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この連載では、川崎フロンターレのコーチやスタッフが日々考え、実践している、
選手としてのポテンシャルと人間性を高めるための「育成術」をご紹介します。
vol.02
コーチングクリニック 2014年8月号より
長橋 康弘(川崎フロンターレU-18コーチ)
未来のプロサッカー選手を育てるために、アスリートの原石を発掘するために、サッカーを通した“人間”育成のために――。Jリーグクラブの取り組みから学べることは、サッカーをうまくするための技術だけではない。本連載では、川崎フロンターレのコーチやスタッフが日々考え、そして実践する選手育成、人間育成の考え方を紹介する。第2回は、競技においても、日常においても備えておきたい状況把握、状況判断の重要性について。
(取材・構成/編集部、写真提供/川崎フロンターレ)
サッカーをやる上で備えておいてほしい要素は、実に多岐にわたります。例えば技術的なことでは、現在、風間八宏監督が率いるトップチーム以下、アカデミーのすべての年代で、ボールを「止める」「蹴る」という基本技術を重視し、徹底と向上に努めています。
技術以外のところでアカデミーのスタッフが注意深く観察しているのは「何を考えてプレーしているのか?」、つまり状況判断ができているかどうかという点です。サッカーはその時々でさまざまな状況に直面します。選手はその状況を見て把握し、判断し、そしてプレーを実行しなければなりません。ピッチに立つ選手たちには何が見えていて、それに対して彼らがどのように考え、そのプレーに至ったのかを見ているのです。こうした能力は、サッカー以外の競技でも、少なからず必要になるのではないでしょうか。
ながはし・やすひろ
1975年8月2日、静岡県生まれ。静岡県立静岡北高校卒業後、94年に清水エスパルスに入団。97年に川崎フロンターレに移籍し、MF(ミッドフィールダー)で長くレギュラーとして活躍した。2006年に現役を引退。07年から川崎フロンターレの育成・普及コーチに就任した。U-10コーチ、U-12コーチを経て、13年から現職。
選手を見ていると、状況が見えているかどうか、あるいは考えてプレーしているかどうかはわかるものです。ただし、選手たちに見えた状況が、我々がピッチの外から見えているものと異なることもある。そのときはプレーの後に、何が見えたのか(何を見ていたのか)、それを踏まえた上で何を意図して今のプレーを選択したのか、といったことを選手に聞くことで共有していきます。
また、見えたものに対する捉え方が選手によって、あるいは選手と指導者とで異なるケースもあります。同じ状況を迎えていても、「ドリブルで突破できそう」「シュートを打てば入りそうだな」などと捉えて積極果敢にプレーする選手もいれば、「今は無理だ」と捉えて消極的なプレーを見せる選手もいます。
当然ながら、自分がもっている能力で状況を打開できるかどうかを冷静に見極めることも非常に大切です。そのため、打開できる力があるのにやらない場合も、逆に打開する力をもっていないのに無理にやろうとする場合も、いずれにしても能力と判断とに乖かいり離があるときには、起こった現象を再現してみることで、選手にどうすべきかを考えさせます。
私は、現在はユース(高校生)年代を指導していますが、小学生から中学生、そして高校生と年代が上がるにつれて、指導者から見えた景色と選手から見えた景色とのギャップは、ある程度なくなってくると感じています。それは恐らく経験の積み重ねによるものと考えられます。だからこそ、小さいうちからできるだけ、状況把握や状況判断に関する理解を深めていくことが重要だと思います。
状況が正しく見えている選手ほど、次にどうすべきかの予測が当たる確率も高まります。ボールの落下地点ひとつとっても、選手本人としては「ここに来る」と思って動くのでしょうが、こちらから見れば「ボールが飛んでくる可能性が高いのは、そこではないんじゃないか?」というケースもある。それはこちらが指摘せずともわかる選手もいれば、指摘しなければわからない選手もいます。もっといえば、指摘してもなお、なかなか理解できない選手もいるのが実際です。
サッカーにおいては、状況把握力や状況判断力の低さは、プレーする上で致命的といえます。もちろん、それらの能力が低いからといって「(選手として)厳しい」という安易な判断はしません。なかにはその能力を凌りょうが駕するほどの突出した才能――ボールを持ったら相手選手を2〜3人は簡単に抜いてしまうなど――をもつ選手もいるからです。とはいえ、基本的には状況に応じた最善のプレーが正しいタイミングで出せるかどうかは、プレーの質の大部分を占めることは確かだと思います。
指導者の“伝え方”も大事だが、本当に見逃してはいけないのは“伝わり方”
