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対戦内容

  • Jリーグディビジョン 1
  • 2011シーズン
  • 第13節
  • vs.ガンバ大阪

ホームゲーム

日時:2011年05月29日(日)16:03キックオフ 会場:等々力陸上競技場

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この試合の開催データ

2011 Jリーグディビジョン 1 第13節 vs.ガンバ大阪:開催データ
入場者数 天候 気温 湿度 ピッチ状態 試合時間
14,056人 雨、弱風 19.1℃ 82% 全面良芝、水含み 90分
コミッショナー 主審 副審 副審 第4の審判員 記録員
福田 寛 佐藤 隆治 山口 博司 前田 敦 竹内 元人 大高 常勝
過去の対戦成績(J1) 過去の対戦成績(J2) 2011シーズン対戦記録
4勝3分7敗/27得点32失点 対戦無し 第13節(ホーム)/第22節(アウェイ)

ゲーム公式記録

川崎フロンターレ[ホーム] チーム [アウェイ]ガンバ大阪
2

0 前半 0
2 後半 1

1
相馬 直樹 監督 西野 朗
10 > 13 勝点 12 > 12

中村 憲剛 61分
中村 憲剛 90+4分

得点
選手/時間

51分 アドリアーノ

選手名
シュート数 ポジ
ション
シュート数
選手名
45909045
安藤 駿介 27000 GK 000 1 藤ヶ谷 陽介
田中 裕介 3011 DF 00021 加地 亮
井川 祐輔 4000 0002 中澤 聡太
菊地 光将 17011 00030 内田 達也
小宮山 尊信 8000 00023 武井 択也
中村 憲剛 14022 MF 10117 明神 智和
柴崎 晃誠 19112 2117 遠藤 保仁
山瀬 功治 13112 0 010 二川 孝広
登里 享平 23112 00011 宇佐美 貴史
矢島 卓郎 9112 FW 422 9 アドリアーノ
小林 悠 11066 101 22 イ グノ
 
GK/シュミット ダニエル 32     0 SUB 0     29 GK/木村 敦志
DF/實藤 友紀 15     0 0     28 DF/菅沼 駿哉
MF/田坂 祐介 6     0 0 0   8 MF/佐々木 勇人
MF/楠神 順平 16   0 0 0     13 MF/キム スンヨン
MF/横山 知伸 18     0 0     25 MF/横谷 繁
MF/稲本 潤一 20     0 0 0   14 FW/平井 将生
FW/久木野 聡 29   1 1 1 1   18 FW/川西 翔太
経過
得点選手 得点経過 得点選手
経過

中央 23 → 左 8 → 中央 14 ~ 左足S

14 中村 憲剛 61 51 アドリアーノ 9

PK 9 右足S

中央 直接FK 14 右足S

14 中村 憲剛 90+4

[得点経過の記号の意味]〜:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート

OUT IN 交代選手 IN OUT
13 山瀬 功治 16 楠神 順平 79 46 8 佐々木 勇人 10 二川 孝広
23 登里 享平 29 久木野 聡 86 66 14 平井 将生 22 イ グノ
    87 25 横谷 繁 8 佐々木 勇人
警告・退場
選手名/理由
C1 3 田中 裕介 50
C2 4 井川 祐輔 58
  
  
  
  
45 90 データ 90 45
4 15 19 シュート 9 4 5
7 2 9 GK 17 10 7
3 4 7 CK 6 3 3
5 6 11 直接FK 15 9 6
0 2 2 間接FK 2 1 1
0 2 2 オフサイド 2 1 1
0 0 0 PK 1 1 0
警告・退場
選手名/理由
23 C1 23 武井 択也
90+3 C1 21 加地 亮
  
  
  
  

注1:オフサイド欄の数値は、間接FK数のうちオフサイドによるものを表している。
注2:*はハーフタイムなどのインターバル中、あるいはPK戦中を意味する。

警告理由
C1 = 反スポーツ的行為 C2 = ラフプレイ C3 = 異議 C4 = 繰り返しの違反 C5 = 遅延行為  C6 = 距離不足
C7 = 無許可入 C8 = 無許可去
退場理由
S1 = 著しく不正なプレイ S2 = 乱暴行為 S3 = つば吐き S4 = 得点機会阻止(手) S5 = 得点機会阻止(他)
S6 = 侮辱 CS = 警告2回

