サイト内検索
Instagramは、写真や動画を撮影してシェアする事で、コミュニケーションを楽しめる無料のスマートフォンアプリです。
投稿した写真は、FacebookやTwitter、Tumblrなどでもシェアできます。
アプリでアカウントを作成したら、投稿したり、友だちを探してフォローして、コミュニケーションをひろげてください!
現在フロンターレでは、カブレラが利用していますので、フォローをお忘れなく!
ユーザー名:kawasaki_frontale
この連載では、川崎フロンターレのコーチやスタッフが日々考え、実践している、
選手としてのポテンシャルと人間性を高めるための「育成術」をご紹介します。
vol.03
コーチングクリニック 2014年9月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレアカデミーダイレクター)
未来のプロサッカー選手を育てるために、アスリートの原石を発掘するために、サッカーを通した“人間”育成のために――。Jリーグクラブの取り組みから学べることは、サッカーをうまくするための技術だけではない。本連載では、川崎フロンターレのコーチやスタッフが日々考え、そして実践する選手育成、人間育成の考え方を紹介していく。第3回は、伸びしろのある育成年代において、試合の勝敗と試合内容のどちらをより重視すべきかについて考える。
(取材・構成/編集部、写真提供/川崎フロンターレ)
ごとう・しずおみ
1966年2月17日、福岡県生まれ。福岡大学卒業後、富士通サッカー部(日本サッカーリーグ)に入部。その後、東芝サッカー部(日本サッカーリーグ)、コンサドーレ札幌、大分トリニータでプレーし、98年に現役を引退。大分トリニータU-18コーチを経て、2001年より川崎フロンターレでスクールやアカデミーのU-12及びU-15でコーチあるいは監督を歴任し、14年から現職。
対戦相手やライバルと競い合うスポーツを行う上で、試合の勝敗にこだわることはもちろん大切です。しかしながら「勝てばいい」というわけでもありません。どのような試合展開だったのか、もっている実力を十分に発揮できたのかなど、試合の内容も同じように大切です。勝敗と内容、どちらにより重きをおくかについては、チームによってそれぞれ考え方が異なることでしょう。
川崎フロンターレアカデミーでは、ジュニア(小学生)、ジュニアユース(中学生)年代までは育成を重視しています。先日閉幕したブラジル・ワールドカップで、日本代表は残念ながらグループリーグ敗退に終わってしまいましたが、そこでも「日本は“個の力”が足りない」ということが話題に上りました。トップレベルの選手でさえそのようにいわれるのですから、やはりまずは個の力、つまり技術や個人戦術をしっかり養わなければならないと考えています。そしてそれらは、神経系の発達が著しいゴールデンエイジと呼ばれる時期を中心に取り組むべきです。ですからジュニア、ジュニアユース年代ではしっかり個を育てることを重視するのです。
そしてユース(高校生)年代では、個が完成に近づき、次のカテゴリーはトップチームであることから、プロ選手としての入り口に立つという意味でも、勝敗について意識するようになります。自分たちの目指すサッカーを追求することにはなりますが、基本的にはトップチームと同じように、ボールを支配して自分たちのリズムをつくる。その時間帯が多くなれば、当然、流れも良くなってくるので、そこでチャンスをしっかりものにしようと話します。
Jクラブアカデミーの一番の強みは、将来有望なユースの選手がトップチームの練習や試合に参加して経験を積めることです。ほかのJクラブを見ても、16~17歳のユース選手がトップチームの試合に出場し、活躍しているケースは少なくありません。ユースはあくまでも育成年代ですから、選手としてより向上していくことが重要ですが、そのためにもトップチームを経験してプロ選手との差を肌で感じることが、新たな個の成長につながると考えています。
個の成長につながるという意味で、アカデミーでは上のカテゴリーを経験させることを積極的にやっています。ボールの大きさが違ったり体格差があったりするため、ケガをする懸念もあるので、ジュニアの選手をジュニアユースに入れることはしていないのですが、ジュニアユースの選手をユースに混ぜたり、ジュニアユースのカテゴリーのなかで下の学年の選手を上の学年に混ぜたりはします。実際に、現在高校3年生で、中学3年生のときからユースでプレーしている選手もいますし、中学2年生でレギュラーの座を獲得し、3年生と一緒に活躍している選手もいます。
試合で自分の強みが発揮できているかどうかが鍵。自分の特徴が出せる選手が多いほど、試合内容は当然良くなり、勝利という結果を伴う可能性も高まる