指導者側が心がけなければならないのは、「サッカーとはこうだ」と、競技の本質を決めつけないことです。それによって、選手の長所を失わせてしまう恐れがあることを自覚してアプローチしなければならないと思います。決めつけて教えることは、自分で判断できない選手を育てることにもつながっていくからです。
私も、指導者になって2年目のときに大きな失敗をしてしまったことがあります。ジュニア年代を教えていたときに、自分がボールを持っているときは一生懸命プレーするのですが、ボールを奪われたらそこで足が止まってしまい、奪い返そうとしない選手がいました。
最初は「キミのところにボールがいくまでに、身体を張ってボールを奪ってくれた仲間がいるんだよ。そうしてキミのところにボールが回ってきて、キミは自分のやりたいようにプレーしたよね? じゃあ、ボールを取られたことに対してキミがやるべきことはないの?」と諭してみたのですが、響きません。そこで私は、考えた末に「3回のうち2回は休んでもいい。だけど1回は、自分でもいいし味方でもいいから、とにかくボールを奪い返すまでは必死になってボールを追いかけてごらん」と話しました。毎回ではなくても、ボールを奪われたら奪い返すという行為を少しずつ積み重ねることで、次第にそれが習慣となればいいと考えてのアドバイスのつもりでした。
そうしたらなんと、自分たちのゴール前、つまり失点の危険性が非常に高い場所でボールを奪われたにもかかわらず、その選手は立ち尽くしてしまいました。私が「2回は休んでもいい」と言ったことを額面通りに受け取り、状況を一切考えることなく足を止めてしまったのです。
自分では、いろいろと考えた上で用意した言葉のつもりでしたから、選手が変わる手応えが得られるのではないかと思っていたのですが、このシーンを目の当たりにしたときには、「恐ろしいことを教えてしまった」と心底反省しました。
この一件を通じて、指導者の“伝え方”も大事なのですが、本当に見逃してはいけないのは“伝わり方”だと痛感しました。伝えたら終わりではなく、どう伝わったのかを引き続き観察していく必要があるのです。また、たとえ指導者が同じことを伝えたとしても、言われた選手によって受け止め方が異なることはよくあります。伝わり方の答えは必ずプレーや行動に表れますから、指導者はそこを見逃さないようにしないといけないのです。
小さいうちからできるだけ、状況把握や状況判断に関する理解を深めていくことが重要
今、何をすべきで、何をすべきではないのかといったフィールド上での状況判断は、サッカーから離れたとき、いわゆるオフ・ザ・ピッチでも同じように大切です。私たちはフィールド外での状況判断や立ち回りについても、よく観察しています。
わかりやすい例として、挨拶が挙げられます。指導者が誰かと話をしているときに、お構いなしに挨拶をしてくる選手もいれば、「今はやめておこう」と目を合わせてお辞儀をしてくる選手もいます。
当然ながら、挨拶をすること自体は決して悪いことではありません。むしろ、いつでも、どこででもきちんと挨拶ができることが大前提ですから、我々も特にジュニア年代の選手には「挨拶はしなくてはいけないもの」だと教えることになります。しかし、その次のステップとして「挨拶はすればいいものなのか」を考える、つまり今が挨拶をすべきタイミングかどうかという、状況判断ができなければならないのです。
プレー同様、そこは選手個々がそれぞれ判断すべきことではありますが、気遣いができるかどうかは挨拶を見ていればわかりますし、成長を感じやすい部分でもあります。もちろん挨拶以外にも、状況判断を必要とする場面は日常生活のなかにたくさんあります。そのときに、選手がどう判断して行動しているかは、なるべく見逃さないように心がけています。
そしてその点は、指導者だけでなく、ぜひ保護者の方々にも考えていただきたいところです。保護者の方が何でもやってあげるのではなく、子どもに自ら考え、判断して、実行させ、さらには可能な限りでいいので実行したことに責任をもたせてあげてほしいと思います。自分のやったことに責任をもたなければならないとなると、子どもでも判断や実行において慎重に行動します。反対に、保護者が事あるごとに「ああしなさい、こうしなさい」と指示し、子どもの判断を奪っていたら、フィールド上で判断することができないのは明白です。
よくあるのが、子どもがユニフォームを忘れてしまったときに、保護者の方が届けてくれたり、わざわざ取りに帰ってあげたりするケースです。子どもの失敗を保護者がフォローしてしまうのです。これでは、子どもが失敗を反省し、教訓にする可能性は低いでしょう。「今度は絶対にユニフォームを忘れないぞ!」と思うこともなく、そしてまた忘れてしまった――ということにもなりかねません。
もしユニフォームを忘れてしまったら、たとえサッカーをする時間が短くなったとしても、試合に出るチャンスを失ったとしても、自分で取りに帰る。自分で責任を取ることで、その後の忘れ物がなくなると思えば、これは間違いなく身のある失敗であり、いい経験になるはずです。すべてにおいて子どもが責任をもつことは難しいと思いますから、できる範囲で構わないので、責任をもたせてほしいと思います。
