9/10福岡戦は3-1という結果でしっかりと勝点3を積み上げることができ、2ndステージ、年間順位共に首位をキープすることができました!その大事な試合前はものづくりの魅力が体験できる「川崎ものづくりフェアin 等々力」がフロンパークで開催されました。このイベントは川崎市経済労働局との共催イベントでもあり、フロンパークだけでなくテニスコートの前のスペースの児童遊園側も使用し、全部で16ものブースが出店、ものづくりの魅力を知ってもらおうと、地元の工場協会や工業会などとがっぷりよつに組んでの開催となりました。
まずフロンパークに入って1番目立っていたのが実車版のミニ四駆エアロ アバンテです。フロンパークがスタートすると、子どもよりも大人の方が真剣なまなざしを向けていましたね。特に「ミニ四駆世代」の大人たちは子どものように目をキラキラさせて、「スゲェー!」「カッコいい!」など声を上げていました。そしてその隣では今度は正真正銘のミニ四駆エアロ アバンテ工作教室と試走コースを設置しました。まずは工作教室。こちらは各20名4回実施で、計80名ということもあって、受付して30分もたたずに参加券は完売という人気の高さでした。FDKさんに提供いただいた乾電池と特製のフロンターレミニ四駆シールも完売の大きな要因になったと思います。
ミニ四駆が完成した子どもたちは、さっそく隣の試走コースへ。自分で作ったミニ四駆が走っているのをずっと見続けている子どもたちの姿はどこか誇らしげに見えました。こちらのミニ四駆コーナーは株式会社タミヤさんの全面協力で実施できました。ご協力いただいたタミヤさん、ありがとうございました!さらに隣では富士通乾電池を生産しているFDK株式会社さんの手作り乾電池教室を実施。富士通乾電池はミニ四駆JAPAN CUPの公式電池として採用されているんです!だから実車版ミニ四駆のヘッドにはフロンターレのユニフォームと同じ「Fujitsu」の文字が入っているんです。今回は理科の実験感覚で電池の仕組みを学べるとあって、開始前から行列が。整理券は配布開始から1時間足らずで終了いたしました。 電池教室が始まると子どもよりも大人が夢中に。身近ながら中身を知らない乾電池の仕組みを「ふむふむ」とお勉強しながら作っていき、仕上げに背番号ステッカーを貼って完成!豆電球が無事点灯し子ども達は満面の笑み!参加していただいた皆さんありがとうございました!
フロンパーク内の特設ステージでは、毎年恒例のロボットによるサッカー大会"フロンターレカップ"を開催しました!4チームがエントリーし、個性豊かなロボット達による壮絶な試合が繰り広げられ、会場は熱気と興奮に包まれました!中には親に肩車され見入っている子や目を輝かせながら「頑張れー!」と応援する子の姿も。
実況は人力舎さんから本田兄妹という実の兄と妹のコンビ、ロボット解説に「プラレス三四郎」などの漫画を生み出している神矢みのる先生、サッカー解説に元フロンターレの岩本輝雄さんがそれぞれ入り、会場を大いに盛り上げていました。
また、ロボットサッカー大会と並行して、今年初登場となったアトラクション「高津ものまちラリー」の内容の一部として街の歴史紙芝居を上演しました。川崎の街がどのようにして今の街並みへと変化したのか、小さなお友達から大人の方まで熱心に聞いている様子が印象的でした!その紙芝居を聞いた子どもからスタッフが「昔の川崎と今の川崎は違うんだよ」と教えてもらいました(笑)。「高津ものまちラリー」のブースでは、高津区の工場の歴史や実際に工場の方々が何をやっているのかを多くの方々に知ってもらう為、工場クイズに正解し、解体BOX操作体験に参加、高津の歴史紙芝居を全て見た方には無料でふろん太のキーホルダーとクリップをプレゼント。景品をゲットした方にお話しを聞いてみると「私も最近川崎に引っ越してきて正直今日初めて高津の工場の方々の努力を知りました。参加して良かったです。息子も解体BOX体験に夢中で大満足でした。」と答えて下さりました。ぜひ、今回の高津ものまちラリーを通じて高津の工場に興味を持ってくださった方は無料で工場内を見学できる「オープンファクトリー」というイベントも毎年行っているのでそちらにも足を運んでみてはいかがでしょうか。高津ものまちラリーに参加してくださった皆さん、イベントに協力してくださった株式会社和興計測さん、有限会社トワダさん、佐々木工機株式会社さん、有限会社早川製作所さん、専修大学遠山ゼミさん、景品を提供してくださった株式会社カワイさん、本当にありがとうございました!!
フロンパークエリアではこのほかにも株式会社ビービーエーカンパニーさんの協力で実施した、毎年人気のレーザーマーカー名前入れ実演ブースも実施。今年は20周年ロゴが入った限定アルミタグ。こちらも開始前から多くの方が列を作り、150名分ご用意したアルミタグもイベント終了時間前に完売。スタッフの方も休憩も取らず、フル回転でした。購入いただいた多くの人が自分の名前を入れていました。ストラップ付なのできっとカバンなどに付けていただけるのではないでしょうか。水色の高級感があるアルミタグなので、大切にしてくださいね。
こちらも定番、「イニシャル刻印入れ体験」も実施。こちらは下野毛工業協同組合の皆さんのご協力のもと、今年限定20周年のロゴが入ったアルミのオリジナルキーホルダーに自分のイニシャルを打ち込む体験ができるというもの。開始から30分ほどで整理券はすべて完売するなど例年通りこの日も大人気で、大人から子どもまでそれぞれ自分の好きなイニシャルを楽しそうに刻印する姿が見られました。自分でイニシャルを刻印したオリジナルキーホルダーを持ち帰る参加者の方は嬉しそうでした!