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他会場の開催結果

2011 Jリーグディビジョン 1 / 第13節 >利用規約をご確認ください

日 程 対戦 会 場 キックオフ 入場者数 結果
2010年
5月28日(金)
仙台 vs 横浜FM ユアスタ 13:00 15,181 1 - 1
浦和 vs 新潟 埼玉 14:00 25,272 1 - 1
柏 vs 神戸 14:00 6,855 3 - 0
清水 vs 磐田 アウスタ 14:00 12,678 0 - 0
甲府 vs 山形 中銀スタ 16:00 7,582 1 - 1
2010年
5月29日(土)
C大阪 vs 大宮 金鳥スタ 13:00 5,351 0 - 1
名古屋 vs 福岡 豊田ス 16:00 11,132 5 - 2
広島 vs 鹿島 広島ビ 19:00 8,049 2 - 1

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モバフロだけ!試合前選手コメント

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ゲームレポート

第13節、ホームでのG大阪戦。フロンターレはジュニーニョと相澤が怪我で欠場という状況だが、苦しいときこそチームの底力が試される。そしてフレッシュな選手にとっては大きなチャンスだ。雨足が激しくなってきた等々力陸上競技場。16:03キックオフ。

前半[0分>45分]

フロンターレのスターティングメンバーは矢島と小林の2トップ、中盤左に登里、右に山瀬、ダブルボランチは中村と柴崎、小宮山-菊地-井川-田中裕の最終ライン、GK安藤。立ち上がり1分、フロンターレの攻撃。連続コーナーキックから中村のボールを登里がヘッドで合わせるが、このシュートは惜しくもゴール左に外れる。3分、G大阪の攻撃。コーナーキックのセカンドボールを拾われ押し込まれるが、クロスはGK安藤がキャッチ。5分、早いリスタートから攻め込まれるが守備陣がしのぐ。8分、ペナルティーエリア左前からのフリーキック。遠藤のクロスは矢島がクリア。9分、左サイド裏のスペースにイ・グノが走り込むが、ここは井川が対応10分、今度は右サイドからイ・グノにドリブル突破をしかけられるが菊地が対応。12分、フロンターレの攻撃。中村からのロングボールを受けた矢島が左サイドからシュートを放つがDFにブロックされる。14分、ボールをつないで右サイド田中裕からの折り返しを中村がスルー。背後の小林がダイレクトでゴール前にパスを送るが、惜しくも中村には通らず。16分、G大阪の攻撃。右サイド二川に抜け出され折り返しを入れられるが、アドリアーノには井川がついて対応。18分、パスをつながれ左サイドに展開されるが、武井には田中裕がスライディングでカバー。20分、フロンターレの攻撃。矢島が前線でボールキープ。田中裕のクロスはクリアされ、さらにセカンドボールを拾って小宮山が左サイドからクロスを入れるが、このボールはDFに当たってGKにキャッチされる。

22分、右サイド田中裕のクロスに矢島が飛び込むが、ヘディングシュートはゴール右に外れる。25分、G大阪の攻撃。中央アドリアーノのドリブル突破は田中裕が対応。28分、フロンターレの攻撃。ボールを奪い返して山瀬が遠い位置からシュートを放つが、これはゴール左に外れる。29分、G大阪の攻撃。パスをつながれゴール前に迫られるが、GK安藤が飛び出しキャッチ。33分、フロンターレの攻撃。相手陣内でボールを奪い返し、山瀬からパスを受けた小林がシュートを放つが、ここはうまくヒットせず。36分、中盤でボールを奪った柴崎がそのまま持ち込みミドルシュートを放つが、大きく外れる。40分、G大阪の攻撃。アドリアーノとのワンツーから右サイドに回り込んだ遠藤にミドルシュートを打たれるが、このボールは大きく外れる。41分、フロンターレの攻撃。右サイド田中裕とのコンビネーションから小林が抜け出すが、ラストパスはGKに止められる。43分、G大阪の決定機。イ・グノにキープされ、スルーパスに抜け出した宇佐美が左サイドからクロス。アドリアーノにヘッドで合わされるが、シュートはゴール上に外れる。危ない場面だった。ロスタイム46分、右サイドからのコーナーキック。ゴール前での混戦から明神にシュートを打たれるが、このボールはゴール上に外れる。お互いシンプルに攻撃をしかけていくが、雨のピッチコンディションもありなかなかフィニッシュにつなげられず。0-0で前半を折り返した。

