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対戦内容

  • ヤマザキナビスコカップ
  • 2010シーズン
  • 準決勝 第2戦
  • vs.ジュビロ磐田

ホームゲーム

日時:2010年10月10日(日)15:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場

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この試合の開催データ

2010 ヤマザキナビスコカップ 準決勝 第2戦 vs.ジュビロ磐田:開催データ
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
13,417人 曇のち晴 23.6℃ 73% 全面良芝、乾燥 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
福村 吉正 村上 伸次 相樂 亨 五十嵐 泰之 廣瀬 格 大高 常勝

ゲーム公式記録

川崎フロンターレ[ホーム] チーム [アウェイ]ジュビロ磐田
1

1 前半 1
0 後半 2

3
高畠 勉 監督 柳下 正明
─ > ─ 勝点 ─ > ─

ジュニーニョ 38分

得点
選手/時間

35分 大井 健太郎
78分 山崎 亮平
88分 成岡 翔

選手名
シュート数 ポジ
ション
シュート数
選手名
45909045
相澤 貴志 21000 GK 000 21 八田 直樹
森 勇介 19000 DF 00023 山本 康裕
菊地 光将 17000 1014 大井 健太郎
伊藤 宏樹 2000 00013 イ ガンジン
小宮山 尊信 8000 00020 山本 脩斗
横山 知伸 18000 MF 0006 那須 大亮
稲本 潤一 20000 0003 岡田 隆
田坂 祐介 6011 00011 西 紀寛
ヴィトール ジュニオール 11011 10128 船谷 圭祐
ジュニーニョ 10134 FW 220 10 成岡 翔
黒津 勝 7101 514 8 ジウシーニョ
 
GK/杉山 力裕 28     0 SUB 0     31 GK/竹重 安希彦
DF/薗田 淳 5     0 0 0   16 DF/金沢 浄
MF/谷口 博之 29   1 1 0     27 MF/上田 康太
MF/木村 祐志 22     0 0     24 MF/松浦 拓弥
MF/登里 享平 23     0 0 0   15 MF/菅沼 実
MF/楠神 順平 16   0 0 1 1   25 FW/山崎 亮平
FW/矢島 卓郎 15   0 0 0     19 FW/荒田 智之
経過
得点選手 得点経過 得点選手
経過

左 11 → 中央 7 相手DF こぼれ球 10 右足S

10 ジュニーニョ 38 35 大井 健太郎 4

右 CK 28 ↑ 中央 4 ヘディングS

78 山崎 亮平 25

中央 6 相手DF こぼれ球 カット ↑ 25 ~ 右足S

88 成岡 翔 10

左 8 ~ 相手DF こぼれ球 16 ↑ 中央 10 ヘディングS

[得点経過の記号の意味]〜:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

OUT IN 交代選手 IN OUT
20 稲本 潤一 29 谷口 博之 74 68 15 菅沼 実 28 船谷 圭祐
6 田坂 祐介 16 楠神 順平 74 68 25 山崎 亮平 11 西 紀寛
7 黒津 勝 15 矢島 卓郎 85 73 16 金沢 浄 20 山本 脩斗
警告・退場
選手名/理由
C2 10 ジュニーニョ 51
C2 6 田坂 祐介 72
C1 16 楠神 順平 90
  
  
  
45 90 データ 90 45
2 6 8 シュート 10 4 6
8 7 15 GK 11 10 1
3 0 3 CK 3 2 1
7 8 15 直接FK 13 6 7
1 1 2 間接FK 2 1 1
1 1 2 オフサイド 2 1 1
0 0 0 PK 0 0 0
警告・退場
選手名/理由
31 C1 4 大井 健太郎
45 C1 6 那須 大亮
56 C1 23 山本 康裕
  
  
  

注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。
注2:*はハーフタイムなどのインターバル中、あるいはPK戦中を意味する。