つづいては中原工場協会の皆さんの協力のもと実施された「配管廃材で水鉄砲工作体験」です。こちらは家づくりで使用する配管を利用して水鉄砲を作り、その水鉄砲でボールをふろん太君の守るゴールに決めようというもの。水鉄砲を作るだけでなく、自分でつくった水鉄砲で遊べるということもあり、たくさんの方が参加してくれました。つくった水鉄砲でゴールを決め満足げな参加者の姿が印象的でしたよ!ステージ横では川崎市産業振興財団の皆さんの協力のもと、「ロボット操作体験」が実施されていました。ステージで行われたロボットサッカーは観ていて楽しいものでしたが、こちらのブースは実際に自分で、ハンマーを持ったロボットを操作し、逃げ回るロボットを叩くことができたらクリアという参加型のブースということで、ロボットサッカーを見て「自分も操作してみたい」と思い参加してくれた人も多くみられました。こちらも例年通り子供たちを中心に、常に待機列が途絶えず大盛況でした!自分でロボットを操作する機会は貴重なため、参加してくれた子供たちは夢中になってロボットを操作していましたよ!
冒頭にも記載しましたが、この日はフロンパークだけには収まらず、児童遊園にもブースがずらり。まずは川崎ものづくりフェアの定番アトラクション、ダンボールパーク!今年も元気な子どもたち約400名が遊びに来てくれました! ダンボールパークの遊具は、ダンボール迷路、ダンボール木馬、ダンボールすべり台、ダンボールシーソー、ダンボールわなげ、ダンボールつむつむの6つのダンボール遊具が登場!このダンボールパークの迷路、木馬、すべり台、わなげは高津区の株式会社田村工機製!「梱包材」のイメージが強いダンボールを成形、加工を得意とする会社です。ダンボールを重ねることで耐久性をアップさせ、子どもが乗ってもビクともしないる製品も作っています!川崎フロンターレでは、2015年に運営を開始したメインスタンドのファミリーシートの遊具として採用し、1年半以上経過しましたが壊れる気配はありません。ファミリーのダンボール遊具で遊びたい!という声が多く、おかげさまでファミリーシートは毎試合ほぼ完売しております!
他にも児童遊園ではさらに6ブースが出店しました。まずは等々力陸上競技場の近くにある企業から集まった「チーム等々力」から「金属ミニカー制作ブース」。平らな金属を自由自在に曲げてオリジナルのミニカーを作ることができる体験ブースで、子どもたちは「金属がこんな簡単に曲がるのか!」と驚いていました!次に中原区のsanodesignさん×中原工房さんによる「バナナスタンド作り体験」と「一輪挿し作り体験」です。前日に放映されたファイフロ!でケンタロウとショウゴが体験していた効果もあってか、開始早々長蛇の列ができていました。皆さん選手顔負けの作品を丁寧に作っていましたよ!その隣は株式会社カワイさんによる、「鈑金ふろん太キーホルダー作り体験」。こちらは頭、体、手、足の好きなパーツを組み合わせてオリジナルキーホルダーを作るコーナーで、普段鈑金に触れることの少ない子どもたちは興味津々の様子でした。さらに「カワサキまるこ」でお馴染みのねこのしっぽさんと漫画界の中でシェアNo. 1を誇るスクリーントーンを販売しているデリーターさんがタッグを組んだ「漫画家体験ブース」では、女性の方が多く参加されていました。「漫画を描くのは難しいと思っていたけど、意外とそんなことなく、楽しい!!」との声も聞こえていました!最後にヒロキ産業さんによる「マシュマロ串刺し実演」。こちらは毎年大人気で、今年もその人気ぶりは健在。予定時刻より早く完売してしまいました!
さてフロンパークイベントを充分楽しんだ後もこの日の楽しみは尽きません。ハーフタイム走行イベントとして、フロンパークにも展示した実車版ミニ四駆と、元中日ドラゴンズの山本昌さんが投球ではなく、ラジコンの勝負で来場していただきました!「燃えよ!ドラゴンズ」の曲と共にラジコン操作のため高所作業車で高くあがる名球界入りの名投手の姿に会場はどよめきました。ユニフォームもフロンターレ衣装部が作製した特製のユニフォームで登場。いざ勝負!と行くところでしたがなんとスタート地点に行く途中にラジコンがクラッシュ・・・少し破損してしまいました。なんとかスタートはできたものの、実車版のエアロ アバンテの圧勝という形で幕を閉じました。控え室に戻る途中の昌さんは本当に悔しそうでした!!実はこの日名古屋での講演を終えて等々力入りした関係でリハーサルが満足にできなかったのです。ただ、スタッフが印象に残っている言葉は、「いい雰囲気の応援してるなぁ。」「こうゆう応援があるから今のチームは強いんだね」と等々力の試合中の雰囲気に終始感銘を受けていただいている様子でした。
この日は試合前から試合終了後までフロンターレサポーターに多くの笑顔を作れた一日かと思います。試合前イベントでは本当に多くのブースが出ていて、そのほとんどが地元川崎市内の企業の協力のもと実施されていました。体験型で親子で参加していただいた方も多く、TVゲームやスマホなど、個人で遊ぶことが多くなった今だからこそ、力を合わせて「ものづくり」をしたことは、きっと親にも子どもにもいい思い出として残ることだと思います。これをキッカケに親子のコミュニケーションが増えたら嬉しいですね。ハーフタイムで満足な結果を出せなかった山本昌さんがご自身のブログで「来年の川崎ものづくりフェアでリベンジ」と言っていますので来年も「ものづくりで思い出づくり」のできるイベントにしていきたいと思います!
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