状況把握や判断に対する共通理解をもつためには、指導者が選手たちと話すことが大切
最近、感じているのは、自分に矢印を向けることができる子どもが少ないのではないかということです。例えば、相手チームにボールを奪われた選手にその理由を聞くと、「○○君がこういうサポートをしてくれたら、僕がミスすることはなかった」と答えることがあります。
言っていることはわからないでもありません。確かに気の利いたサポートができるチームメイトがいれば、ボールを失わずに済んだかもしれない。けれども、そう思うのならば、自分自身はボールを奪われない方法がなかったのかというところまで目を向け、考えを掘り下げられるようにならなければいけないと思うのです。そういうふうに考えられるようになれば、選手としての成長がもっと期待できるのに、どうしても人のせいにしてしまうのは、気になって仕方のないところです。
選手本人が考えて出した結果に対して、失敗したのなら「どうすればよかったのか」、成功したのなら「もっとうまくできなかったのか」ということを突き詰められるようにしていくためには、指導者が教えすぎないことが大事ではないかと思います。「こういうときは、こうしたらいいよ」と打開策を教えるのではなく、「どうしたらよかったと思う?」と問いかける。そして、その答えが出たら「じゃあやってみよう」と再現を促す。そしてその後には「どうだった?」ともう1度問いかける。指導者が問いかけることで選手に考えさせ、自分で答えを見つけていくように仕向けることで、自分に矢印を向けるきっかけになればいいと、私は考えています。
ただし、考えてプレーすることでミスを恐れてしまうようになり、持ち味を発揮できなくなってしまう子どもも少なくありません。理想は、ミスが少なく、かつ最良の判断ができること。両方できたほうがいいわけですが、少なくとも怯おびえたプレーよりは積極的なプレーのほうがいいと考えます。そのためには、自信をもたせること。チームでいえば、勝つことが一番の自信にはなりますが、選手個々に対しては成功例を数多く経験させ、さらには、より高いレベルで成功したことを実感してもらうことが大切です。
長橋 康弘(川崎フロンターレ U-18コーチ)
時代とともに、子どもたちの気質や体格も変化するもの。その変化に見合ったアプローチが必要です。実際に現代の子どもたちもまた、ひと昔前に比べて変化があるように感じると長橋康弘U-18コーチは言います。そこで今回は、現代の子どもたちの特徴を整理し、それに見合った指導者の寄り添い方を考えます。
コーチングクリニック 2016年8月号より
玉置 晴一(川崎フロンターレ U-12コーチ)
より効果的な指導を実践するには、指導者の話術が鍵といっても過言ではありません。しかしながら、指導者が投げかけた言葉への反応は人それぞれであり、理解度もまた異なります。選手に伝わりやすい、理解がより得やすい伝え方とはどのようなものなのでしょうか――? 玉置晴一U-12 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年7月号より
石川 邦明(川崎フロンターレ U-15コーチ)
Jクラブアカデミーはプロサッカー選手の育成が重要なミッションの1つです。しかし、サッカーがうまければそれでいいという考えではなく、生徒・児童の本分である勉強を怠らないこともまた、大切と考えています。川崎フロンターレアカデミーの考える文武両道について、石川邦明U-15 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年6月号より
高田 栄二(川崎フロンターレ U-15 コーチ)
間もなく新年度がスタートし、新1年生が活動に加わる季節となりました。この時期はやはり、新入生やその保護者とのコミュニケーション、情報収集が欠かせません。そこで今回は、新入生をチームに迎え入れる際に指導者が得るべき情報や取り組むべき事柄について、高田栄二U-15 コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2016年5月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-15トレーナー)
夏季の暑熱対策に比べて、冬季の寒冷対策はさほど重視されていないというのが現状です。しかしながら意識して対策するか否かで、競技に向けたコンディションは大きく変わってくるといえます。そこで今回は、川崎フロンターレアカデミーにおける寒冷&感染症対策について関智久トレーナーに伺いました。
コーチングクリニック 2016年4月号より
小林忍(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ GKコーチ)