警告理由
C1 = 反スポーツ的行為 C2 = ラフプレイ C3 = 異議 C4 = 繰り返しの違反 C5 = 遅延行為  C6 = 距離不足
C7 = 無許可入 C8 = 無許可去
退場理由
S1 = 著しく不正なプレイ S2 = 乱暴行為 S3 = つば吐き S4 = 得点機会阻止(手) S5 = 得点機会阻止(他)
S6 = 侮辱 CS = 警告2回

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他会場の開催結果

2010 ヤマザキナビスコカップ / 準決勝 第2戦 >利用規約をご確認ください

日 程 対戦 会 場 キックオフ 入場者数 結果
2010年
10月10日(日)
清水 vs 広島 アウスタ 15:00 ─人  - 

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ゲームレポート

ナビスコカップ準決勝、第2戦。第1戦のアウェイゲームは1-0とフロンターレが先手を取った。この試合で引き分け以上なら決勝に進出。仮に敗れたとしても、0-1であれば延長戦で決着をつけることになる。晴れ間が見えてきた等々力陸上競技場。15:00キックオフ。

前半[0分>45分]

フロンターレのスターティングメンバーはジュニーニョと黒津の2トップ、中盤右に田坂、左にヴィトール、稲本と横山のダブルボランチ。小宮山-伊藤-菊地-森の最終ライン。GK相澤。通常とは逆のピッチからスタート。3分、磐田の攻撃。右サイド岡田のアーリークロスをジウシーニョが競り合い、こぼれ球を船谷に拾われるが、フリーのミドルシュートはゴール右に外れる。5分にはルーズボールを拾われ那須が裏のスペースに飛び出してくるが、ここは森が絞ってカバーに入る。8分、フロンターレの攻撃。中盤で黒津がボールカット。ボールをつないでジュニーニョからパスを受けた森が右サイドからクロスを入れるが、惜しくもDFに当たって外れる。9分には田坂のコーナーキックを黒津がヘッドで合わせるが、このシュートはGK正面。16分、磐田に押し込まれながらも自陣でヴィトールがボールカット。そのままカウンターに移るが、小宮山からパスを受けたヴィトールの左サイドからクロスはゴール前の黒津には合わず。18分、磐田の攻撃。那須のクサビのボールからパスをつながれ船谷にフリーで抜け出されるが、ゴール前でディフェンス陣が挟み込み伊藤がクリア。危ない場面だった。19分、フロンターレの攻撃。田坂が左サイドをドリブル突破。左足でクロスを入れるが、惜しくもDFに当たって外れる。20分、右サイドでヴィトールとのコンビネーションから森が抜け出しクロスを入れるが、ここもゴール前でクリアされる。

21分、磐田の攻撃。縦パスを入れられジウシーニョにミドルシュートを打たれるが、これはGK相澤の正面。23分にも右サイドから崩しをかけられるが、ゴール前ぎりぎりのところでディフェンス陣がクリア。危ない場面だった。24分、セカンドボールを拾われロングボールを大井が落とし、ジウシーニョにバイシクルシュートを打たれるが、GK相澤が好反応でセーブ。26分、右サイドの山本康にアーリークロスを入れられ、ゴール前でジウシーニョに触られるが、ボールは枠を外れことなきを得る。その後も磐田に押し込まれる時間帯が続くが、粘り強く守りながら反撃の機会を伺う。しかし迎えた34分、船谷のコーナーキックを飛び込んできた大井にヘッドで決められ、セットプレーから磐田に先制点を奪われる。(0-1) しかしフロンターレも37分、2トップのコンビネーションで中央突破。ジュニーニョのスルーパスを受けたヴィトールが左サイドから折り返し。ゴール前で黒津が合わせるがDFがブロック。しかしこぼれ球に詰めたジュニーニョがシュートをゴールが左隅に決め、すぐさま同点に追いつく。(1-1) その後も磐田に押される展開ながらもゴール前でしのぎ、ロスタイムのピンチも切り抜け前半を1-1、2戦合計スコアは2-1のリードで前半を折り返した。

