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  • ピックアッププレイヤー 2017-vol.09 / 中村憲剛×大西卓哉 対談「夢をカタチに。」前編

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中村憲剛×大西卓哉

夢をカタチに。

中村憲剛×大西卓哉 SPECIAL TALK 前編

構成:原田大輔 写真:大堀 優(オフィシャル) 写真提供:JAXA他

edited by Harada, Daisuke photos by Ohori,Suguru (Official) / JAXA / etc.

昨年8月16日に等々力陸上競技場で行われた『宇宙スター☆ジアム』にて、宇宙にいた大西卓哉宇宙飛行士と地上にいた中村憲剛選手は交信を行った。
あれから1年──今度は地上にて再会したふたりが、当時のイベントを振り返りつつ、中村憲剛が、大西卓哉宇宙飛行士の宇宙活動や宇宙での生活に至るまで素朴な疑問に斬り込む。前後編に及ぶ前編では、宇宙飛行士とサッカー選手という重責を背負う仕事を全うするふたりが、プレッシャーに打ち勝つ方法を語る。

「サポーターの方たちからの大声援は他のクルーも驚いた」 大西卓哉

 昨年8月16日に、川崎フロンターレは等々力陸上競技場にて『宇宙スター☆ジアム』のイベントを開催しました。その際に、宇宙飛行士としてISS(国際宇宙ステーション)で活動されていた大西卓哉さんと、スタジアムにいた中村憲剛選手は交信を行いましたよね。イベントのときは、宇宙と地球での対面でしたが、実際にお会いするのは、今回が初めてですか?

中村憲剛(以下中村)「(大西さんと目を見合わせて)いや、違うんですよね」

大西卓哉(以下大西)「実は1カ月くらい前にお会いしているんですよね。それも偶然に」

中村「たまたま家族とプライベートで、ここ(JAXA東京事務所)を訪れて、展示スペースを見ていたんですが、そうしたら……なんと!」

大西「私もたまたま東京で仕事があって、ここに来ていたんです」

中村「スタッフの方が、僕に気づいてくれて、『今、大西さんがいらっしゃるから』と言って、声を掛けてくれたんです。まさか、こっちは、大西さんがいるとは思っていなかったので、あのときは本当にビックリしました」

大西「それはお互いさまですよ(笑)。私もまさか、ここに中村選手が遊びに来ているとは思いませんでしたから」

中村「偶然お会いする確率なんて、天文学的な数字ですよね。僕がJAXAの見学に来たのも、すべてはあのイベントがきっかけなんです」

大西「偶然お会いした際も少しお話ししましたけど、そうおっしゃっていましたよね。あのイベントをきっかけにお子さんが宇宙に興味を持ってくれたとか?」

中村「そうなんです。実は、僕がいないときにも、家族はすでに一度、ここに来ているんです。その話を妻から聞いて、僕も行ってみたいと見学に来てみたら、大西さんにお会いできた。本当にあの再会には驚きました」

 運命的ですらありますね。それだけ昨年のイベントが大きかったということで、当時のことを少し振り返ってもらえたらと思います。確かイベント当日の等々力競技場は大雨でした。

中村「信じられないくらいの大雨でしたよね。イベント当日は、この悪天候で宇宙と交信できるのだろうかと心配になりました。今思えば、衛星通信なので、天候は関係ないのですが、それくらい不安になりました」

大西「私も天候が悪いということは事前に聞いていたのですが、実際にそれを知ったのは、のちのちイベントの映像を拝見してからなんです」

 スタジアムのスクリーンにはISSにいる大西さんの映像が映し出されていましたが、宇宙にいる大西さんのもとには音声しか流れていなかったんですよね?

大西「そうなんですよ。私は音声だけだったので、地上の様子は全く分からず、どれくらいの方がスタジアムにいらっしゃるのかを知る余地がなかった。でも、最後にサポーターの方たちから、宇宙にいる私にエールをいただいたのですが…… イメージしていたよりも大きな声が響いたので、本当に感動しましたね。仲間の宇宙飛行士たちも作業をしながら、イベントの音声を聞いていたのですが、あとから『すごいことになっていたな』と驚かれたほどです」

中村「あれは本当に感動的でした。悪天候の中、3000人以上の方が集まってくれましたからね。あの日は僕もどこか夢見心地でした」

大西「イベントでは子どもたちから質問を受けましたが、子どもの発想というのは本当に興味深いですよね。私たち大人が考えることとはちょっと違っていて、ユニークな視点をたくさん持っていました」

 その中で最も突拍子もない質問をぶつけたのが……。

中村「僕ですか?(笑) ひとつは、宇宙飛行士とのチームワークについてという真面目な質問でしたよ。ふたつ目

は……」

大西「無邪気な質問でしたね(笑)」

中村「『UFOや宇宙人はいると思いますか?』ですよね。しかも、その質問に対しても、大西さんは真摯に答えてくれましたよね。ただ、その答えが『宇宙人を見ても、公には言うなと言われています』ということだったので、逆にその発言をしてしまって大丈夫かと心配になりました」