成長著しい日本の女子サッカー。その背景には、U-12で男子とプレーする機会が多いことがあるようです。この年代の指導者は今後さらに、男女とも指導する可能性が高まるでしょう。今回のテーマは「性別による特徴を把握し、指導に生かす」。U-16日本女子代表GKコーチも務める、小林忍コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年2月号より
藤原 隆詞(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ チーフコーチ)
第19回は「地域連携」がテーマ。川崎フロンターレでは主にトレセン活動で、あるいは試合会場でのコミュニケーションによって地域の指導者、選手と連携を図り、川崎市全体のレベルの底上げに寄与すべく活動しています。その詳細について、育成プロジェクトグループの藤原隆詞チーフコーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年1月号より
川口 良輔(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ長)
連載第18回は「指導者に欠かせない観察力」がテーマ。1人1人顔や体格が違うように性格も十人十色の選手たちに、指導者はどのようなアプローチをするのがベストなのでしょうか。育成プロジェクトグループ長の川口良輔氏に「コーチング」と「ティーチング」との違いも踏まえてお話しいただきました。
コーチングクリニック 2015年12月号より
鈴木 洋平(川崎フロンターレ U-15GKコーチ)
今回のテーマは「メンタル面へのアプローチ」です。技術・戦術やフィジカルと同様に、精神的な成長も育成年代の選手たちには欠かせないもの。川崎フロンターレU-15では昨年からメンタルトレーニングを導入しており、その鍵を握るのが目標設定なのだとか。詳細について鈴木洋平U-15GK コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2015年11月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレ アカデミーダイレクター)
夏休みも終わりに近づき、来年度の入団選手を募集する時期となりました。毎年数多くの入団希望者が集まる川崎フロンターレアカデミーではセレクションにおいて、子どもたちのプレーはもちろん行動や言動も含め、どのようなところを見ているのでしょうか? 後藤静臣アカデミーダイレクターに伺いました。
コーチングクリニック 2015年10月号より
冨田 幸嗣(川崎フロンターレ U-12コーチ)
現在、夏休み真っただ中にある育成年代の選手たちにとって、この時期の合宿や遠征は大きなステップアップのチャンスです。その一方、指導者にとっても普段は見られない選手の一面を発見できるいい機会といえるでしょう。今回はそんな「合宿・遠征の過ごし方」について、冨田幸嗣U-12 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2015年9月号より
小林 忍(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループGKコーチ)
今号のテーマは「選手の心に火をつける」。試合に出られる選手とそうでない選手、つまり「レギュラー」「サブ」問題はあらゆる競技において、選手本人はもちろん指導者も頭を悩ませる事象です。ここではサブ選手へのアプローチやモチベーションの維持のさせ方について、小林忍コーチにお伺いしました。
コーチングクリニック 2015年8月号より
玉置 晴一(川崎フロンターレ U-12コーチ)
練習は「量」か「質」か――指導者の間で話題に上ることも多いテーマだと思います。選手が試合に向けて研鑽を積む日頃のトレーニングに関して、一般的に「いい練習」といえるのはどのようなもので、指導者や選手が押さえるべきポイントはどこにあるのでしょうか。玉置晴一U-12 コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年7月号より
楠田 耕太(川崎フロンターレ U-12GKコーチ)
選手たちにとって一番の理解者であり、サポーターといえば保護者でしょう。指導者の目が届きにくいオフ・ザ・ピッチで求められる役割が多いのはもちろん、クラブでの活動中にも保護者が気を付けなければならない側面はあります。今回は保護者の役割について、U-12 の楠田耕太コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年6月号より
今野 章(川崎フロンターレ U-18監督)