ハーフタイムコメント

川崎フロンターレ:相馬 直樹 監督

ゴールを奪うために、フィニッシュでしっかり終わる。ルーズボールを拾う、つないでいく。攻撃時、前はポイントを作る動きを。


ガンバ大阪:西野 朗 監督

縦へのボール、サイドチェンジした瞬間、全員でしっかり反応。スイッチを入れていけ。どこかで思いきったプレーを仕掛けていくように。DFラインとボランチの距離感、組み立てに入るように。

後半[45分>90分]

47分、G大阪の攻撃。リスタートの流れから右サイド加地にドリブルをしかけられるが、小宮山が対応。49分、速攻からアドリアーノの左サイドからの折り返しをイ・グノに落とされるが、GK安藤が飛び出しキャッチ。しかし迎えた50分、右サイドからのクロスに対応した田中裕がファールの判定。PKを取られる。51分、このPKをアドリアーノに決められG大阪に先制点を奪われる。(0-1) 54分、フロンターレの攻撃。柴崎が左サイドに展開。小宮山の速いクロスに矢島が飛び込むが、ワンタッチでのシュートは惜しくもゴール左に外れる。56分、ボールをつないで攻勢をかけて左サイド小宮山が折り返し。こぼれ球を田中裕がダイレクトで狙うが、左足でのミドルシュートはゴール左に外れる。60分、G大阪の攻撃。リスタートの流れから宇佐美にシュートまで持ち込まれるが、井川がブロック。迎えた61分、フロンターレの攻撃。ボールをつないで押し込み、中村が左足エリアの外からDFの間を抜くミドルシュートを決めて同点に追いつく(1-1) 63分、フロンターレの攻撃。ボールをつないで柴崎が右サイドからシュート。こぼれ球を小林が合わせるが、シュートは惜しくもゴール左に外れる。65分、相手陣内でボールを奪い返して中村がスルーパス。小林が右サイドに流れながらシュートを放つが、惜しくもGKにセーブされる。65分、ゴール前に圧力をかけ山瀬がミドルシュートを放つがクロスバー直撃。さらにこぼれ球を小林がヘッドで合わせるが、ここも惜しくもゴール右に外れる。72分、右サイドの柴崎のクロスのこぼれ球を拾った小宮山がシュートを放つが、味方に当たって外れる。

75分、田中裕とのコンビネーションから山瀬が右サイドを抜け出し、折り返し。ゴール前で登里が右足を合わせるが、このシュートはGKにキャッチされる。77分、G大阪の攻撃。カウンターからクロスを入れられ平井にシュートを打たれるが、ディフェンス陣がブロック。さらにセカンドボールを拾われるが菊地がクリア。77分、直後にフロンターレがカウンターへ。山瀬がドリブルで持ち込みラストパスを受けた小林がDFをかわしてシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れる。79分、山瀬に代えて楠神がピッチへ。82分、相手陣内でのボールカットから田中裕がグラウンダーの折り返し。小林がダイレクトで合わせるが、シュートはゴール右に外れる。83分、ボールをつないで左サイドの小宮山がクロス。こぼれ球を柴崎が狙うが、ミドルシュートはゴール左に外れる。85分、G大阪の攻撃。カウンターからアドリアーノにドリブルでゴール前に迫られるが、GK安藤が飛び出しキャッチ。86分、登里に代えて久木野がピッチへ。86分、G大阪の攻撃。右サイド佐々木の突破は小宮山がスライディングで対応。87分、左サイドの楠神からボールを受けた久木野が左足で狙うが、シュートは惜しくもGKにセーブされる。88分、中村からのコーナーキックを菊地がヘッドで叩きつけ、混戦から小林が合わせるがボールは惜しくもポストに当たって外れる。ロスタイムは3分。92分、G大阪の攻撃。遠藤のサイドチェンジから左サイドの宇佐美がドリブル突破。クロスからゴール前で混戦となりこぼれ球を拾った遠藤に至近距離からシュートを打たれるが、GK安藤がぎりぎりのところでしのぐ。93分、フロンターレの攻撃。カウンターから中村がスルーパス。久木野が抜け出すが、DFにファールで止められる。94分、ペナルティーエリア前からのフリーキックの場面。ここで中村が見事な軌道で直接シュートを決めて勝ち越し。試合はそのままタイムアップ。