大西「あっ、あれは冗談なんですよ(笑)」

中村「えっ、冗談だったんですか? 大西さんは真面目な方なので、ついつい本当に、NASAやJAXAから、そう言われているのかと信じてました」

大西「私もあとで『冗談です』って言っておけば良かったなって反省しました。あの発言は全くの冗談で、そんな指示はありません(笑)」

中村「なんだ〜。思いっきり勘違いしてました。でも、ここで誤解を解くことができて良かったですね(笑)。みんなに、あれは大西さんのジョークだったと、ここで伝えておきましょう!」

夢をカタチに。中村憲剛×大西卓中村憲剛×大西卓哉 SPECIAL TALK 前編

 大西さんは約4カ月間、ISSに滞在されましたが、宇宙でのミッションや生活についてのお話も聞かせてもらえればと思います。

中村「いきなり聞いちゃいいますけど、率直に怖くないんですか? 僕は閉所恐怖症ということもありますが、宇宙空間で何かが起こっても逃げられないじゃないですか?」

大西「確かに逃げられないですね(苦笑)。でも、私がもともと楽観主義なのかもしれないですが、自分の感覚としては、飛行機に乗っているのと似ていますね。飛行機も(飛んでいるときは)壁を一枚隔てて外に出れば、普通には生きていけない空間じゃないですか。それと一緒で、宇宙環境にいるときも、特に意識はしていないですね。まあ、逆に言うと、意識してしまうと、やっていられなくなるということかもしれません」

中村「もし、自分だったらと考えると……やっぱり怖くなります。だからこそ、気になるのですが、壁を一枚隔てた外が、宇宙空間というのはどんな心境なんですか?」

大西「不思議ですよね。たまにそういったことを考えるときもありましたけど、怖いというよりは不思議という感覚です。朧気に『この外は宇宙空間なんだよな』みたいな(笑)」

中村「それはやっぱり慣れですか?」

大西「慣れですね。ISSにいる間は、宇宙にいることが日常というか、普通の生活になるので、今度は地球に帰ってきて、また新しい環境に慣れるプロセスというのが大変になります。一度、宇宙に行って戻ってくると、環境が大きく変わるので」

中村「まさに激変ですよね。何てったって、宇宙では身体が浮きますもんね!(笑)」

大西「地球に戻ってきてから、地上での生活に慣れるのにも、やはり時間がかかります。ただ、そこで人間の身体がすごいと感じたのは、ちゃんと順応するんですよね」

中村「それってすごいことですよね。逆に宇宙での生活では、どこが苦労しましたか?」

大西「移動ですね。ISSはかなり大きな施設で、その中をスイスイと泳ぐように自由自在に動いていくイメージでいたのですが、これがなかなか難しい。どこかに手を引っ掛けて、自分の身体を押し出して、その勢いでスーッと移動していくのですが、最初はどの方向にどの程度の力で押し出せば、思うように身体が進むのかという感覚がつかめない。だから当初は、天井に頭をぶつけてしまったり、真っ直ぐ進めず壁に激突しそうになったりと、失敗ばかりでした。慣れるのに2カ月くらいかかりましたからね」

中村「2カ月も!?」

大西「はい(笑)。しかも、その姿を地上にいる管制チームにカメラで見られているので、結構、格好悪いんですよね。彼らは、新しいクルーがISSに行くと、そうした姿を見るのが楽しいと言って笑っていましたけどね」

中村「ちょっと意地悪ですね(笑)。素朴な疑問なのですが、宇宙空間ではトイレも大変なのではないですか?」

大西「トレイは大変ですね。宇宙では座るという行為が難しいんです。トイレには便座があるのですが、座ろうとすると、押し返されてなかなか座れない(笑)」

中村「この際だから聞きますけど、小便は?」

大西「ホースみたいなものがあるので、そこにすると、掃除機みたいに吸い込んでくれるんです。それは大も一緒ですね」

中村「大も一緒なんですか! ちなみに、そのホースというのは共同ですか?(笑)」

大西「共同ですよ。あっ、ただ、使ったら綺麗に拭きますよ、もちろん!(笑)」

中村「なるほど、拭くんですね(笑)。イベントのときも子どもから『宇宙ではおしっこを飲むと聞きましたが本当ですか?』という質問がありましたよね」

大西「ありましたね。これが飲むんですよね。もちろん、綺麗に浄水してですけどね。宇宙では、地球で当たり前にできることが難しい一方で、地上ではできないようなことが簡単にできることもあったりする。そこがまた、面白いんですよね。慣れれば、指1本で物も動かせるし、本当にわずかな力で自分も移動できてしまう」