ハーフタイムコメント

川崎フロンターレ:高畠 勉 監督

セカンドボールの対応をはっきりと。サイドに起点を作って、攻撃を展開していこう。サイドからクロスに対して、しっかりと入るように。立ち上がりから集中してゲームに入ろう。


ジュビロ磐田:柳下 正明 監督

守備はセンターバックの前にスペースを与えない。攻撃はサイドを起点に。攻守の切り替えを早く。

後半[45分>90分]

ハーフタイムのロッカールーム。「コンパクトにして、攻守にしっかり距離感をもって頑張っていこう。あとひとつのところでもうひと頑張りしていこう。」と高畠監督。48分、フロンターレの攻撃。稲本、ヴィトールとのコンビネーションから左サイド裏のスペースにジュニーニョが抜け出し角度のないところから狙うが、シュートは惜しくもゴール前を通過。52分、磐田の攻撃。両サイドから何本もクロスを入れられ最後は成岡にミドルシュートを打たれるが、GK相澤が反応。ピンチをしのぐ。54分、フロンターレの攻撃。磐田に押し込まれるが、2トップのコンビネーションで反撃。ゴール前に迫るが、ジュニーニョのクロスは惜しくも黒津には届かず。57分、稲本のボールカットから磐田陣内に押し込み、左サイドのジュニーニョがクロスを入れるがクリアされる。さらにセカンドボールを拾ってつなぎ、左サイドからのルーズボールをジュニーニョが反転しながらループシュートを狙うが、ボールは惜しくもゴール上に外れる。60分にも磐田に押し込まれながら反撃。黒津がタメを作り田坂がサイドチェンジ。左サイドのジュニーニョがシュート性の浮き球を入れるが、このボールは枠を外れる。63分、細かくボールをつないで左サイドの田坂が抜け出しゴールに向かうクロスを入れるが、ファーサイドに飛び込んだ黒津は惜しくも触れずゴール右に外れる。65分、磐田の攻撃。速攻から右サイドのジウシーニョに突破を狙われるが、ここは小宮山が対応。67分、メンバーを2人入れ替え勝負に出てきた磐田。

68分、中盤やや左からのフリーキック。ここで菅沼にゴール前にボールを入れられるが、ここは誰も触れずそのままラインを割る。69分にも右サイドから山本康にアーリークロスを入れられるが、そのままゴール前を通過。73分、フロンターレの攻撃。磐田の攻撃をしのいでカウンターへ。ヴィトールが左サイドをドリブル。そのままループ気味にクロスを入れるが、このボールはゴール前を通過。ここで稲本に代えて谷口、田坂に代えて楠神を投入。その後も一進一退の攻防が続く。しかし迎えた76分、中盤での攻防からはね返りのボールがフロンターレ陣内へと転がり、このボールに反応した山崎にシュートを決められ大きな2点目を奪われてしまう。(1-2) このアウェイゴールで上回った磐田は俄然勢いづき、フロンターレは苦しい時間帯が続く。82分、フロンターレの攻撃。左サイドの小宮山のクロスのこぼれ球を谷口が強引にシュートに持ち込むが、DFにブロックされる。85分、黒津に代えて矢島がピッチへ。時間をうまく使いながら試合を進める磐田。ジュニーニョが強引に左サイドの突破を狙うが、惜しくもDFに止められる。迎えた87分、磐田の攻撃。左サイドショートコーナーで時間を使われ、ジウシーニョがボールキープ。ここから一瞬のスキを突かれ、金沢のクロスを成岡にダイビングヘッドで合わされ決定的な3点目を奪われてしまう。(1-3) フロンターレも諦めずに最後までゴールを奪いにかかるが、勢いづいた磐田のプレッシャーをかわしきれず。試合は1-3でタイムアップ。