G大阪に先制されるが粘り強く戦い抜き、中村のミドルシュートで同点に追いつき、さらにラストプレーで中村が直接フリーキックを決め、劇的な展開で勝利を挙げた。

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試合終了後 監督コメント

hc

[総評]

最後、非常に劇的な形で勝つことができました。チャンスもありながら苦しい時間をしのいだ後、こちらの時間になったんですが、そのチャンスを決めきれずというゲームだったと思うんですが、その中で本当にほしい1点を最後に取ることができて、ホントによかったなと。ACLに出ている3チームとの3連戦だった最後のゲームで素晴らしい勝ちを収められたことは、よかったと思います。これだけの雨の中、1万4千人を越えるサポーターの方に集まっていただき、ホントにそのエネルギーが等々力にはあるなと思いますし、そういったものが今日、最後のゴールになったと思います。ホントに感謝したいと思います。以上です。

[質疑応答]
── チャンスがたくさんあって、決定機もあって、それがことごとく小林選手のところに回ってきて、今日はなんかついていなという感じがあったんですが、彼を代える気持ちはなかったんでしょうか?
当然悩みましたが、個人的なところをあまり、とは思いますが、ただそこに居るということが、素晴らしい事だと思っていますし、他の選手がそこにいたら違った結果、あったかもしれませんが、一番最後のファールを取った瞬間も、彼が遠いサイドに走りだしている中で、久木野が違う動きをして、やはり彼のところでシュートが起きていたという事は、相手に取っては非常に嫌な動きだったのかなと思っています。ただ、本人も言っていましたが明日からシュート練習すると言っていました。
── さすが中村選手という試合でしたが、彼については?
個人的なところは、差し控えさせて頂きたいと思っています。今日、実際に彼の2点で勝ったのも事実ですし、中盤を非常に支えてくれたと思っていますが、ただやはり見逃してはならない、今日初出場になった、安藤がその直前に素晴らしいセーブをして、やっぱりそういうのを防いでくれた。ここまでちょっとつまらない形でいつも失点してきたんですが、そういうのがPKの形は少しもったいなかったとは思っていますが、大事なところで防がなければいけないという点を防いで、その中でまた、なかなか取れなかった点を、最後取り切ったと。そういう意味で、少し勝負強さに近いものが出てきているのかなと思っています。
── 楽しみな試合でした。この試合は稀有な展開だったと思います。両者とも変な計画を立てずに攻め合ったと。だからゲームの流れが攻撃の内容によって決まっていた。そしてありえないような展開になった。そこら辺の所について、相馬さんが考えられたことがあればコメントをいただけませんか?
非常に西野さんのことは、素晴らしい、これだけ長い期間、攻撃的なチームをずっと継続して作っていらっしゃる。そしてタイトルもたくさん取っていらっしゃる監督なので素晴らしい監督だと思っています。ただ、その西野さんというか、僕が対戦するというよりはチームとして、戦うという事を考えて。今年正直、攻撃的にチーム全体でボールを持った形で戦いたいと。攻守両面ですが、正直攻撃だけと言われると、残念なんですが、攻守両面でそういうサッカーをしたいと思ってきた中で、非常にいい相手とそれを実践できる。その中で、ある意味打ち勝った部分が結果として、打ち勝てたのは非常に嬉しく思います。今後のチームの自信にしていきたいと思います。
── ここ2試合6点かな?取っています。特に前半、エネルギーが出て、ただ後半にエネルギーダウンという2試合だったと思うんですが、今日はわりと90分メリハリがついてあまり波のない戦いだったように思うんですが、ゲームマネージメントという点で、チームに方向付けしたことがあれば教えてください。
同じように戦おうと言っている中で、正直、ガンバさんもACLを負けてやはりリスタートの1戦ということで、立ち上がりから非常にアグレッシブに攻守両面で来られていたと思います。で、その中でこちらが決してペースを落としたのではなく、こちらが目立たなかったという展開だったのかなと思います。それを最後まで自分たちの流れに持ち込めたのは評価していいと思いますし、今後に繋げたいと思います。
── 前半の最後の頃、雨でピッチに水がたまったのか、ボールスピードが落ちて詰まっていましたが、後半になって非常にボールスピードが盛り返したように思いますが、その辺で選手に言ったことや、選手起用の部分で雨について考えたことがあれば。
特別なことは、雨、ピッチ状態については言っていません。非常に等々力競技場は水はけがいいので、多少それも雨の状況で変わると。もちろん、本当のザーザー降りになってしまったら、蹴らざるをえないというか、多少それを拾い合う展開になったと思いますが。ただ、どちらにしてもそういうボールが増えてしまう時間帯はあるので、そのルーズボールをとにかく拾う。マイボールで攻める時間を増やす。という部分で、後半立ち上がりはちょっと拾えない時間はありましたが、それ以降、15分以降ですかね。しっかりボールを拾うことができました。攻撃に移れたので、その流れで勝ちが来たのかなと思います。