中村「地上と宇宙では、全く固定概念が違うということですよね」

大西「だから、宇宙飛行士の間では、地上に戻ってきたばかりのときには、『高価な食器は持つな』と言われています」

中村「あっ、分かった! それは落としちゃうからですね」

大西「そうです。宇宙環境だと、食器が浮くので、戻ってきたばかりのころは、ついついその癖で、食器から手を離してしまうんですよ。すると……」

中村「当然、落ちますよね(笑)」

大西「そうです。割れますよね……(笑)」

中村「あとは、宇宙から地球に戻ってくると、筋力が落ちると、よく聞きますけど、実際のところはどうなんですか?」

大西「筋力はそれほど低下しないですね。どちらかと言えば、私はパワーアップして帰ってきたくらいです(笑)。普段はそれほどトレーニングに励むほうではないのですが、宇宙にいるときは、人生で一番、運動していましたからね。だから、地上に戻ってきたときには、バランス感覚は多少なくなっていましたけど、筋力自体は強化されていたくらいです(笑)」

「何回も失敗と成功を重てね自信を作っていくんだと思う」 中村憲剛

 宇宙に滞在していた約4カ月間で、達成感を感じた瞬間はありましたか?

大西「いっぱいありますね。その中でも、特に印象に残っているのは、小さなミッションなのですが、ISS内にある『きぼう』(日本実験棟)で1カ月間、小動物を飼育するというものがありました。それは日本としても初の試みで、出発前から専門家の方たちが試行錯誤しながらも、ミッションの手順を考えに考えてくれたものでした。私は現場で、その手順どおりに作業を進めたのですが、想定外のことがいくつも起きて、なかなかうまくいかなかった。それでも地上のスタッフたちと、一つひとつ確認し、相談しながら、なんとか30日間、飼育してきたんです。そして、いよいよ地球に、そのマウスを送り返す日がやってきた。その作業は、まさに分刻みのスケジュールで、例えば私が、マウスを帰還用の宇宙船に移すのに時間が掛かってしまおうものなら、ミッションは失敗してしまうわけです。ヘタをすれば、宇宙船自体のアンドッキングや切り離しが遅れる可能性もあるかもしれない。もしくは、30日間、飼育してきたマウスが取り残される可能性もあった。それだけに、本当にものすごいプレッシャーの中で、私は作業をしたのですが、何と最終日はとてもスムーズにできたんです。それまでは連日、苦労の連続だっただけに、ミッションが終わったときには、みんなで協力しながらやってきた成果が報われたという達成感が込み上げてきました。だから、地上のチームと音声で話しているときに、『今日のタスクがこんなにもスムーズにできたのは、本当にみなさんと僕との努力の結晶だと思います』という感謝の言葉を伝えたんですね。そうしたら、管制室の中から自然と大きな拍手と歓声が沸き起こった。その声をヘッドセット越しに聞いたときには、それはもう感動しましたよね」

中村「話を聞いているだけでも感動するというか、鳥肌が立ちますね」

大西「一人ひとりがそれぞれのポジションでベストを尽くしたことが、最高の結果をもたらすということを、改めて感じましたよね」

中村「大西さんが担ったプレッシャーは、それはもう、途方もなかったと思います」

大西「プレッシャーはありましたね(苦笑)。それだけでなく、一つひとつの実験や研究は、多くの人たちが時間を費やし準備してきてくれたもの。かつ、そこには莫大なコストも掛かっている。それを考えると…… サッカーでいえば、自分のミスひとつで、試合を台無しにしてしまう可能性もあるわけじゃないですか。例えば、PKとかもそのひとつですよね。ミッションは、きっとPKを蹴るような感覚だと思います」

中村「いや、それ以上のプレッシャーが掛かっていると思いますよ(苦笑)。確かに宇宙飛行士もサッカー選手も、プレッシャーを感じる職業ではあると思います。僕らの場合も、GKからDF、そしてMFからFWへとパスをつないで、ゴールを目指していくというところはある。そのゴールを奪うために、それぞれが各ポジションでベストを尽くすという点においても、共通しているところはあるかもしれませんね。ミッションを達成したときに、大西さんが感動したように、だからこそ、僕らもゴールが決まったときには感動するんだとも思います」