いずれの年代においても重要なのは「自分の強み・特徴を認識し、存分に発揮できているか」です。アカデミーのスタッフに対しては、選手育成と勝敗(大会成績)とのバランスについて、具体的な数字で比率を示しています。カテゴリーが上がるにつれて勝敗に対する比率は高まるわけですが、それはあくまで目標であり、成績目標が達成できなかったとしても、選手の成長が見られるのであれば、その点をしっかり評価していくようにします。
選手に対しても、試合のなかで自分の特徴を多く出せるようにしようと話します。試合でいいプレーが増えるほど、そして自分の特徴が出せる選手の数が多いほど、試合内容も当然良くなります。そして試合内容が良ければ、最終的には勝利という結果をも伴うことができる――選手にはそのように話すことで、勝敗にこだわりすぎないように導きます。
とはいえ、選手たちは皆「勝ちたい」という強い思いをもって試合に臨むはずです。それは決して悪いことではありません。問題なのは、勝ちにこだわるあまり、自分勝手なプレー、状況を考えないプレーをしてしまうことです。そういうシーンが見受けられたときには、「どうすればチームの役に立てるのかを考えなさい」と話します。サッカーはチームスポーツであり、ピッチ上には自分も含めた味方が11人、そして相手も11人で合計22人の選手がいます。一方でボールはたった1個しかないわけですから、ボールに触れる人は限られてきます。そのなかで、皆がボールにばかり気を取られていては仕方がありません。たとえボールに触っていなくても、「今、自分がチームのためにやるべきことは何なのか」「そのプレーは果たしてチームにためになっているのか」を考え、その役割に対して責任をもってプレーすることが大事なのです。
また、試合の形式として、リーグ戦とトーナメント戦とがあります。前者は一定の試合数が確保されていますから、試合に負けたとしてもその反省を生かすチャンスがあります。一方、後者は「負けたら終わり」。その大会に関していえば、次はありません。そのため試合によっては、年代にかかわらず「ここは勝たなければいけない」というケースも出てくるでしょう。そのようなときも、「勝たなければいけない」という気持ちは指導者の心のなかにとどめるようにします。選手に対しては「この試合で自分たちの力をどれだけ出せるかが大事だよ」という程度には話しますが、「いいか、負けたら終わりなんだぞ!」「絶対に勝つんだぞ!」などとプレッシャーをかけるような言い方は絶対に避けるべきです。
同時に、私のような立場においては、コーチングスタッフにも結果を求めるようなプレッシャーを与えないことが大切な役割だと考えています。スポーツ指導者を職業とする人にとっては結果を残すことが求められるわけですが、指導者の「勝たなければいけない」という気持ちが強くなりすぎてしまうと、当然ながら指導にも悪い影響を及ぼしてしまいます。その点は、アカデミーのスタッフには常日頃から「目標設定をするときは、大会に勝つことよりも個を育てることを重視してほしい」と話していますし、前述の通り勝敗を求める度合いはジュニアが一番低く、ジュニアユース、ユースと上がるにつれて高くなるように設定しています。内容と結果の両方が伴っていればそれが一番ですが、結果が出なかったからといって、実績だけが指導者としての評価を左右することはないのです。
試合の結果にこだわるあまりに、選手の意思を奪うような指導は絶対に避けなければならない(写真はイメージ)
ただしアカデミーの場合は、「どれだけトップチームに選手を送り出すことができるか」という明確な目標、狙いがあるので、より育成に注力できる環境であることは否めません。今年からアカデミーの各年代の監督には、川崎フロンターレのトップチームでプレーした経験をもつ元選手や、トップチームでの指導を経験した者を配置しました。恐らく、トップ選手との比較ができ、プロになるために何が足りないのかといった差のわかる人材だと思いますので、そこのところを選手にどう伝えていくかが、彼らの重要な仕事になってくると思います。
ただしアカデミーの場合は、「どれだけトップチームに選手を送り出すことができるか」という明確な目標、狙いがあるので、より育成に注力できる環境であることは否めません。今年からアカデミーの各年代の監督には、川崎フロンターレのトップチームでプレーした経験をもつ元選手や、トップチームでの指導を経験した者を配置しました。恐らく、トップ選手との比較ができ、プロになるために何が足りないのかといった差のわかる人材だと思いますので、そこのところを選手にどう伝えていくかが、彼らの重要な仕事になってくると思います。
恐らく、その点は最終的にクラブの代表者がどう考えるのかによるのだろうと感じていますが、それでも、指導者の勝利に対するこだわりが前面に出てしまうことだけは、子どもたちの将来を考えたときには避けなければいけないと思います。
勝利にこだわりすぎてしまう指導者に多いのがオーバーコーチング、言葉の通り行きすぎた指導です。子どもたちの意思でサッカーをやるのではなく、やらされているような声かけをしている光景は少なからずあります。選手にとって一番大事なのは、前回の連載でもお伝えしたように選手が自分で考えて判断し、実行することですから、選手の意思を奪うような指導は絶対にすべきではありません。