ガンバ大阪 監督
西野 朗

[総評]

勝負弱いなという感じがしましたね、今日も。ACLの戦い、しっかりと紙一重でとれてもおかしくないゲーム。今日もそういうゲームでしたが、内容的にはなかなかチームスタイルというものには遠いんですが、結果に関してはどっちに転がってもという試合を2試合連続、引き寄せられなかったという中での弱さは感じますね。今、少し攻撃の中でのリズム、テンポが取りきれない流れの中でなかなかチャンスが見いだせないという中で、メンバーチェンジやらシステムを少し動かしたりという中で、いいきっかけを掴んではいるんですが、どうしてもアドリアーノが押さえられたりうまく機能しないと全体が、圧力不足になってきているなという感じはします。内田も入ってディフェンスの中ではかなり踏ん張っているところはあるんですが、攻撃でもう少しうちらしい圧力、単発ではない攻撃の時間というものを増やしていかないと厳しいかなという気がします。以上です。

[質疑応答]
── ここ数試合後半に入ってから相手にペースを奪われているんですが、そのあたり監督はどうお考えでしょうか?
完全にとは思っていませんが、一概にスタミナとかフィジカル的な問題とも片付けたくないですし、ただ、ベースとなる、ただ走るという事ではなく、ボールと共に動いていくという事がうまく機能していない。それは1トップにいるアドリアーノに対する、彼の機動性がダウンしているというところで全体が活性化していかないというところは感じています。
── ACLが終わり、ガンバとしては再スタートという意識があったと思いますが、選手の取り組む姿勢をどのように評価されていますか?
ゲームに対してのですか?いろんな事の中で切り替えようとはしていますし、ここ5日間準備をしてきて、ただなかなか難しいところはあると思います。一つの大きなターゲットを失った中での、再スタートと言っても時間的な余裕もないし、メンタル的には切り替えている中で入ったゲームでしたが、そういうチームの中でのダメージというのは多少は残ってる、残ってないとおかしいと思いますね。
── 代表召集された宇佐美についてですが、ザッケローニは注釈付きで選んでいます。普通に今のガンバの中での彼のプレーだけを評価基準にした場合、普通は選ばれないが、将来性を見込んで選んだと発言していますが、それについてどう思われますか?
それはザックに聞いてもらえますか。僕が評価したわけではない。僕が評価して選んだわけでもないですし。
── では、宇佐美が選ばれたことについて。
それは、ザッケローニが必要としている。代表の中で必要としているという中での評価でしょうから、それは正直にそういう評価の中で選ばれたんだという。スタンダードがどこにあるのかは分かりませんが、彼の。僕はふさわしい、ふさわしくないという評価では、僕自身ではないと思います。僕がコメントすることではないと思います。
── 宇佐美を後半ポジションを代えて、イ・グノと入れ替えたと思いますが、その狙いは?