新シーズン開幕。チームは年間を通じて公式戦を戦います。とはいえ、常に同じコンディションで臨むのは不可能。さらにはその時々の状況で、試合に向かうメンタルも変わるはずです。「川崎フロンターレ育成術」第11回は「リーグの戦い方、トーナメントの戦い方」について、今野章U-18監督に伺いました。
コーチングクリニック 2015年5月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレアカデミーダイレクター)
新体制となって間もないこの時期、指導者が苦心するのは、チームをいかにまとめ、選手・スタッフが一丸となって目標に進むか、ということでしょう。「川崎フロンターレ育成術」第10回は本誌特集企画と連動させ、「チームビルディング」について、後藤静臣アカデミーダイレクターにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年4月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-18トレーナー)
パフォーマンス向上には、トレーニングの積み重ねに加え休養と栄養も欠かせません。コンディションの不調はケガの恐れがあるだけでなく、成長度合いにも関係するでしょう。「川崎フロンターレ育成術」第9回は、引き続きU-18の関智久トレーナーに、成長期のコンディショニングについてお話を聞きました。
コーチングクリニック 2015年3月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-18トレーナー)
最近は、育成年代の現場にもトレーナーのサポートが入るケースが増えました。選手としても人間としても成長段階にある子どもたちにとって、トレーナーのアドバイスや関わり方は、自立を促すきっかけの1つでもあります。「川崎フロンターレ育成術」第8回は、U-18の関智久トレーナーにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年2月号より
高田 栄二(川崎フロンターレU-15コーチ)
当然のことながら、選手たちがスポーツに取り組むときには、「やりたい」という意志、つまり前向きな気持ちがなければいけません。「川崎フロンターレ育成術」第7回は、選手のやる気を引き出し、モチベーションを高く保つための指導のポイントについて、高田栄二U-15コーチにお話しいただきました。
コーチングクリニック 2015年1月号より
佐原 秀樹(川崎フロンターレ U-12監督)
「川崎フロンターレ育成術」第6回は、前回に引き続き「サッカーはサッカーさえやれば伸びるのか?」をテーマに、今回はジュニア年代の指導について佐原秀樹U-12監督に伺いました。サッカー選手としての入り口に立ったばかりの子どもたちの成長のカギは、“子どもの親離れ”と“親の子離れ”のようです。
コーチングクリニック 2014年12月号より
寺田 周平(川崎フロンターレ U-15監督)
「川崎フロンターレ育成術」第5回は、サッカーはサッカーさえやれば伸びるのか?と題し、育成年代における競技場面以外の指導について寺田周平U-15監督に伺いました。トップチームで活躍し、日本代表経験をもつ寺田監督だからこそ、技術・戦術以外にも学ぶべきことがあるとの言葉には説得力があります。
コーチングクリニック 2014年11月号より
今野 章(川崎フロンターレ U-18監督)
「川崎フロンターレ育成術」第4回は、ミーティングのあり方、重要性について、今野章U-18監督にお話しいただきました。次の試合に向けた準備のため、指導者と選手のコミュニケーションのためにミーティングは欠かせません。その実施方法は様々ですが、今野監督はどのように捉えているのでしょうか――?
コーチングクリニック 2014年10月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレアカデミーダイレクター)
「川崎フロンターレ育成術」第3回は、試合において結果と内容のどちらを重視するのかについて、後藤静臣アカデミーダイレクターにお話しいただきました。年代が上がるにつれて勝利を求めるパーセンテージも高まりますが、結果にこだわりすぎてもいけません。また、指導者や保護者が試合に対してどういうスタンスで臨むかも、重要な鍵を握っているといえそうです。
コーチングクリニック 2014年9月号より
長橋 康弘(川崎フロンターレU-18コーチ)
「川崎フロンターレ育成術」第2回は、状況把握・状況判断の重要性について、川崎フロンターレU-18の長橋康弘コーチにお話しいただきました。その時々でさまざまな状況に直面するサッカーではもちろん、そのほかの競技でも状況把握力・状況判断力は欠かせないもの。これらの能力を養い向上させていくためのヒントを、指導者そして保護者に向けてアドバイスします。
コーチングクリニック 2014年8月号より
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