また、試合に勝つことにこだわりすぎないことは、保護者も一緒です。試合の結果や子どもの活躍に一喜一憂してしまうこともありがちで、勝敗に対する意識はむしろ、選手より高いこともあります。私たちは毎年保護者説明会を開催し、そこでクラブの活動方針、指導方針について必ず話していますので、保護者の方々にもご理解いただけていると思います。試合を見ているうちにどうしても熱くなってしまうご父兄もいらっしゃいますが、サッカーの指導に関してはすべてクラブに一任してもらい、応援は選手たちを励ますものにとどめてほしいと伝えます。もちろんそこには、審判の判定に関しても口を出さないということも含まれています。子どもたちだけでなく、保護者の方々もまた、フロンターレの一員として行動してくださいと話しています。
試合の勝敗にはこだわらないのですが、試合経験を積むことそのものは非常に大事です。選手の成長には欠かせません。練習の成果を見ることができるのが試合であり、成果を披露する場は多いほうがいいので、試合のない週末や、土日のいずれかが公式戦というときには、試合の入っていない日に練習試合や、あるいは紅白戦を組むようにしています。また、そのときは公式戦の出場機会が少なかった選手を中心にメンバーを組むといった、工夫も忘れてはいけません。
練習の成果を見ることができるのが試合であり、成果を披露する場は多いほうがいい
試合を積み重ねるなかで、試合に納得のいくプレーができれば、選手は自信をもつことができるので、次の段階としては、それをどこまで伸ばしていけるか、あるいはいいプレーができる回数や時間をどれだけ増やせるかが重要です。ただ、プレーの内容の良しあしに関係なく、やはり負けてしまったら、選手には悔しさしか残らないのかもしれません。そのなかでも「何ができていなかったのか」「どういうところはきちんとできていたのか」を指導者が冷静に見極め、選手に伝えてあげることで、選手たちに自信ややる気を与えなければなりません。
自分の力が発揮できたのかどうかというところを振り返って、出せたのであれば、負けたのはなんらかの原因が別にあるはずです。そこはチームとして全員で話し合い、敗因を共通の理解として次の試合や大会に向けていくことが大切です。負けて、ただ「悔しい」で終わっていたら、ステップアップはありません。その点は、指導者も選手もしっかり分析していくことを心がけていかなければならないと思います。
長橋 康弘(川崎フロンターレ U-18コーチ)
時代とともに、子どもたちの気質や体格も変化するもの。その変化に見合ったアプローチが必要です。実際に現代の子どもたちもまた、ひと昔前に比べて変化があるように感じると長橋康弘U-18コーチは言います。そこで今回は、現代の子どもたちの特徴を整理し、それに見合った指導者の寄り添い方を考えます。
コーチングクリニック 2016年8月号より
玉置 晴一(川崎フロンターレ U-12コーチ)
より効果的な指導を実践するには、指導者の話術が鍵といっても過言ではありません。しかしながら、指導者が投げかけた言葉への反応は人それぞれであり、理解度もまた異なります。選手に伝わりやすい、理解がより得やすい伝え方とはどのようなものなのでしょうか――? 玉置晴一U-12 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年7月号より
石川 邦明(川崎フロンターレ U-15コーチ)
Jクラブアカデミーはプロサッカー選手の育成が重要なミッションの1つです。しかし、サッカーがうまければそれでいいという考えではなく、生徒・児童の本分である勉強を怠らないこともまた、大切と考えています。川崎フロンターレアカデミーの考える文武両道について、石川邦明U-15 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年6月号より
高田 栄二(川崎フロンターレ U-15 コーチ)
間もなく新年度がスタートし、新1年生が活動に加わる季節となりました。この時期はやはり、新入生やその保護者とのコミュニケーション、情報収集が欠かせません。そこで今回は、新入生をチームに迎え入れる際に指導者が得るべき情報や取り組むべき事柄について、高田栄二U-15 コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2016年5月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-15トレーナー)
夏季の暑熱対策に比べて、冬季の寒冷対策はさほど重視されていないというのが現状です。しかしながら意識して対策するか否かで、競技に向けたコンディションは大きく変わってくるといえます。そこで今回は、川崎フロンターレアカデミーにおける寒冷&感染症対策について関智久トレーナーに伺いました。