この結果、2戦合計スコアは2-3となり、磐田が決勝に進出。昨年の名誉挽回を期して臨んだナビスコカップだったが、フロンターレはベスト4で姿を消すことになってしまった。

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試合終了後 監督コメント

hc

[総評]

ナビスコ準決勝第2戦を、アウェイでのアドバンテージと、ホームの利を生かすことができず、悔しい敗戦となりました。選手たちは最後までプレーしてくれましたし、サポーターは声をからして選手たちを後押ししてくれたと思います。本当に感謝しています。またサポーターは試合前に沿道に出て声援を送ってくれて、その熱いサポーターを決勝の舞台に連れて行ってあげることができなかったことは本当に申し訳なく思っています。試合はサッカーの怖さを思い知らされたゲームになりました。受けて立つのが嫌で、勝って決勝の舞台に立とうという事で送り出したんですが、ちょっと前半硬さが見られ、受けて立つ状態になりました。ハーフタイムにそこのところを修正して、しっかりと自分たちのサッカーをしようという事で話をしました。後半のところのパフォーマンスは前半の硬さが取れ、よかったと思うんですがやはりチャンスを決めることができず、失点してしまって敗戦となったんですが、失点の部分もちょっとしたところで相手が付け入ったかなと。そういったところ、隙を与えずにしっかりと隙を消していこうというところ、サッカーの流れを読んで、プレーするというところは言っていたんですが、失点のところはそういう部分がジュビロさんが上回っていたのかなというところです。この敗戦を踏まえ、気持ちを切り替えて、一番タイトルに近かったんですが、そのタイトルに挑戦することができなくなりました。気持ちを切り替えて、中2日で天皇杯、あとリーグ戦も続きます。この2つの大会を諦めず、この敗戦を糧にまた成長して、選手たちと戦っていきたいと思います。以上です。

[質疑応答]
── 1戦目はかなり序盤からアグレッシブに行っていましたが、今日は受けてしまっているように見えました。気持ちの中にどこか守りに入るようなものがあったのでしょうか?
そういうところはないと思います。立ち上がりのところからしっかりと前からプレッシャーを掛けて行こうと。ここ2戦、リーグ戦の神戸さんとの対戦もそうでしたが、アグレッシブなサッカーが出来ていたので。ただ、ジュビロさんのパフォーマンスが、気迫が上回っていたのかなという印象です。
── 前半に硬さがあったとおっしゃられました。柳下監督も元気がなかったと言われていました。見ていてもタイトルを狙うようなモチベーションに見えなかったのですが、それは硬さだけですかね?
球際のところ、ルーズボールの拾い合いなどはそれをマイボールにするとチャンスは広がりますし、そういったところの部分はアウェイでの対戦でもそうでしたし、神戸さんとのリーグでの対戦なども、ここ2つ続けて出来ていたので、そこのところの部分でちょっとジュビロさんの気迫だとか気持ちの部分が上回っていたのかなと。アドバンテージ、向こうは怪我人等、代表のところの部分でメンバーのところもかなり変わっていましたし、そこのところで開き直ってジュビロさんの力が発揮されたのかなと。うちはそこの部分で相手の勢いに飲まれてしまった立ち上がりになってしまったのかなと。それが前半、そのまま引きずって行ってしまったという印象です。
── 後半28~9分頃に2選手を同時に代えましたが、それは疲労が見えてのことでしょうか。またその直後に点を取られるんですが、交代との関係はどのようにお考えでしょうか。
パフォーマンスを見て、稲本が足を気にしだしましたし、田坂の方もちょっと疲れ気味だったので、そこでフレッシュな選手を入れて、もう一度しっかりとした守備から点を狙いに行ったというところです。残念ながら失点はしてしまいましたが、そこのところは点を取りに行ってという形だったので、そこのリアクションのところですよね。マイボールから相手ボールになってという切り替えのところだとか、そういったところのリアクション、反応は、うるさくは言っているんですが、そこで隙を見せてしまったかなというところです。交代のところはパフォーマンスを見てというところとしっかりとした守備をしながら点をとって、勝って決勝に行こうという話をしていたので。引き分け狙いではありませんでした。
── 3枚目の交代ですが、矢島を出したところで残り5分で1点リードされている状況ですので、後ろの選手を削って入れることもできたと思いますが、黒津を下げたのは?
疲れが見えていたのと3トップにしていて真ん中だったので、引かれたときに高さという点では矢島の方がいいだろうという事と、あとはバランスですね。谷口がボランチのところから前線に上がってくるのが特徴ですし、最終ラインのCBとボランチの守備的な横山というところの交代もあったんですが、そこでしっかりとリスク管理しながら両サイドバックが高く攻撃参加してもらいたかったので。守備のバランスのところも考えての交代でした。
── 谷口と楠神の交代のところですが、谷口については役割がはっきりしていない様にも見えたんですが。
失点する前の話だったので、ボランチから攻撃に。ちょっとゴール前に人数が足りないところもあったので流れを見てゴール前に入ってもらいたいというところと、あとはボランチのところで守備になったときにはブロックを作って体を張った守備もできますから、彼は。そういった部分で稲本の代わりに入れたというところです。楠神もサイドからのチャンスメイク、得点に絡むところは非凡なものを持っているので、その特徴を生かすということですね。だからあくまでも守備ブロックを作りながら点を取りに行きたいということです。失点してしまったので、4-3-3という形で谷口を前気味に置きましたが、そのところでの狙いとしては狙い通りの谷口の役割、パフォーマンスはしてくれたかなと思います。

