAXAフロンターレ算数ドリル」の制作を思いついた時、「漫画に登場する南波六太や日々人、ケンジやせりかさんがドリルに出てきたらどんだけ胸アツなんだろっ!」って思ったのが協力を呼びかけるきっかけでした。
(※宇宙兄弟とコラボするにいたった経緯は今夏に開催する「宇宙強大」告知の際に詳しくお知らせしますね!)
ドリル内には、宇宙兄弟に登場するイラストカットがいたるところに登場し、宇宙服を着用したフロンターレ選手たちとともに、算数学習が楽しくなるアシストをしています。

今まで2つの協力団体をお伝えしましたが、ドリルにはその他にも「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」の協力でドラえもんやパーマンが登場したり、PUMAさんのご協力で、ウサイン ボルト選手も登場しています。

市販ドリルではありませんので、皆さんに現物をお手にとってもらえないのが残念でなりませんが、このドリルを通じて「算数が楽しくなった!」、「宇宙のことがもっと知りたい!」、「フロンターレを身近に感じるようになった!」という川崎の子どもが一人でも多くなってくれたら嬉しいですね。

ぜひ、今後の「宇宙強大」にも、注目していてください!

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