コーチングクリニック 2016年4月号より
小林忍(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ GKコーチ)
成長著しい日本の女子サッカー。その背景には、U-12で男子とプレーする機会が多いことがあるようです。この年代の指導者は今後さらに、男女とも指導する可能性が高まるでしょう。今回のテーマは「性別による特徴を把握し、指導に生かす」。U-16日本女子代表GKコーチも務める、小林忍コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年2月号より
藤原 隆詞(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ チーフコーチ)
第19回は「地域連携」がテーマ。川崎フロンターレでは主にトレセン活動で、あるいは試合会場でのコミュニケーションによって地域の指導者、選手と連携を図り、川崎市全体のレベルの底上げに寄与すべく活動しています。その詳細について、育成プロジェクトグループの藤原隆詞チーフコーチに伺いました。
コーチングクリニック 2016年1月号より
川口 良輔(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループ長)
連載第18回は「指導者に欠かせない観察力」がテーマ。1人1人顔や体格が違うように性格も十人十色の選手たちに、指導者はどのようなアプローチをするのがベストなのでしょうか。育成プロジェクトグループ長の川口良輔氏に「コーチング」と「ティーチング」との違いも踏まえてお話しいただきました。
コーチングクリニック 2015年12月号より
鈴木 洋平(川崎フロンターレ U-15GKコーチ)
今回のテーマは「メンタル面へのアプローチ」です。技術・戦術やフィジカルと同様に、精神的な成長も育成年代の選手たちには欠かせないもの。川崎フロンターレU-15では昨年からメンタルトレーニングを導入しており、その鍵を握るのが目標設定なのだとか。詳細について鈴木洋平U-15GK コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2015年11月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレ アカデミーダイレクター)
夏休みも終わりに近づき、来年度の入団選手を募集する時期となりました。毎年数多くの入団希望者が集まる川崎フロンターレアカデミーではセレクションにおいて、子どもたちのプレーはもちろん行動や言動も含め、どのようなところを見ているのでしょうか? 後藤静臣アカデミーダイレクターに伺いました。
コーチングクリニック 2015年10月号より
冨田 幸嗣(川崎フロンターレ U-12コーチ)
現在、夏休み真っただ中にある育成年代の選手たちにとって、この時期の合宿や遠征は大きなステップアップのチャンスです。その一方、指導者にとっても普段は見られない選手の一面を発見できるいい機会といえるでしょう。今回はそんな「合宿・遠征の過ごし方」について、冨田幸嗣U-12 コーチに伺いました。
コーチングクリニック 2015年9月号より
小林 忍(川崎フロンターレ 育成プロジェクトグループGKコーチ)
今号のテーマは「選手の心に火をつける」。試合に出られる選手とそうでない選手、つまり「レギュラー」「サブ」問題はあらゆる競技において、選手本人はもちろん指導者も頭を悩ませる事象です。ここではサブ選手へのアプローチやモチベーションの維持のさせ方について、小林忍コーチにお伺いしました。
コーチングクリニック 2015年8月号より
玉置 晴一(川崎フロンターレ U-12コーチ)
練習は「量」か「質」か――指導者の間で話題に上ることも多いテーマだと思います。選手が試合に向けて研鑽を積む日頃のトレーニングに関して、一般的に「いい練習」といえるのはどのようなもので、指導者や選手が押さえるべきポイントはどこにあるのでしょうか。玉置晴一U-12 コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年7月号より
楠田 耕太(川崎フロンターレ U-12GKコーチ)
選手たちにとって一番の理解者であり、サポーターといえば保護者でしょう。指導者の目が届きにくいオフ・ザ・ピッチで求められる役割が多いのはもちろん、クラブでの活動中にも保護者が気を付けなければならない側面はあります。今回は保護者の役割について、U-12 の楠田耕太コーチにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年6月号より
今野 章(川崎フロンターレ U-18監督)