ジュビロ磐田 監督
柳下 正明

[総評]

とにかく1-0で勝てば延長があって、その先、また1点入れて勝てば決勝に行けると。とにかく勝ったら行けるんだという気持ちでやろうやという事で選手たちを送り出しました。前半の立ち上がりからやっぱり、相手のゴールに向かってアグレッシブにいつもどおりのゲームをやってくれたんじゃないかなと。フロンターレの方はすこし元気が無いような感じがしたんで、これはチャンスを作ればなんとかなるかなという感じで見てました。いい形でひとつ入ったので、これで落ち着くかなと思ったんですが、ただ、フロンターレの2トップ、あるいはヴィトールが非常に良い状態をキープしているので、彼らの背後への動きは注意しないといけないよという事は伝えていました。前半を終わって1-1だったんですが、スタートの0-0よりも条件はいいよという事でまた選手をハーフタイムに送り出したんですが、ほんとに臆することなく、自分たちのものを100%出してくれたんじゃないかなと。そして久しぶりにゲームに出てプレーする選手も十分に力を発揮してくれたなと。とにかく勝ちたいんだという強い気持ちをグランド上で表現してくれた結果、こういう結果になったんじゃないかなと思います。決勝もおもいっきり自分たちのプレーをしてやればいい結果が出るんじゃないかなと思います。以上です。