より、前線に近いポジション、よりゴールに近いポジションで、あいつの一番ストロングなのはシュート力とか突破力にあるわけで、そういうプレーをもっと引き出すためにはという中でのポジションの変更と、確かに湯浅さんおっしゃったような中で、課題はたくさんありますよ、彼は。評価する、それに値しないという所も、僕自身も正直、どの部分を評価するかというところ。クラブでもそうです。彼を置いておく中で何を評価して、ポジションを与えるのか。それはこういう流れの中でフィニッシャーとしての力が足りない。アドリアーノ、確かに数字は残していますが、決して流れの中でうまく機能しているとは思わない。その中で2トップに入っていくのか、シャドー的にポジションに誰かを入れるのかという中でシャドーストライカーとして宇佐美というのは、サイドに置いてもセンターに置いても、それは力はあると思います。回数は少ない、ただ決定力はあるというところで、僕自身は彼を評価しています。総合的にはディフェンスであるとか、オフザボールでの動きとか、他のメンバーを生かしていく動きだとかということは、ほぼ、ないですね。ゲームの流れの中で。意図的に動いて、味方を活かすという。常にオンザボールでの彼の強さというのは確かにあります。その辺で流れの中で機能してほしいという期待の中でポジションをサイドからセンターに動かしたりという中で、トライしましたけど。その辺で振り返ってこういう結果になったり、彼自身のパフォーマンスを振り返ると、ゼロとは言いませんが、そういう起用をした事で、違うマイナス面が出たゲームとして捉えなければならないところもありますね。

試合終了後 川崎選手コメント

川崎フロンターレ:田中 裕介

── 試合を振り返って
最後のフリーキック、入りそうな気がしていた。僕がPKを取られてしまい先制されてしまった。でも今日は行けるぞという感じはしていた。しっかりとボールも回せていたので焦りもなかった。ケンゴさんのスーパーシュートがあって、あれで落ち着いた。これからが勝負だとあらためて思った。守備もチームとしてしっかり対応できた。アドリアーノのところ、中央をしっかり締めて、外に出させておいてから、サイドでは1対1ではなく2対1で挟み込むという応対ができた。しっかりとみんながハードワークしていたから、自分が1対1になる場面も少なかった。鹿島戦から内容は少しずつ良くなってきている。やられているという感覚も今日はなかった。負傷して何人か選手が入れ替わったが、チーム力は確実に上がっていると思う。

川崎フロンターレ:井川 祐輔

── 試合を振り返って
前半の苦しい時間帯に相手のリズムになったが、自分たちのサッカーをやれば必ず自分たちのリズムでサッカーができると思っていた。後半特に自分たちのリズムでチャンスも多く作れていたし、最後の最後、ケンゴがあんなに素晴らしいシュートを決めてくれて、まさに等々力劇場だった。イグノ選手が動き回るタイプで、いやらしいポジション取りをしてきた。それでもしっかり全員がハードワークして、PKの1点だけに抑えられたというのは良かった。最近、失点も多かったので。前線の選手、中盤の選手がハードワークしてくれるからこそ、後ろが守りやすくなる。前線と中盤の選手をたたえるべきだと思う。鹿島、セレッソ、ガンバ、というACLに出ている強豪に対し、等々力で2勝、アウェイで引き分けたというのは自信を持っていいと思う。ただ過信するのではなくて、もっと相馬監督のサッカーの完成度を高めて、相手を圧倒できるようなチームを作っていければと思う。