新シーズン開幕。チームは年間を通じて公式戦を戦います。とはいえ、常に同じコンディションで臨むのは不可能。さらにはその時々の状況で、試合に向かうメンタルも変わるはずです。「川崎フロンターレ育成術」第11回は「リーグの戦い方、トーナメントの戦い方」について、今野章U-18監督に伺いました。
コーチングクリニック 2015年5月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレアカデミーダイレクター)
新体制となって間もないこの時期、指導者が苦心するのは、チームをいかにまとめ、選手・スタッフが一丸となって目標に進むか、ということでしょう。「川崎フロンターレ育成術」第10回は本誌特集企画と連動させ、「チームビルディング」について、後藤静臣アカデミーダイレクターにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年4月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-18トレーナー)
パフォーマンス向上には、トレーニングの積み重ねに加え休養と栄養も欠かせません。コンディションの不調はケガの恐れがあるだけでなく、成長度合いにも関係するでしょう。「川崎フロンターレ育成術」第9回は、引き続きU-18の関智久トレーナーに、成長期のコンディショニングについてお話を聞きました。
コーチングクリニック 2015年3月号より
関 智久(川崎フロンターレ U-18トレーナー)
最近は、育成年代の現場にもトレーナーのサポートが入るケースが増えました。選手としても人間としても成長段階にある子どもたちにとって、トレーナーのアドバイスや関わり方は、自立を促すきっかけの1つでもあります。「川崎フロンターレ育成術」第8回は、U-18の関智久トレーナーにお話を伺いました。
コーチングクリニック 2015年2月号より
高田 栄二(川崎フロンターレU-15コーチ)
当然のことながら、選手たちがスポーツに取り組むときには、「やりたい」という意志、つまり前向きな気持ちがなければいけません。「川崎フロンターレ育成術」第7回は、選手のやる気を引き出し、モチベーションを高く保つための指導のポイントについて、高田栄二U-15コーチにお話しいただきました。
コーチングクリニック 2015年1月号より
佐原 秀樹(川崎フロンターレ U-12監督)
「川崎フロンターレ育成術」第6回は、前回に引き続き「サッカーはサッカーさえやれば伸びるのか?」をテーマに、今回はジュニア年代の指導について佐原秀樹U-12監督に伺いました。サッカー選手としての入り口に立ったばかりの子どもたちの成長のカギは、“子どもの親離れ”と“親の子離れ”のようです。
コーチングクリニック 2014年12月号より
寺田 周平(川崎フロンターレ U-15監督)
「川崎フロンターレ育成術」第5回は、サッカーはサッカーさえやれば伸びるのか?と題し、育成年代における競技場面以外の指導について寺田周平U-15監督に伺いました。トップチームで活躍し、日本代表経験をもつ寺田監督だからこそ、技術・戦術以外にも学ぶべきことがあるとの言葉には説得力があります。
コーチングクリニック 2014年11月号より
今野 章(川崎フロンターレ U-18監督)
「川崎フロンターレ育成術」第4回は、ミーティングのあり方、重要性について、今野章U-18監督にお話しいただきました。次の試合に向けた準備のため、指導者と選手のコミュニケーションのためにミーティングは欠かせません。その実施方法は様々ですが、今野監督はどのように捉えているのでしょうか――?
コーチングクリニック 2014年10月号より
後藤 静臣(川崎フロンターレアカデミーダイレクター)
「川崎フロンターレ育成術」第3回は、試合において結果と内容のどちらを重視するのかについて、後藤静臣アカデミーダイレクターにお話しいただきました。年代が上がるにつれて勝利を求めるパーセンテージも高まりますが、結果にこだわりすぎてもいけません。また、指導者や保護者が試合に対してどういうスタンスで臨むかも、重要な鍵を握っているといえそうです。
コーチングクリニック 2014年9月号より
長橋 康弘(川崎フロンターレU-18コーチ)
「川崎フロンターレ育成術」第2回は、状況把握・状況判断の重要性について、川崎フロンターレU-18の長橋康弘コーチにお話しいただきました。その時々でさまざまな状況に直面するサッカーではもちろん、そのほかの競技でも状況把握力・状況判断力は欠かせないもの。これらの能力を養い向上させていくためのヒントを、指導者そして保護者に向けてアドバイスします。
コーチングクリニック 2014年8月号より
1987年創刊のスポーツ指導者のための指導力向上マガジン。
心技体の向上に役立つスポーツ医科学情報をベースに、食育、感性学、遊びプログラム、さらにはメディアトレーニングなどに至るまで、指導者が知っておきたい知識と情報が満載!
B5判・毎月27日発売