大西「(しみじみと)そうですよね。ところで、PKを蹴るときは、やはり緊張しますか?」

中村「僕はプロになってから、ほとんど蹴ったことがないんですよ。ただ、1度、日本代表でPK戦を蹴ったことがあるのですが、めちゃめちゃ緊張しましたね」

大西「やっぱり、するんですね……」

中村「実際、自分が決める、外すというのは、自分の中では、それほど大きいことではないんですよね。ただ、そのバックグラウンドとして、自分が背負っているものを感じるんです。自分のひと蹴りが、みんなに歓喜をもたらすこともあれば、絶望に落とす可能性もあるわけで……あのプレッシャーは、正直、蹴ったことのある人にしか分からないと思います。大西さんが言ったように、1匹でもマウスを送り返せなかったら、たくさんの費用と努力してきた人たちの思いを無駄にしてしまう可能性がある。それと自分のプレーが全く一緒だとは思えないですけど、僕の後ろにもいろいろな人たちの思いがある。そういう意味では、大西さんのひとつの仕事と、自分のひと蹴りは一緒なのかもしれない。だから、きっと、管制室から自然と沸き起こった拍手というのは、選手がゴールを決めてスタジアムが『ワーッ!』ってなるのと同じなんだとも思いましたね」

 それで言うと、お互いにそのプレッシャーと向き合わなければならないわけですよね。そのプレッシャーは怖くはないのですか?

大西「怖い…… 怖いですね」

中村「僕もそう思うときはありますね」

大西「失敗したときのことを想像しますね」

中村「僕も…… しますね」

 その重圧であり、プレッシャーに打ち勝つ方法とは?

大西「人間なので、誰しもが怖くもなりますし、不安にもなると思います。ただ、自分の経験上、そのとき、自分を奮い立たせたり、支えてくれるのは、サッカーで言えば、練習になるのではないですか?」

中村「きっと、そうですね」

大西「私たち宇宙飛行士で言えば、それは訓練になります。ずっと厳しい訓練を受けて、宇宙に行ったので、最後には、『あの厳しい訓練をやってきたんだ』という自信みたいなものが、自分を支えてくれている気はします」

中村「(うなずきながら)あ〜、いい話を聞かせてもらってるわ〜(笑)。本当にそうだと思います。宇宙飛行士の方は、何回も宇宙に行けるわけではないと思いますけど、僕らは何回も、何回も、練習と試合を繰り返し、何回も失敗と成功を重ねてきている。僕自身、何百試合と公式戦を戦ってきていますけど、その成功体験と失敗体験が自信を作っていくんだと思います。それこそ、プロになったばかりのころは、試合のたびに緊張してましたからね」

大西「やっぱり、若手選手のころは緊張したんですか?」

中村「しましたね〜。そこまで自分に実績がないですし、練習や試合でもやり込めていない。だから、自信よりも、ミスしたらどうしよう、失敗したらどうしようという不安のほうが大きかったんです。そういうときって、やっぱり良いプレーはできないんですよね」

大西「その感覚、分かるような気がします」

中村「そうした中でも、少しずつ自分に打ち勝って、ちょっとずつゴールだったり、アシストなりでチームの勝利に貢献できるようになると、自分に自信が持てるようになっていくんですよね。それで自信が持てると、グワッと伸びる。大西さんでいえば、それが厳しい訓練で、その訓練での成功体験が、宇宙でも自分を支えてくれたということですよね?」

大西「全く同感ですね。例えば、ISSに補給船がやって来るとき、補給船は自動で宇宙ステーションにドッキングすることができないので、10mくらい前で静止するんですね。その静止している補給船を、宇宙飛行士がロボットアームというクレーンみたいなものを操作してつかみに行くんです。だから、成功させるには、こちらの技量とスキルにかかっているわけです。百億円といった費用が掛かっている補給船の命運が、ですよ。そのプレッシャーたるや……」

中村「数字の桁が違いすぎます(笑)」

大西「そうなんですよ(笑)。そのために、訓練ではどういうことをやっているかというと、私たちは画面上で、宇宙空間を暴れまくっている状態の補給船を、ロボットアームを操作してつかみに行く練習をするんです。ところが実際は、ほとんど補給船は動かず、ピタッと静止しているわけですよ。だから、本番の操作というのは、訓練と比べると、非常に簡単なのですが、違うのは、それが本番だというプレッシャーですよね」

中村「それだけ、本番でより正確にできるように、訓練では負荷をかけているということですよね。僕らが練習で厳しいトレーニングをするというのに通じるところがありますね」

大西「やっぱり、そこも似ているところがありますか?」

中村「ありますね。ただ、試合は90分間あるので、それ以上の負荷がかかる練習というのは、なかなかないですけどね(笑)」

(後編につづく)

profile
[おおにし・たくや]

東京大学工学部卒業後、全日本空輸株式会社入社。2009年2月、JAXAよりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜される。同年4月JAXA入社。ISS搭乗宇宙飛行士訓練を経て、2011年7月、油井亀美也、金井宣茂とともにISS搭乗宇宙飛行士として認定される。2016年7月~10月、ISS第48次/第49次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに約113日間滞在。滞在中は、日本人初のシグナス補給船のキャプチャを遂行。「きぼう」船内に新たな利用環境を構築するとともに、JAXAの利用実験活動を実施した。

1975年 東京都生まれ

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