川崎フロンターレ:小林 悠

── 試合を振り返って
申し訳ない。全部外してしまった。ケンゴさんはすごすぎる。本当に偉大な大先輩。ただ最後のフリーキックは入る気がしていたし、何より等々力の雰囲気がそうなっていた。右足で切り返して、左足で打ったシュート。あれはイメージ通りだったが、技術がまだまだ足りない。チームが勝てたのは良かったが、個人的に今日だけ落ち込んで、またすぐ切り替えたい。とにかくチームが勝てたのが一番。

川崎フロンターレ:中村 憲剛

── 試合を振り返って
結果論だが、最後のフリーキックはボールを置いた瞬間、すごく集中できていたし、いけそうな感じがあった。G大阪はACLで敗退してすぐの試合で今日にかける思いがあっただろうし、先制されて厳しい展開になった。うちは怪我人がいてメンバーも少し変わっていたが、みんなで走ってつなぐということを繰り返して最後に勝つことができた。1点目のシュートは正直、入るとは思っていなかった。ファーを狙ってGKがはじいたところに誰か詰めてくれればというイメージだったが、思いのほかうまくいった。鹿島、C大阪、G大阪とACLに出ているチームに2勝1敗はまずまずだが、このチームはまだ伸びしろがあると思うし、過信せずに今日の勝ちを連勝につなげていきたい。

川崎フロンターレ:柴崎 晃誠

── 試合を振り返って
難しい試合になるとは思っていたが、こういう結果になって嬉しい。監督からは攻めている時にケンゴさんとどっちが上がって、どっちが残るかというバランスの面を特に言われているので、お互いに意識をしている。個人的には、僕の持ち味は攻撃の部分にもあると思うので、ゴールは常に意識している。もっとゴール前での攻撃に絡んでいければいいなと思っているし、早く得点が欲しい。今日は全員が守備もして全員が攻撃をして、みんなが走っていた。連動して運動量が多いので、こういう結果につながったのかなと思う。
── サポーターへ
メッセージは見た。嬉しかった。あんなことをしてもらったことがなかったので、本当に嬉しくて試合前から胸がいっぱいになった。そんなサポーターの皆さんの期待に応えられるように自分の持っている力が通用するのか、自分を信じて思いきってやってこようと思う。しっかりアピールしてまた呼ばれるように頑張ってきたい。今日もすごい雨の中にも関わらず応援してくれて、それが僕たちの力になっている。いつも本当に応援ありがとう。

川崎フロンターレ:登里 享平

── 試合を振り返って
雨のピッチコンディションでグラウンダーのボールは伸びてしまうので、シンプルにつないでいくことを心がけた。相手がどう出てくるかということで、立ち上がりは様子を見合った感じになったと思う。スペースを狙えない状況だったので、攻撃をしっかり組み立てていくことを意識したが、個人的にミスが多くそこは課題。ただ内容うんぬんではなく試合に勝つことが一番重要。これからU-22日本代表に合流するが、調子は悪くないので自信を持ってアピールしてきたい。

川崎フロンターレ:安藤 駿介

── 試合を振り返って
初出場。関係者の皆さんはもちろん、母はいつも見に来てくれているので今日も見てくれていたと思う。家族に感謝したい。勝てたので余計に嬉しい。自分は今3年目。積み重ねたものはまだまだだと思っている。だが、今日はそれを出すいい機会だと。いつチャンスが来てもいいように、準備という面ではしっかりやってきたつもり。自分が成長するためにと考え、日々トレーニングも集中してできていた。ただ、よく考えると力強い、頼もしいチームメイトやサポーターがいてくれる。そういう皆さんの力を借りて今日は臨むことができたのかなと。雨が降っていたこともあって、やることがはっきりしていたのもあった。無理にキャッチせず、シンプルにプレーしようと。PKと最後の場面ぐらいで、あとはみんなが自分の前で体を張って守ってくれていた。ゴールラインを割られないのであれば誰が守ったっていい。とにかく試合に勝てたことが一番。みんなのおかげ。最後、ケンゴさんがフリーキックを蹴るとき、入りそうな気配はあったが、本当に入るとは。すごい。あそこに決められたらどんなGKでもきつい。後ろから見ていて、シュートを打った瞬間に入ると思った。
── アカデミー出身の選手としては初スタメン
初めてというのは知っていた。今日はアカデミー出身者としての誇りを持って戦った。自分は絶対にフロンターレでプロになって活躍するんだという強い気持ちを持って過ごしていた。今でもユースの試合は気にして見ているし、アカデミーの選手たちには強い気持ちをもってやるのは無駄ではないと伝えたい。自分がそうだったように、サポーターの皆さんに応援していただくとモチベーションがあがって嬉しかった。皆さんにはこれからアカデミーにももっと注目してほしいと思う。
── サポーターへ
弾幕のメッセージを見て、嬉しかったし、助かった。あれを目にして、やらなくてはいけないと改めて強く感じるとともに、皆さんがついていてくれるんだと思うことができた。自分はアップのときに緊張するタイプだが、汗と一緒に流れたし、試合にもスムーズに入ることができた。すべてサポーターの皆さんの後押しのおかげ。皆さんがいなければいいプレーは1つもできなかった。応援が頼もしかった。