[質疑応答]
── 後半20分過ぎに2人の選手を同時に代えたんですがその意図と、その直前に那須選手がベンチに向かって叫んでいましたが何か関係があったんでしょうか。
それは関係ないです。すこし、那須に関してはその前にヴィトールに、自分とCBの背後に侵入されて危ない場面を作られていたので、もう少し下がれということを伝えたら、下がれないということを言ってきたんです。練習中もよくあることなんですが、それは別に気にしてないんですが。2人交代したのは疲れが見えて、特に西なんかはミスが出てきたので思い切ってフレッシュな個で仕掛けられる選手を2人投入しました。
── その続きのような質問なんですが、那須選手のポジションが後半かなりセンターバックの前をカバーしているように見えたんですが、前半と少し変わったのかどうか。その後で下がれという指示を出したとおっしゃいましたが、その経緯について。
いつもですと那須と上田康太、あるいはもう少し攻撃的な選手でボランチを組んでいるので、必然的に那須が後ろということができるんですが、今日は岡田隆もどちらかというとディフェンシブな選手なので、2人が並んだ事で少し二人が同時に前へ攻撃も守備も行ってしまって、センターバックの前にスペースができるということは前半見られたので。後半に入る前に少し使いました。
── その後、後ろに下がるんですか?
やられた局面だけですが、そのあたりはペナルティエリアのすぐ前、一番危険なゾーンなので、あそこはもう少し締めてくれということを伝えました。
── 山崎選手が途中交代で点を決めましたが、今日のプレーの評価について?
しばらく前からいい状態をずっとキープしてくれたんですが、なかなかゲームに絡むチャンスがなくて、我々としてもチャンスを与えたいということはいつも思っていました。今日、森のところに仕掛けて行ったら何かが起きるんじゃないかなということは、しばらく前から考えていて、で、それと森と菊地のあいだはスペースが出来るんですね。そこに侵入して行けばチャンスは出来るんだということは前半から言っていたんですが、山崎はもともとトップの選手なので必然的にゴールに向かう動きをするからああいうプレーが出たんだと思います。山崎本人はゴール前での落ち着き、シュートをしっかり自分の狙ったところに打てる選手なので、ゴール前で1点入れたシュートというのは、まあトレーニングでも見せている得点でした。今まで出られなかった悔しさを20分くらいのプレーで出してくれたんじゃないかと思います。
── 第1戦を1-0で負けたことが、むしろ今日の試合が分かりやすくなったというか、勝たなければならないというのがゲームプランとして影響はあったんでしょうか。
勝たなければならないという事よりも、勝てば次に行けるという気持ちで選手を送り出したんですが、選手たちもそれは分かっていて、そんなにプレッシャーもないし、じゃあどうやって戦うのか、と考える必要もなかったんじゃないかと。だからミーティングではいつも通りやろうやということを言って送り出しました。
── 代表で前田選手、駒野選手がいない中で、いつもとは武器が減る中で、攻め方だとかはどんな指示をされていたんでしょうか。
シーズン当初から、昨シーズンからですけれども、チームとしてやろうとしていることは変えずにずっと来てますので、それは選手が代わってもやることは同じだと。ただ、それで個で能力というか、プレースタイルが変わることによって少しコンビネーション等が変わることがあるだろうと。例えばクロスを単純に上げても前田がいない分、無理だよと。じゃあ、そこで工夫しようよと。速いボールを入れたりグラウンダー入れたりDマークのところに入れたりという。そのあたりも選手たちは考えてやってくれたんじゃないかと思います。
── 代表が抜けて、怪我人、出場停止もいる中で、代わりに出た選手が結果を出したと。シーズンここまでやってきて、チームの成長というものについてはいかがでしょうか?
昨シーズンからやっていることを継続してやっていることをやってきまして、それが選手たちにも十分、身についているんじゃないかと。特に悪い状況での守備。カウンターであったり、こちらの中盤でのミスから攻められると。そういったときに慌てて取りに行ってバランスを崩してスペースを作ってやられるということが今シーズン、非常に少なくなっていると。それと押し込まれた状態でも我慢強くチームとしてスライドしながらプレーができるようになったというところは非常に成長しているところなのかなと。で、ここしばらく非常に選手ひとりひとりの状態がよくて、18人選ぶのもリーグ戦では非常に迷っている状態だったんですね。で、逆に代表でいなくなったり出場停止でいなくなった分、迷わずに使えるという状況は今日は良かったんじゃないかと。やっぱり好調を維持していた選手たちがそのまま今日、プレーができたと。だから今まで出られなかった選手たちも自信を持っていいんじゃないかと思います。

試合終了後 川崎選手コメント

川崎フロンターレ:伊藤 宏樹

── 試合を振り返って
本当に残念。第一戦は関係なかった。ホームで勝って上に行きたかった。変な気負いもなかったし、いつも通りの自分たちのサッカーをしていこうと話していた。前半セットプレーでやられてしまったが、流れのなかでは我慢していた。ただ前半足が止まっていたので、後半攻撃にいくときはいこうと。後ろとしては一発が怖いので耐えようと話していたが。今は相当悔しいとしか言えない。もったいない試合だった。