川崎フロンターレ:シュミット ダニエル

── 試合を振り返って
1万人を超える観衆のなかでアップしたのもはじめての経験。いままでやってきた環境とは全然違う。いい経験をさせてもらったし、プロになりたいという気持ちがより強くなった。チームが勝てたのが何よりだし、中央大学の先輩が2点も決めてくれたのでなおさら嬉しい。とにかく自分は1日でも多くフロンターレの練習グラウンドで練習を積み重ねてしっかり育ててもらい、いつか等々力のピッチに立てるように日々頑張っていきたい。

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ゲームフォト・ギャラリー

  • あいにくの空模様の中、大勢のサポーターが等々力に
  • GK27/安藤駿介選手
  • GK32/シュミット ダニエル選手
  • 試合前の集合写真
  • 雨の中、キックオフ!
  • DF8/小宮山 尊信選手
  • MF13/山瀬功治選手
  • MF14/中村憲剛選手
  • DF3/田中裕介選手
  • MF23/登里享平選手
  • DF17/菊地光将選手
  • DF4/井川祐輔選手
  • GK27/安藤駿介選手
  • FW9/矢島卓郎選手
  • DF3/田中裕介選手
  • FW9/矢島卓郎選手
  • MF19/柴崎晃誠選手
  • FW11/小林 悠選手
  • 後半戦のピッチへ!
  • FW11/小林 悠選手
  • MF16/楠神順平選手
  • MF29/久木野聡選手
  • MF14/中村憲剛選手
  • 94分、中村選手のフリーキックで勝ち越し!
  • この日、中村選手の2ゴールで勝ち点3をゲットした
  • 悪天候の中、支え続けてくれたサポーターに感謝!
  • プロ初スタメンの安藤選手。好セーブでチームのピンチを救ってくれた
  • 「今日の勝ちを連勝につなげていきたい」中村選手

あいにくの空模様の中、大勢のサポーターが等々力に

frontales

対戦内容

  • ヤマザキナビスコ
  • 2011シーズン
  • 1回戦第1戦
  • vs.サンフレッチェ広島

アウェイゲーム

日時:2011年06月05日(日)15:00キックオフ 会場:広島ビッグアーチ

現在の試合状況

試合終了

更新:12/03/09 15:07

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前節終了時の累積警告

  • 1枚 1/川島 永嗣
  • 1枚 3/佐原 秀樹
  • 1枚 8/フランシスマール
  • 1枚 19/森 勇介
  • 1枚 20/養父 雄仁

今節の出場停止

  • なし

2011 J1リーグ順位表
(本節終了時)

順位 チーム 勝点 得失数
1 浦和 70 +28
2 鹿島 69 +21
3 G大阪 66 +34
4 清水 61 +20
5 川崎 53 +18
6 新潟 51 +3
7 50 +11
8 横浜FM 49 +19
9 神戸 46 +10
10 磐田 46 -5
11 千葉 42 -3
12 名古屋 42 -4
13 F東京 42 -10
14 大分 38 -20
15 大宮 34 -16
16 広島 31 -27
17 甲府 27 -31
18 横浜FC 13 -48

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