川崎フロンターレ:田坂 祐介

── 試合を振り返って
勝って終わろうという気持ちだった。準々決勝の第2戦とはシチュエーションが違ったが、同じように準備をしていた。試合がはじまってからは1点勝っていると思っていなかったし、単純にいえば相手が決めてうちが決めることができなかった。常に先行されて自分たちが前に出ていかなくてはいけない状態で向こうに効果的に攻められてしまった。ナビスコは狙っていたタイトルだし、去年のこともある。優勝してサポーターの皆さんに恩返ししたかった。でも結果が出てしまった。気持ちを切り替えて前を向いて進んでいきたい。

川崎フロンターレ:ジュニーニョ

── 試合を振り返って
自分としても勝利を期待していたし、最悪引き分けで終わらせようと思っていた。先制点を奪われてしまったが、自分のゴールで追いついてロッカールームに戻ることができた。前半はうまくいかなかったので、後半はもっと良くしていこうと話し合ってピッチに出ていった。チャンスを作れていたが、ゴールという結果に結びつけることができなかった。後半スタートの15分はこれまでの経験から、少し後ろにポジションをとってボールを回し、そこから出ていこうとした。どうしてもタイトルに手が届かない。それは自分たちにとってすごく難しい問題で、何が起こっているのかは模索中の段階。ただピッチに立つ以上、常にタイトルに向けて戦っている。これからも可能性がある限り諦めることなく、優勝を目指していくことに変わりはない。

川崎フロンターレ:ヴィトール ジュニオール

── 試合を振り返って
自分としては次に進めるという自信を持っていた。ただサッカーはこういうことが起こりうる。チーム全体として動きが少し重い感じはあったので、やれることをやっていこうと意識していた。相手のプレッシャーがきつくてスペースがなかったというのもある。後半相手のプレッシャーが弱まりチャンスがあったが、ゴールに結びつけることができなかった。逆に相手はチャンスをゴールに結びつけた。さっきも話したが、サッカーは結果が出るまで何が起こるかわからない。ただジュビロがいいチームだったのは間違いないし、彼らにはおめでとうと言いたい。

川崎フロンターレ:楠神 順平

── 試合を振り返って
仕掛けることを考えていた。絶対に勝たなければいけなかった。中途半端なプレーもあったかもしれない。今日は絶対に失点は避けようというのがあったので、入ったときは引き分けだったし守備をしっかりし、チャンスがあったら攻めようと思っていた。裏を抜けようという意識は強かった。切り替えていくしかない。

川崎フロンターレ:菊地 光将

── 試合を振り返って
みんなナビスコにかけていただけに残念。アウェイで勝っていたが、半分終わっただけ。しっかり勝って決勝に行こうと話していた。最初は相手がガンガン来ていたけど、我慢しようと。終わったばかりなのでまだ整理できていないが、結果として負けた。負けてしまってすいません。リーグ戦・天皇杯をチーム一丸となって頑張りたい。本当に悔しいし残念。

川崎フロンターレ:横山 知伸

── 試合を振り返って
相手はプレスや前の速さがあった。前半同点に追いついて、ハーフタイムに勝って決勝にいこうと話していた。しっかりした守備から攻撃という流れを継続していこうと。でも結果がついてこなかった。悔しい。

川崎フロンターレ:森 勇介

── 試合を振り返って
いろいろな思いがある大会だった。相手の気迫が上回っていたというより、自分たちがダメだった。もうちょっと前からボールを奪いにいこうとしたが行けず、自分たちが主導権を握ることができなかった。後半チャンスがあったし、1対1の場面で決めていればというところ。もったいない。相手がオーバーペースだったし、リードすれば楽な展開に持ち込めたが。

川崎フロンターレ:稲本 潤一

── 試合を振り返って
負けたことは非常に残念。相手の勢いにやられた。失点の場面も小さなミスが重なって、アクシデントに対応できなかった。もう少しそこでアクションを起こして対応していく必要があった。相手はセカンドボールへの反応が早かったので、自分たちは受け身に立つ格好になってしまった。今日の試合ではゴール前まで行ってチャンスを作った回数は多かったと思うし、その中で点を入れていれば違っていた。
── サポーターへ
中2日で天皇杯があるし、Jリーグも残っているのでタイトルを狙えるものは狙っていきたい。サポーターには悔しい想いをさせて申し訳ない気持ちでいっぱいだが、残っているリーグ戦、天皇杯で自分たちのやっている姿勢を見せていきたい。

川崎フロンターレ:相澤 貴志

── 試合を振り返って
何とも言いようがない。まだ試合が終わったばかりで冷静に振り返れないが、残念。個人としてもチームとしても目標だったタイトルをひとつ逃してしまった。天皇杯、リーグ戦もあるので、絶対にタイトルをとるんだという強い気持ちで切り替えてやりたい。相手が前から来るのはわかっていたし、うちの形にならなくても我慢しながら戦っていこうと。前半集中していい守備ができていたが、セットプレーでやられたのはもったいなかった。後半、守備からカウンターを狙っていこうとしていたが、結果的に勢いが足りず動きが重くなったような気がした。相手にリードされてからは、全体的に巻き返す力が足りなかった。

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ゲームフォト・ギャラリー

  • 等々力入りする選手達を温かく迎えるサポーター達
  • ピッチに入る選手達。今日は決勝進出がかかった第2戦
  • 青心統一!
  • 試合前の集合写真
  • DF18/横山知伸選手
  • MF11/ヴィトール ジュニオール選手
  • DF2/伊藤宏樹選手
  • MF19/森 勇介選手
  • FW7/黒津 勝選手
  • 先制を許すも、すぐにFW10/ジュニーニョ選手が取り返す
  • MF20/稲本潤一選手
  • GK21/相澤貴志選手
  • MF19/森 勇介選手
  • DF18/横山知伸選手
  • MF20/稲本潤一選手
  • MF17/菊地光将選手
  • FW10/ジュニーニョ選手
  • MF6/田坂祐介選手
  • MF11/ヴィトール ジュニオール選手
  • 苦しい時間帯が続く
  • DF8/小宮山 尊信選手
  • MF16/楠神順平選手
  • MF29/谷口博之選手
  • DF8/小宮山 尊信選手
  • DF18/横山知伸選手
  • 残り時間わずか、逆転を信じて固唾を呑む観客席
  • ダメ押しの3点、そして終了のホイッスル。
  • 悔やしさを残してカップ戦は終了。だが、闘いは続く。

等々力入りする選手達を温かく迎えるサポーター達

frontales

対戦内容

  • 天皇杯
  • 2010シーズン
  • 3回戦
  • vs.横浜FC

ホームゲーム

日時:2010年10月13日(水)19:00キックオフ 会場:等々力陸上競技場

現在の試合状況

試合終了

更新:12/03/09 15:07

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この試合の開催情報

前節終了時の累積警告

  • 1枚 11/マギヌン

今節の出場停止

  • なし

2010 ヤマザキナビスコ順位表
(本節終了時)

順位 チーム 勝点 得失数
1 浦和 70 +28
2 鹿島 69 +21
3 G大阪 66 +34
4 清水 61 +20
5 川崎 53 +18
6 新潟 51 +3
7 50 +11
8 横浜FM 49 +19
9 神戸 46 +10
10 磐田 46 -5
11 千葉 42 -3
12 名古屋 42 -4
13 F東京 42 -10
14 大分 38 -20
15 大宮 34 -16
16 広島 31 -27
17 甲府 27 -31
18 横浜FC 13 -48

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